- 投稿日:2025/03/25
- 更新日:2025/10/05
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私は大学で文章の書き方を教える仕事をしています。
リベの皆さんからは
👥「自分の文章が伝わらない…」
👥「もっと分かりやすく書きたいんだけど…」
などのお悩み相談を受けます。
メール・SNSなどでのコミュニケーションや
ビジネスの場では、わかりやすく伝える力が求められます。
今回は、段落構成に重要な
✅「中心文」と「支持文」の使い方
について説明したいと思います。
1. 読みやすい段落構成とは?
一文ずつで見れば分かりやすくても、まとまった文章となると読みにくいことがあります。
ここでは、段落という単位で、読みやすさを考えてみたいと思います。
🐰:みなさんは、
「中心文」「支持文」という言葉を
聞いたことがありますか?
留学生にこう聞くと「子どもの頃に学んだよ」
という人が多いのですが、
日本ではあまり教えられていないようです。
2. 「中心文」と「支持文」の役割
🔸 中心文(トピックセンテンス)とは
段落の要点を示す文です。
この段落で「何を伝えたい」のか
はっきりと分かるように書きましょう。
🔸 支持文(サポートセンテンス)は
中心文をサポートする具体的な説明や
例や、理由などを示す文です。
これにより、読み手は「なるほど!」と納得しやすくなります。
3. 「中心文」と「支持文」の具体例
つぎに、中心文と支持文の具体例をあげます。
私の長所は、コミュニケーション能力があることです(中心文)。初めて会った人とも、緊張せず話すことができますし、すぐに打ち解け、仲良くなることが多いです。でも、おしゃべりな人というわけではなく、相手の話にじっくり耳を傾けることを心がけています。「安心感があるので、〇〇さんと話しやすい」と言われることもよくあります。また、仕事の場面でも、周りの人の意見に耳を傾け、協調性を持って働くことが得意です。
テーマ「自己紹介」 日本語とんとん作例
一文目の太字で示したのが「中心文」です。
この文以外はすべて「支持文」です。
このように、支持文は、中心文を説明する役割を担っています。
支持文は中心文に関係があること(長所=コミュニケーション能力があること)だけを書くようにします。そうしないと、すっきりした文章にならないのです💡
多くの場合、中心文は段落の冒頭にもってくると書きやすくなります。
あるいは、まとめとして、段落の最後に置くこともできます。
4. Webライティングの段落構成はどうするか?
段落がきちんと作られている本や雑誌などは、
中心文と支持文の関係が分かりやすいですよね。
では、改行が多いタイプのWeb上の文章
(ブログなど)はどうすればいいでしょうか。
私はWeb上の文章でも同じように
「中心文」と「支持文」で段落を作るといい
と考えます。
そして、段落を作ったあとに改行を加えると
視覚的に読みやすいです。
つまり
①中心文と支持文で段落をつくる
②その次に、小さな意味のまとまりごとに区切る
というやり方です。
次に具体的な書き方を説明します。
5. Webライティングの段落構成例
では、先ほどと同じ文章を、改行が多めのWebライティングバージョンに書き換えてみます。
________________________________________
私の長所は、コミュニケーション能力があることです(中心文)。初めて会った人とも、緊張せず話すことができますし、すぐに打ち解け、仲良くなることが多いです。
でも、おしゃべりな人というわけではなく、相手の話にじっくり耳を傾けることを心がけています。「安心感があるので、〇〇さんと話しやすい」と言われることもよくあります。
また、仕事の場面でも、周りの人の意見に耳を傾け、協調性を持って働くことが得意です。
_________________________________________
どうでしょう?
このようなに改行を入れたら、
オンライン上でも読みやすくなると
思いませんか?
6. まとめ:段落の構成の仕方
もし、みなさんが「私の文章、あまり伝わらないなぁ」と感じているなら、まずは、段落内の構成を確認してみてください。
あなたの文章は「中心文を支持文が支える構造」になっているでしょうか?
ここに気をつければ、スッキリとした
読みやすい文章が書けるようになると思います。
もし質問などがありましたら、
お気軽にコメントいただけましたら嬉しいです。
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