- 投稿日:2025/05/02
- 更新日:2025/09/29

こんにちは!😃
スプレッドシートの使い方講座、第2回です!
前回の記事はコチラです。
スプレッドシートの使い方① ~はじめてのスプレッドシート:基本操作から入力・計算・書式設定まで解説~
前回の記事では、スプレッドシートの新規作成や入力、簡単な計算、そして文字やセルの色を変える書式設定について学びましたね。
これで、データの入力や簡単な表を作るのはバッチリだと思います👍
今回の記事では、入力したデータの中から、
「必要な情報だけをパッと見つけたい!」というときに絶大な威力を発揮する「フィルタリング」機能に焦点を当てて、じっくりと解説していきます!🔎✨
たくさんのデータを見たときに、もう「うわっ…😫」となる必要はありません!
フィルタリングをマスターすれば、データの中から必要な情報を見つけ出すのが得意になりますよ。💎🗺️
この記事を読めば、フィルタリングの基本から、ちょっと便利な使い方までバッチリ分かります!💪
下記がフィルタを設定しているイメージ画像です。
フィルタの機能をマスターすれば、スプレッドシートがもっともっと便利に感じられるはずですよ!😊
0.練習で使用するサンプルシートのコピー
まず、今回の講座で使用するサンプルスプレッドシートを用意しました。
こちらのサンプルスプレッドシートでなくとも、お手元にあるスプレッドシートでも構いません。
サンプルスプレッドシートを利用する場合は、【コピーを作成】ボタンをクリックしてファイルをコピーしてください。
1. はじめに - なぜフィルタリングが大切なの?
たくさんのデータが入力されたリストや表は、情報がいっぱいで素晴らしいのですが、特定の情報を見つけ出すのは一苦労ですよね。
例えば、
・100件以上の顧客リストから、特定地域に住んでいる人を探したい
・何千行もある売上データから、特定商品がどれだけ売れているか見たい
こんなときに、一つ一つ目で探すのは大変すぎます!😅
そこで登場するのが「フィルタリング」機能です!
フィルタリングを使えば、指定した条件に合うデータが入っている「行」だけを画面に表示し、それ以外の行は一時的に隠す(非表示にする)ことができます。
これにより、必要な情報だけに絞り込まれるので、データがとても見やすくなり、分析や確認が驚くほど効率的になります!🚀
この記事では、この便利なフィルタリング機能を、初めての方でも安心して使えるように、基本から丁寧に解説していきますね。
2. 必要なデータだけを表示!フィルタリング徹底解説!
さあ、実際にフィルタリング機能の使い方を見ていきましょう!🔎
フィルタリング機能の基本をおさらい!フィルタリングは、データの中から「これ!」と決めた条件に合う行だけを表示するための機能です。
※条件に合わない行は一時的に画面から非表示になりますが、データが消えてしまったわけではありません。🛡️
フィルタを解除すれば、いつでも全てのデータが元通り表示されますので、安心して使ってくださいね。
フィルタの設定方法!まずは「じょうご」を探そう!
フィルタ機能を使うには、まずデータ範囲に「フィルタボタン」を表示させる必要があります。
フィルタを設定したいデータが入っている範囲を選びます。
見出し行(項目名が入っている一番上の行)から、データが入力されている一番下の行までをまとめて選ぶのがおすすめです。
A1セルを選択してから、Ctrlキー + A(MacはCommand + A)でも全選択できます。
範囲を選択したら、画面上部のツールバーにあるじょうごのような形をしたボタンを探してクリックしてください。
このボタンがフィルタ機能の「オン/オフ」スイッチのようなものです!💡
フィルタが適用されると黒色、解除されると白色になります。
または、メニューバーの「データ」をクリックし、表示されるメニューの中から「フィルタを作成」を選んでもOKです。
フィルタが設定されると、選んだ範囲の見出し行に、それぞれ下向きの小さな矢印(▼)がついたボタンが表示されます。
この下向き矢印のボタンが「フィルタボタン」です!
これが表示されたら、フィルタリングの準備は完了です。🎉
フィルタの使い方(基本的な絞り込み - 「値でフィルタ」)
フィルタボタンが表示されたら、いよいよデータの絞り込みです!
まずは一番簡単な方法から。
先ほどご紹介したサンプルデータ(名前、会員区分、年齢のリスト)を例に説明します😊
絞り込みたい項目(列)の見出しについているフィルタボタン(▼)をクリックします。
例:「会員区分」の▼ボタンをクリックしてみましょう。
設定画面のようなものが表示されます。
ここに、その項目に入力されているデータのリストが表示されるはずです。(例:「トラ🐯」「パンダ🐼」「イルカ🐬」…といった会員区分のリストが見えると思います)
このリストを使って、表示させたいデータの横にあるチェックボックスだけにチェックを入れます✅
例えば、「パンダ🐼」のデータだけを見たい場合は、「パンダ🐼」以外のチェックを外します。
リストにある「クリア」を押して全てのチェックを一度外してから、「パンダ🐼」だけにチェックを入れると効率的ですよ。
そうすると、下記のようにパンダ会員だけが表示されるようになりました。
フィルタが有効になっているときは、画像のように切り替わります。
もし、お使いのスプレッドシートで「あれ?思った以上に表示が少ないな?」と思った場合は、このフィルタがかかっていないかをチェックしてみてください。
複数の条件を選びたい場合は、表示させたいデータのチェックボックスを複数チェックすることも可能です。
(例:「パンダ🐼」と「トラ🐯」の両方にチェックを入れる)
設定が終わったら、画面の下の方にある「OK」ボタンをクリックします。
これで、選んだ条件(この例では「パンダ🐼」)に合うデータが入っている行だけが画面に表示され、他の行は非表示になりました!😲
これが、フィルタリングの基本的な使い方「値でフィルタ」です!🙌
フィルタを戻したいときはどうするの?
フィルタをONにした後に全てのデータを再表示したいときは、「すべてを選択」をクリックしてチェックマークがついたことを確認し、OKをクリックします。
そうすると、元の全てのデータが表示されます。
条件でフィルタリング
基本的な絞り込みだけでなく、もっと細かい条件でフィルタリングすることもできます。
例えば、「年齢が20歳より大きい人」とか、「名前が『あ』から始まる人」のように、リストにない条件で絞り込みたい場合です。
絞り込みたい項目のフィルタボタン(▼)をクリックして、設定画面を開きます。
設定画面の中に、「条件でフィルタ」という項目があるので、それを選びます。
🔍「条件でフィルタ」の下にあるドロップダウンリストをクリックすると、色々な条件が出てきます。
📊 数値(年齢など)のフィルタリング例:
「年齢」カラムのフィルタボタンをクリックして、「条件でフィルタ」を選んでみましょう。
ドロップダウンリストをクリックすると「次より大きい」「次以下」「次の間(〇〇から〇〇まで)」など、数値に関する条件がたくさん出てきますね。📏
例えば「次より大きい」を選んだら、その右側に基準となる数値を入力する場所が出てくるので、そこに「18」と入力します。
「OK」を押すと、年齢が18歳より大きい人、つまり19歳以上の人にデータが絞り込まれますよ!
※もし、「18」でOKを押して全部消えてしまった場合は、数字が全角になっている可能性があります。
その場合は、半角に戻してから「18」と入力してください。
数値のフィルタリングを戻す場合は、条件でフィルタの項目を「なし」にしてOKをクリックします。
✍️ テキスト(名前、会員区分など)のフィルタリング例:
「名前」や「会員区分」のフィルタボタンをクリックして、「条件でフィルタ」を選んでみましょう。
ドロップダウンリストをクリックすると「次を含む」「含まない」「次で始まる」「次で終わる」など、文字に関する条件が出てきます。✍️
例えば、「会員区分」カラムで「次を含むテキスト」を選び、右側に「トラ」と入力して「OK」を押すと、「トラ🐯」の会員区分が入っている行だけが絞り込まれます。
「トラ」を含むでフィルタをかけると、下記のようにフィルタされます。
せっかくトラでフィルタリングしましたが、次は別のフィルタリングをするので、元に戻しましょう。
元に戻し方は覚えていますか?
↓
↓
↓
↓
↓
↓
条件でフィルタを「なし」にすると、元の全てのデータに戻ります。
元に戻したら、次は「名前」でフィルタリングしましょう。
「名前」カラムの「条件でフィルタ」から「次で始まるテキスト:」を選び、右側に「さ」と入力してください。
そうすれば、「さくら」さんや「サツキ」さんのように、「さ」で始まる名前の人だけが表示されるはずです。
次のステップのために、条件でフィルタを「なし」にして戻しておいてください。
複数条件でフィルタリング
フィルタリングは、1つの項目だけでなく、複数の項目を組み合わせて絞り込むこともできます。📄🤝
例えば、「会員区分がパンダ🐼」かつ「年齢が30歳以上」の人だけを表示したい、といった場合です。
やり方は簡単!
それぞれの列で、順番にフィルタを設定していくだけです。
まず、「会員区分」カラムのフィルタボタンで「パンダ🐼」を絞り込みます。
パンダ🐼のフィルタは覚えていますか?
もし忘れていたら、【フィルタの使い方(基本的な絞り込み - 「値でフィルタ」)】まで戻って確認してくださいね!
次に、「年齢」のフィルタボタンで「条件でフィルタ」から「以上」を選び、「30」と入力して絞り込みます。
これで、「会員区分がパンダ🐼」であり(最初の条件)、
さらに「年齢が30歳以上」である(次の条件)、
という両方の条件を満たす行だけが表示されます。
このように、複数の列でフィルタを設定すると、全ての条件を満たす状態で絞り込まれるんです。
色々組み合わせて試してみてくださいね!😊
3. フィルタリング機能の活用例
今回じっくり学んだフィルタリング機能は、本当に色々な場面で役立ちます!
顧客リスト:
特定の地域や年齢層の人だけをリストアップして、キャンペーンの対象者を抽出する。
商品リスト:
在庫数が一定以下の商品だけを表示して、発注が必要なものを確認する。
タスクリスト:
担当者や期日でフィルタリングして、自分が今日やるべきタスクだけを表示する。
アンケート結果:
特定の回答をした人だけを絞り込んで、その属性や他の回答を確認する。
などなど、データを「絞り込む」ことで、必要な情報に素早くアクセスできるようになりますよ!💡
4. まとめ
お疲れ様でした!😊
今回の記事では、スプレッドシートで入力した大量のデータの中から、必要な情報だけを「絞り込んで表示する」ためのフィルタリング機能を解説しました。
フィルタリングの基本と設定方法簡単な「値でフィルタ」、
数値やテキストなどで細かく絞り込む「条件でフィルタ」、
複数の条件を組み合わせる方法を紹介しました。
これらの機能を使いこなせば、たくさんのデータも怖くありません!😉
ぜひ、ご自身のデータや、この記事でご紹介したサンプルデータをスプレッドシートにコピーして、色々試してみてくださいね。
実際に手を動かすのが、一番の近道です!👍
これで、スプレッドシートの「データ整理」の第一歩である「絞り込み」はバッチリですね!🎉
次回講座はこちら(並び替えとテーブル)
次回の講座では、データを「並べ替える」方法や、データをより扱いやすくする「テーブル」という便利な仕組みについて解説する予定です。
お楽しみに!👋
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最後までお読みいただき、ありがとうございます😊
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