• 投稿日:2025/07/05
  • 更新日:2025/10/01
人生は削って進め:マシュー・マコノヒー著『Green Light』前進の哲学

人生は削って進め:マシュー・マコノヒー著『Green Light』前進の哲学

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シロマサル@本の要約:ほぼ土曜日週1投稿

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要約
ハリウッド俳優マシュー・マコノヒーの自伝『Green Light』には、人生を前に進めるための思考法が詰まっている。 本記事では、彼のストイックな生き様と、日常に活かせる4つの哲学を紹介。

初めまして!シロマサルです。

知ることで、人生はもっと楽しくなる!

今回はマシュー・マコノヒー著『Green Light』2020年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。


著者:マシュー・マコノヒー

Matthew_McConaughey_2019_(48648344772).jpg出典:Wikipedia

マシュー・デヴィッド・マコノヒーは、アメリカ合衆国の俳優、映画プロデューサー。

代表作は2014年の『インターステラー』(役名:ジョセフ・クーパー)、2021年の『SING/シング: ネクストステージ』(こちらは主人公:バスター・ムーンの声を担当。ちなみに日本版は内村光良さんが担当している。)


僕らはみんなヘマをする。壁にぶつかり、頭がおかしくなりそうになり、ひどい目に遭い、病み、望んでいるものも手に入らず、”もっと上手にできたらよかったのに””こんなことが起こらなかったらよかったのに”という言葉を何千とつぶやく。

マシュー・マコノヒー著『Green Light』


00000.png✅ 人生に失敗はつきもの。

✅ 余計なものを捨てることで、道が見える。

✅ 自分らしさは、日々の習慣から生まれる。

「グリーンライトを捕まえることはスキルである」

マシュー・マコノヒー著『Green Light』


人生における肯定的なサイン、前進を促す出来事や瞬間を「グリーンライト」と呼び、人生には避けられない困難を「レッドライト」と表現。

困難な状況でも積極性と主体性を見出し、どう対処し、乗り越えていくかが重要だと語る。


マコノヒー流「めげない心」のつくり方

image_fx (9).jpg失敗は、人生が動いているサイン

ヘマをすることは避けられない。だからヘマをすることをラッキーだと思うか、ヘマを少しでも減らせるような方法を見つけるかしよう

マシュー・マコノヒー著『Green Light』

0.png⇒ 失敗を笑える人が、人生を前に進められる。

人生はそもそも不安定で、将来がどうなるかは誰にもわからない。

だからこそ、「自分の期待通りになる」と思い込むことは間違っているという。

どんな成功者にも失敗はつきもの。

ただ、そう見えないように隠したり、気にしていないだけである。

著者は「ヘマ」を喜劇として受け入れる視点を持つことで、心を軽くし、挑戦を継続してきた。

マシュー・マコノヒーは自分の一番の武器を、一言で「ユーモア」だと語る。


削ぎ落としが「自分らしさ」を引き出す

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自分を知るための最初のステップは『自分はどういう人間なのか』を考えることではなく、むしろ『自分はどういう人間ではないのか』を考えること。
削ぎ落としていくプロセスなのだ。
多すぎる選択肢が、私たちを暴君にしてしまうから、自分らしさを損なう余計なものを、僕らは毎日排除しなければならない。

マシュー・マコノヒー著『Green Light』

0.png⇒ 選ばないことで、本当に大事なものが見える。


自分を知るには、「自分ではないもの」を見極めることから。

日々の選択肢を減らすことで、本質的な人生が浮かび上がる。

「削ぎ落とすという行為はハードだ」とマコノヒーは語るが、毎日が寂しくなるくらいまで削ることができたとき、ようやく本当に必要なものがあなたの部屋を訪ねてくるという。


0000000.png296.pngオリバー・バークマン著『限りある時間の使い方』

_12356.png全てのボールを持ち続けるのではなく、どれを落とすかを選ぶことで心に余裕が生まれる。

実際、私たちは自然と行っているのだ。

ただし、目先のボールを抱えこみやすい。

私たちは、難しい選択を迫られていると受け入れなければならない。 それは、どのボールを落とすのか、ということだ

オリバー・バークマン著『限りある時間の使い方』


制限と境界線が、逆に自由をくれる

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僕らは、制限や境界線や重力や抵抗があるから、秩序を保っていられる。
秩序は責任を作り出す。
責任は判断を作り出す。
判断が選択を作り出す。
選択の中にこそ、自由は存在する。

マシュー・マコノヒー著『Green Light』

0.png⇒ 境界があるから、選択に意味が生まれる。


制限やルールは人生を息苦しくするものではない。

むしろ秩序と判断を生み、最終的に“選ぶ自由”を得ることにつながる。

0000.png秩序はマイルールのこと。

腹八分目以上食べない。服を一着買ったら一着捨てる。

月の消費額に限度を決めるなど、自分なりの制限を作る。

ストイックすぎる必要はないが、「制限」は「工夫」を生む。

「限られた条件でどうにかする」は「自由だ」というのが著者の考え方である。

⇒ トライ&エラーで勝ちパターンを見出す。

自分なりのルールを確立し、それに従うことが重要である。


本を読むクセが、運命を変える

image_fx (12).jpgマコノヒーは学生時代、友人の部屋でなにげなく『世界最強の商人』という本を手に取り、読みはじめた。

_000.png『世界最強の商人』1968年発行

オグ・マンディーノというアメリカの著者が書いた物語仕立ての自己啓発書。

物語形式で書かれており、主人公の貧しい羊飼いの少年ハフィッドが、幸運にも偉大な商人パトロスから成功のための10の巻物を託され、それを実践していくことで世界一の商人へと成長していく過程が描かれる。

第一の巻物:今日から新しい自分になる

第二の巻物:愛情をもって迎え、愛情をもって去る

第三の巻物:私はやり遂げるまで決してあきらめない

第四の巻物:私は自然の法則を最大限に活用する

第五の巻物:今日という日を精一杯生きる

第六の巻物:私は自分の感情をコントロールする

第七の巻物:私は笑って世界と向き合う

第八の巻物:私は自分の価値を百倍にする

第九の巻物:私はすべてを行動に移す

第十の巻物:神に導きを求める

単なる商売のテクニックだけでなく、人生哲学や心の持ち方に深く踏み込んだ内容が特徴の名著。

名著『バビロンの大富豪』に近いといえばわかりやすいだろうか?

良い習慣を作ろう。そしてその習慣の奴隷となろう

オグ・マンディーノ著『世界最強の商人』

「僕は自分に嘘をつくことが習慣になっていた。僕は映画の学校に行きたいと決意した」

マシュー・マコノヒー著『Green Light』

0.png⇒ 1行の言葉が、人生のスイッチになる。


偶然手に取った一冊が、著者の人生を大きく変えた。

不思議なことにふだんから本に触れていると、今まさに自分のために用意されたようなフレーズに出会える。

求めている情報を察知する力を私たちは持っている。

他者の時間を目いっぱい使って、自分の対話に利用できるのが本である。

「良い習慣の奴隷になろう」という本の一節が、未来を開いたのである。


まとめ

リベシティ用サムネ.png✅ 人生に失敗はつきもの。

✅ 余計なものを捨てることで、道が見える。

✅ 自分らしさは、日々の習慣から生まれる。

「影なしに光を完全に理解することはできない」

マシュー・マコノヒー著『Green Light』


⇒ 自由は、選び取った習慣の先にある


知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。

是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!

見ていただきありがとうございました!😆

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