- 投稿日:2025/05/06
- 更新日:2025/09/29

- はじめに:第3回スプレッドシート講座の内容(並び替え・テーブル)
- 0.練習で使用するサンプルシートのコピー
- 1. データを好きな順番に並べ替えよう!
- 昇順(小さい順/あいうえお順)と降順(大きい順/逆あいうえお順)
- 並び替えをしてみよう
- 💡ポイント:フィルタボタンからも並べ替えができます!
- 複数の条件で並べ替える方法(優先順位をつけて並べ替え)
- 2. データを「テーブル」に変換してもっと便利に!
- 「テーブル」って何?(データを扱いやすくするための仕組み)
- 3. まとめ:これでデータ整理の基本はバッチリ!次のステップへ
- スプレッドシート講座第4回:基本関数(平均、最大、最小、条件に合う計算など)
- 最後にいいね!やコメントいただけると嬉しいです
はじめに:第3回スプレッドシート講座の内容(並び替え・テーブル)
こんにちは!😃 スプレッドシートの使い方講座、第3回です!
第3回では、フィルタリングと並んで、データを効率よく扱う上でとっても重要な機能である「データの並べ替え」と、データをさらに扱いやすくする「テーブル」というについて解説していきます。↕️📊
これまでの回は下記になります。
スプレッドシート講座は、色々な機能を難易度順に学べるように連載形式でお届けしていますが、必ずしも第1回から順番に読んでいただく必要はありません。📚
ご自身の「知りたい!」に合わせて、自由に記事を活用してください!✨
第2回の記事では、大量のデータの中から、「必要な情報だけをパッと見つけ出す」ためのフィルタリング機能を学びました。
これで、データの絞り込みはバッチリできるようになったはずです!🔎✨
今回学ぶ「並び替え」をマスターすれば、データをもっと「見やすい順番」にしたり、「もっと管理しやすく」したりできるようになります!🚀
0.練習で使用するサンプルシートのコピー
前回の講座でも使用したサンプルスプレッドシートです。
今回もこちらを使用しますが、お手元のスプレッドシートでも問題ありません。
1. データを好きな順番に並べ替えよう!
まずはデータの「並べ替え」からやってみましょう。
これは、あなたが「見たい」と思う順番に並び替える機能です。
例えば、下記のようなことができます。
・成績リストを点数の高い順に並び替え
・日付が入ったデータを新しい順に並び替え
・名簿を名前のあいうえお順に並び替え
といったようなことができます。
昇順(小さい順/あいうえお順)と降順(大きい順/逆あいうえお順)
並べ替えには、基本的な並び順として「昇順」と「降順」があります。
昇順:小さい方から大きい方へ(階段を昇る順と覚える)
昇順は、数値の場合は小さい方から大きい方へ、文字の場合はあいうえお順(A→Z、あ→ん)に並びます。
昇順は階段を低い(小さい)ところから高い(大きい)ところへ昇る順と覚えると良いです。
▼▼▼昇順のイメージ:小さいところから大きいところへ階段を昇る順
降順:大きい方から小さい方へ:階段を降りる順
降順は、数値の場合は大きい方から小さい方へ、文字の場合はあいうえおの逆順(Z→A、ん→あ)に並びます。
降順は階段を高い(大きい)ところから低い(小さい)ところへ降りる順と覚えると良いです。
▼▼▼降順のイメージ:大きいところから小さいところへ階段を降りる順
並び替えをしてみよう
ほとんどの場合、この昇順か降順を選んで並べ替えを行います。
一つの項目で並べ替える方法(基本的な操作手順)
それでは、実際にデータを使って並べ替えをしてみましょう!
前回の記事でご紹介したサンプルスプレッドシート(名前、会員区分、年齢)を使いましょう😊
前回の記事で行ったフィルタは解除しておきます。
ここでは、「年齢」を基準に、年齢の若い順(昇順)に並べ替えてみます。
並べ替えたいデータが入っている範囲を選びます。
データが入っている表全体(見出し行も含めて)をまとめて選ぶのが一般的です。
入力されたデータを全て選ぶ方法を覚えていますか?
範囲をどこか選択して、Ctrlキー + Aキーです(MacはComamnd + A)
画面上部のメニューバーから「データ」をクリックします。
表示されるメニューの中から「範囲を並べ替え」を選んでクリックし、「範囲の並び替え詳細オプション」をクリックします。
ここで詳細オプションが表示されます。
💡ちょっと待った!見出し行がある場合の注意点
並べ替えをする際に、データ範囲に「名前」「会員区分」「年齢」のような見出し行(項目名が入っている一番上の行)を含めて選んだ場合は、少し注意が必要です。
並べ替えの設定画面に「データにヘッダー行が含まれている」という項目があるか確認してください。
もし、見出し行を含めて範囲を選んでいて、この項目がある場合は、必ずチェックを入れてください✅
これにチェックを入れないと、見出し行まで並べ替えの対象になってしまい、項目名がデータの途中に来てしまいます😭
見出し行は通常一番上に固定しておきたい大切な情報なので、並べ替えの対象から外すためにチェックを忘れずに入れましょう!
詳細オプションからの並び替えに戻りましょう。
「データにヘッダー行が含まれている」にチェックを入れます。
そうすると、並び替え条件に「列A」と書かれていたのが「名前」に変わります。
今回は「年齢」の列を選びたいので、ドロップダウンリストから「年齢」を選びます。
年齢の若い順(階段を昇る順)なので、「昇順」を選びましょう。
最後に「並べ替え」ボタンをクリックすれば完了です!✅
どうでしょう?
年齢の若い人から順番にデータが並び替わったはずです!🙌
💡ポイント:フィルタボタンからも並べ替えができます!
前回の記事で学んだ「フィルタ機能」を思い出してください。
見出し行に表示されるフィルタボタン(▼)からも、実は簡単に並べ替えができるんです!😲
設定したいデータ範囲を選び、「データ」メニューから「フィルタ」を選んでフィルタボタン(▼)を表示させます。
並べ替えの基準にしたい列のフィルタボタン(▼)をクリックします。
表示されるメニューの中に、「昇順で並べ替え」や「降順で並べ替え」といった項目が出てきます。
これらを選ぶと、その列を基準にデータ全体が並び替わります!
簡単な並べ替えなら、フィルタボタンから行うのが一番手軽で早いかもしれませんね!
ぜひ試してみてください😊
複数の条件で並べ替える方法(優先順位をつけて並べ替え)
一つの項目だけでなく、複数の項目を組み合わせて並べ替えたいこともありますよね。
例えば、「会員区分」で並べ替えた後、同じ会員区分の中で「年齢」の若い順にしたい、といった場合です。
こんなときは、複数の並べ替え条件を設定できます。
並べ替えたいデータ範囲を選んだら、先ほどと同じように「データ」メニューから「範囲を並べ替え」を選びます。
設定画面で、まず一番優先したい項目を「並べ替える列」と「順序」で選びます。
(例:並べ替える列「会員区分」、順序「昇順(A→Z)」)
次に優先したい条件を追加するために、「並べ替えの基準を追加」をクリックします。
➕新しい行が表示されるので、次に優先したい項目を「並べ替える列」と「順序」で選びます。
(例:並べ替える列「年齢」、順序「昇順」)
設定が終わったら「並べ替え」をクリック!✅
これで、まず会員区分で並び替え(あいうえお順)、同じ会員区分の中で年齢順になっている、というように、優先順位をつけた複数の条件でデータが並び替わったはずです!✨
2. データを「テーブル」に変換してもっと便利に!
次に、データを「テーブル」という形式に整えることで、もっと扱いやすくする方法をご紹介します!📊
Googleスプレッドシートは、テーブルに変換することで、並べ替えやフィルタリングといった操作ができるようになります。
「テーブル」って何?(データを扱いやすくするための仕組み)
ここで言う「テーブル」とは、データが入力されているセルの範囲を、「これは一つのデータまとまり(表)ですよ!」とスプレッドシートに認識させる、または視覚的に分かりやすく整えることを指します。📈
データをテーブルのように扱うメリットはたくさんあります!
テーブルにするメリット
・並べ替えやフィルタリングの設定が簡単。
・データの見た目(書式)が自動的に整えられて見やすくなる。
・新しいデータを追加したときに、データの範囲を自動的に認識してくれ
るようになります。
つまり、データを「扱いやすい形に整える」ための、ちょっと賢い仕組みや考え方なんですね。
テーブル変換の方法
テーブルへは下記のようにします。
データ範囲を全て選択します。これはもう慣れましたか?
(Ctrlキー + Aキー、MacならCommand + Aですね)
「表示形式」をクリックし、「テーブルに変換」をクリックします。
そうすると、下記のようにヘッダー行(名前や会員区分など)が色塗りされて、データ行も1行ずつ交互の背景色が適用されます✨
ただフィルタを適用したときよりも見やすくなりましたね😊
3. まとめ:これでデータ整理の基本はバッチリ!次のステップへ
お疲れ様でした!😊
今回の記事では、スプレッドシートで入力したデータを「並び替える」ための説明をご紹介しました。
データを好きな順番に並べる「並べ替え」でデータを並び替えました。
また、見た目も分かりやすくする「テーブル」について簡単に説明しました。
これで、前回のフィルタリングと合わせて、スプレッドシートでデータを扱う上での基本的な「整理」の操作はバッチリできるようになったはずです🎉
並べ替えとフィルタリング、そしてデータをテーブルのように整えることを活用して、ぜひあなたのデータを効率的に管理してみてくださいね。💪
スプレッドシート講座第4回:基本関数(平均、最大、最小、条件に合う計算など)
次回の講座では、いよいよスプレッドシートのもう一つの大きな強みである「関数」を学んでいく予定です。
AVERAGE関数やIF関数など、知っておくとデータの分析がもっと面白くなる関数をご紹介しますよ!🔢✨
お楽しみに!👋
スプレッドシート講座第4回(前編):集計の基本をマスター!AVERAGEやSUMIF関数などに挑戦
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