• 投稿日:2025/03/04
  • 更新日:2025/09/29
お酒を飲まない選択 健康への効果

お酒を飲まない選択 健康への効果

チャリ@ワイン&おもてなしホテリエ

チャリ@ワイン&おもてなしホテリエ

この記事は約9分で読めます
要約
私は元々お酒が強くなく、仕事上の付き合いで飲酒をしていました。仕事上お酒を扱っていた事もあり、特に飲酒に対する不快感は無かったのですがコロナをきっかけに考え方を改めました。勿論嗜好でお酒を召される方を否定するつもりは有りませんが考え方の一つとしてご参考にして頂ければ幸いです。

はじめに

私が完全に飲酒を止めたのが2022年5月、現在まで2年10ヶ月が経ちました。今では飲みたいという気持ちは全く起きず、むしろ飲んだ後の体調不良を心配して飲みたくないと思ってしまう状態です。元々お酒は強くなかったのですが、社会人となり付き合いで飲まざるを得ない状況に置かれ、ある程度耐性が出来たのか人並みには飲める様になっていました。しかしコロナウイルスの蔓延により飲み会自体が無くなった事がきっかけとなり、飲む機会が次第に減少し、最終的に完全に飲酒を止めました。現在に至るまでの心境の変化、お酒を飲まない選択についての私の考えについて申し上げます。※お酒を好きで飲んでいる方にとっては反感を買う様な内容となってしまうかも知れません。あくまで私の考えとして何卒ご容赦下さい。

きっかけはコロナウイルスの蔓延

2020年春、新型コロナウイルスの蔓延が始まり感染防止のため居酒屋等飲みの席を自粛する風潮が広がりました。政府の指導に従い職場での飲み会の開催を自粛する様に周知され、付き合いで飲み会に行く機会がぱったり無くなりました。それと同時に私の仕事が料飲サービス業であったため、仕事がめっきり無くなり感染防止のために自宅待機・在宅勤務の機会が増えました。当初は飲酒の習慣が抜けきれず、自宅で夕食後に晩酌をする生活を送っていましたが自宅に居る事が多くなった事から見始めたユーチューブでたまたま見かけたアルコールが及ぼす体に対する悪影響(確か中田敦彦さんのチャンネルだったと思います)を知った事により、アルコールに対する知見をもっと広げたいと思う様になり情報収集・学習を進めました。

情報源が新聞・テレビからインターネットに移行した影響

そもそも私はアルコールが及ぼす体に対する悪影響について、詳しく聞いたことが無くむしろ酒は百薬の長という言葉や養命酒などの健康促進のためのお酒の存在、赤ワインのポリフェノールの効果などの情報から酒は体に少なからず良い影響が有るものだと思っていました。アルコール依存症という病気が有ることは知っていましたが過度に飲みすぎた人がかかる特殊な病気だと思い込んでいました。日本には4大アルコール飲料メーカー(アサヒ・キリン・サッポロ・サントリー)が日本経済の一翼を担っており、古くから存在する日本酒・焼酎の酒造メーカーが全国各地に存在します。もはや酒類は日本人の生活に根付いており、あからさまにその悪影響を新聞やテレビで取り上げる事は出来ないのではないかと推測されます。テレビ局・新聞社の経営はアルコール飲料メーカーも含めた企業からの広告収入で成り立っています。(タバコについてはその悪影響がテレビ・新聞などで取り上げられているのにお酒は何故?と思ってしまいますがやはり経済活動における割合の大きさが影響しているのではないかと思います)政府もアルコール飲料メーカーの販売する酒類の酒税が大事な財源の一つとなっております。しかし時代の流れにより昨今情報源が新聞・テレビからインターネット(ウェブサイト・Youtube等)に移行しました。インターネットは非常に自由度の高いメディアであり、経済界の影響などを考慮する必要が無く広告収入を気にせず自由に発信する事が出来ます。Youtubeのチャンネル制作者は視聴者に訴求する有益な情報を検閲される事無くダイレクトに届けることが出来ます。(良い時代になりましたね)今までは専門的な医学書など書籍によってでしか得られなかった情報にもインターネットを介して容易に検索・アクセスできる様になりました。

医学的見地から見た酒類が体に及ぼす影響

アルコールは肝臓でADHの働きによりアセドアルデヒドに分解されます。更にALDHの働きにより酸化され酢酸となり酢酸は体内で水と炭酸ガスに分解され体外へ放出されます。1段階目で生成されたアセドアルデヒドは人体に対して有害物質であり、頭痛・吐き気の原因となります。一時的とはいえ体内に有害物質が発生することは少なからず体に負担がかかる事となります。更に肝臓の働きで2段階の工程を経て無毒化している事から肝臓に負担をかけて分解する事となります。医学的見地から考えると人という生き物は生命維持活動のため経口で水分や栄養分を接種しエネルギーに変換しているのですが、アルコールを体内に入れてしまうと分解・無毒化のために肝臓でエネルギーを使って分解しなければならず、言い方は悪くなりますが無駄にエネルギーを使いかつ毒を生み出すものをわざわざ経口で体内に摂取している事となります。その代償として得られる事がアルコールが脳内を回った際の酩酊感、精神的にリラックスした状態になるなどといった所でしょうか。体に負担をかけて余分なエネルギーを消費してまで得るメリットは無いのでは?と思ってしまいます。

酒類は合法ドラッグである

更に酒類は依存性が有りドラッグ(薬物)に含まれます。「酒はドラッグ(薬物)」といった表現はテレビや新聞などではほとんど見かけないのですが医学的見地から見ると違法薬物と同じドラッグの扱いとなります。本来依存症になるリスクを充分理解しなければならない物であり違法薬物と同じ様に摂取し始めて習慣になると容易には止められない物である事を分かった上で摂取をすべきです。実際自分の事を思い返せば元々お酒が強くなかったのに付き合いで飲まざるを得ず、飲んでいるうちに飲めるようになり気づいたら習慣化していました。

お酒に依存しないために 置き換えが重要

気分転換・リラックスはお酒に頼らなくても他の物で置き換えられます。それは人によるとは思いますが、私は気分転換に自転車に乗るなど体を動かす事、お風呂に入って汗を流す事、お風呂上がりにビールの代わりに炭酸水・アイスクリームなどを食べる様にしています。日中であればコーヒーを淹れて飲んだり、好きなYoutube動画を見たりPCで好きなボードゲームで遊んだりするのも良い気分転換になりますね。筋トレなども気分転換になりますよ。お酒には酔うことで現実から逃避する効果が少なからず有るかと思いますが、私の場合自転車に乗ったり筋トレをしたりしている間は気持ちが体を動かす事にコミットするので一時的に現実を忘れる事が出来ます(笑)

実際私もいきなりスパッとお酒を止めた訳ではなく徐々に量を減らして最終的には飲まなくなりました。最初は毎日の晩酌の回数を曜日を決めて減らし、炭酸水とアイスクリーム等に置き換える事から始めました。そのうち晩酌をする事も無くなり、キャンプなど特別な時のみ飲んでも良いというルールでしばらく続けていましたがもう大丈夫かなと思い、2022年4月のお花見キャンプを最後に飲むのを止めました。コロナ禍で職場の飲み会が全く無くなった事も良い環境でした。

お酒を止めたことによるメリット

まず第一に毎晩の晩酌でお酒を用意する必要が無くなった事。お酒代も毎日となりますと結構な出費となります。お酒に合わせておつまみも、となりますと1日当たりの食費が嵩みますね。外出している際にも飲まなくなりましたので外食費も抑えられていると思います。

やはり健康に対するメリットも大きいです。晩酌していた頃は夕飯の後あるいはお風呂の後晩酌の時間を取っており必然的に睡眠時間を削っておりました。またアルコールの影響でじっくり睡眠が取れず翌朝も飲み疲れが残った状態で目覚めていたと思います。飲まなくなった事により、寝起きが良くなり朝の体調もすこぶる良いです。お酒を飲まなくなり気分転換に運動をしていますのでBMI値(体格を示す値)も良好になりました。

朝の時間を有効に使う事が出来るようになりましたのでお酒を止めた当時は簿記2級の勉強に朝の時間を充てていました。お陰で資格取得をする事が出来ました。その後もFPやTOEICなど勉強の時間に有効活用しています。また平日朝6時よりZoomで開催されている英語のオンラインミーティングにも仕事で参加できない時を除いて継続して参加をしています。夜についても夕食後の時間が有効に活用できますのでZoomのピラティスやオンラインボードゲーム会などに参加しています。

外出時の移動手段についても飲酒をしなくなった事により遠距離でない限り好きな自転車で移動する事が出来ています。自転車移動は体を動かす事も出来ますし交通費の節約にもなりますのでとてもおすすめです。

思い返すとお酒による弊害は健康面だけでなく多岐に渡っていたとつくづく思います。飲まなくなった事による使える時間の増加はとても大きいと感じていて今後も有効に活用していこうと考えています。

最近ではより健康意識が高まり、食べるものにも気を遣うようになりました。お酒だけでなくできれば体にあまり良くないものは摂取したくないなという思いが強まり、摂りすぎがあまり良くない物も程々にする様にしています。人の身体はは食べた物で作られますのでそこは意識したいですね。

お酒を止めたことによって困った事(デメリットではない)

お酒を止めたことにより困った事を書きます。

親族から「何で?」という目で見られました😅色々と詮索されましたが今では落ち着いています。意外と職場等では普通にやり過ごしています。考えたら元々飲み会に来ていてもノンアルコールで通している人が結構居ますね。

お酒の席には行きづらくなりました。飲まないのに行ってもどうなのかな?と思い、特に行かなければならない席を除いてはお断りする様にしています。結果外食の機会はかなり減りました。リベの飲酒を伴うオフ会にはほぼ参加していないですね。リーズナブルな居酒屋での飲み会では料理がメインでは無いため飲酒をせずに料理のみで楽しむことがやや難しいかなと感じてしまいます。(どうしても定番のジャンクフードが中心になってしまうので😥)

これは私の場合ですが、元々ソムリエをやっていた事があり、「ワイン好きで飲める人」と見られる事が多々有ります。リベでワインにまつわるオフ会を開催したりしていますが私は「飲めないソムリエなんです」と説明し専らサービスする方に専念しています。😅

むすびに

以上、お酒を飲まない選択について色々と書き綴ってしまいましたが最初にお断りした通り私は飲酒される方を否定する気持ちは全くございません。日本では飲酒する事は法で認められており、古くからの日本酒・焼酎の酒造文化・歴史も有ります。飲酒をしない選択に至った経緯、それによる効果を共有したかっただけです。ご参照いただきどう捉えるかは読んだ方によるものだと思います。ご精読ありがとうございました🙇‍♀

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    会員ID:ErhBE1z9
    2025/03/04

    ありがとうございます。 私も、中田敦彦のYouTube大学で見ました❗身体にそんなにも?と思い、一時的にアルコールを飲まない選択をしていましたが、今はまた飲んでいます。 ただ飲む量はさすがに減らしましたが、何でも程々で、みたいな感じです。

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