- 投稿日:2025/05/13

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要約
管理組合でも個人向け国債の購入が可能になる見込みです。今まで、管理組合の資産運用は預貯金が中心でした。今回は、個人向け国債が管理組合にどのようなメリットをもたらすのか、インフレ対策、ペイオフ対策、資産運用、元本保証、そして修繕積立金不足という5つの観点から詳しく解説いたします。
マンション管理組合の資産運用課題
マンション管理組合では、修繕積立金として多額の資金を長期間にわたって保有しています。これまで多くの管理組合では、資金を銀行預金や定期預金で運用するのが一般的でした。しかし、この方法にはいくつかの課題がありました
1.超低金利環境下での運用益の減少
2.預金保険制度(ペイオフ)の限度額(1,000万円)の問題
3.インフレによる実質的な資産価値の目減り
こうした課題への対応策として、個人向け国債の購入が可能になったことは大きな意味を持ちます。
修繕積立金不足への対応策の一つとして
多くのマンション管理組合が、将来の修繕費用の高騰や不足に頭を悩ませています。修繕積立金の増額は区分所有者の負担増に繋がり、合意形成が難しい場合も少なくありません。
個人向け国債を活用することで、現在積み立てている資金を安全に増やし、将来の修繕費用の一部に充当できる可能性があります。わずかな金利であっても、銀行預金よりも有利な金利が期待できます。

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