- 投稿日:2025/05/20
- 更新日:2026/02/27
はじめに|覚悟して選んだはずだったけれど…
「奨学金って、そんなに深刻に考えなくても大丈夫だよね」
「無利子だし、ちゃんと返せば問題ないはず」
もし、そんなふうに思ったことがあったら、これは少しだけ、あなたの話かもしれません🌱
私自身、奨学金を借りることを軽い気持ちで決めたわけではありませんでした。
親に頼れない状況の中で、大学に進学すると決めたのは、当時の私なりの「覚悟」だったと思っています。
奨学金を借りてでも大学に進みたい。
そう思える理由が、確かにありました。
ただ──
その選択が、自分の人生のどこまで影響するのか。
それを本当の意味で理解したのは、ずっと後になってからだったんです。
そして今は、二人の子どもを育てる親として、あの頃とは少し違う目線で
「奨学金」という選択を見つめています。
※大学時代の生活や、親に頼れなかった背景については、別の記事で詳しく書いています☺️
覚悟を持って選んだ進学と、奨学金という手段
実家の経済状況を考えれば、大学進学は簡単な選択ではありませんでした。
それでも進学すると決め、無利子の奨学金を借りて大学に通いました🎓
当時の私は、
「返せない額ではない」
「就職すれば何とかなる」
そう考えていました。
実際、返済額は毎月1万円台。
数字だけ見れば、そこまで大きな負担には見えなかったと思います。
返せてはいた。でも、楽ではなかった
社会人になり、返済は滞りなく続けていました。
正社員として働いていたので、支払い自体はできていました。
けれど、結婚し、子どもが生まれ、家計の状況は少しずつ変わっていきます。
保育料、オムツ代、習い事…。
「今」必要なお金が増える中で、奨学金の返済は、毎月きっちりと先に引かれていく支出でした💸
返せないわけではない。
でも、余裕があるわけでもない。
「この返済がなかったら…」
そう思うことが、少しずつ増えていきました。
無利子でも、家計に居座り続ける返済
毎月1万2,000円ほどの返済。
金額だけ見れば、「それくらいなら」と思われるかもしれません。
でもそのお金は、
・子どものために使えるわけでもなく
・貯金に回せるわけでもなく
ただ、過去の選択を支え続けるために静かに消えていくお金でした💸
家計を意識するようになってから、その感覚は、よりはっきりしていきました😔
「奨学金も借金だ」と腹落ちした瞬間
返済が10年を超えた頃、学長ライブで聞いたある言葉が心に残りました。
🦁「奨学金も借金。借金は早く返したほうがいい」
無利子だから、ゆっくり返せばいいと思っていたけれど、心の奥にあったモヤっとした感覚が、その言葉で言語化された気がしました。
残りは数十万円。
返したからといって、生活が苦しくなるわけでもありません。
それなら…と、思い切って繰上返済を決めました💡
完済して初めて分かった、気持ちの変化
返済を終えたとき、思っていた以上に気持ちが軽くなりました。
「やっと終わった」
ただそれだけなのに、心の中がすっと静かになった感覚でした😌
奨学金を完済してから、家計の見え方も少し変わりました。
返済がある前提で将来のことを考えなくてよくなった。
教育費のことも、老後のことも、ようやく「未来の話」として落ち着いて考えられるようになりました🌷
親になって、初めて怖くなったこと
今、私は二人の子どもを育てています👧👧
親になってみて、あらためて感じたのは、子どもに借金を背負わせることへの怖さでした。
奨学金は、確かに助けになります。
でも、その重さは人生の後半になってから静かに効いてくるものでもありました。
だからこそ、できる準備は少しずつでもしておきたいと思うようになりました🌱
それでも、奨学金があったから今がある
ここまで読んで、「じゃあ奨学金は悪い制度なの?」と思われたかもしれません。
私は、そうは思っていません。
奨学金があったから、大学に進学できた。今の自分がある。
それも、まぎれもない事実です✨
ただ、軽く考えていい選択ではなかったということだけは、完済して、親になった今、はっきり言えます。
もし、あの頃の私に声をかけるなら
もし、覚悟を持って大学進学を決めたあの頃の私に、あえて声をかけるなら、こう伝えたいです。
「その選択は、間違っていない。
あの時のあなたにとって、それしかない道だった。
ただ、奨学金はあなたを助けてくれる一方で、その重さを実感するのはずっと後かもしれない。
借りること自体は悪くない。でも、返す未来まで想像したうえで、それでも納得して選んでほしい」と。
さいごに|これは後悔ではなく、振り返り🌱
私は、奨学金を借りたことを後悔しているわけではありません。
ただ、人生が進んだからこそ見える景色があり、親になったからこそ
気づけた重さがありました。
これから奨学金を考える人にも、すでに返済中の人にも、そして、子どもの進路に悩む親にも。
この体験が、少し立ち止まって考えるきっかけになれば嬉しいです🌱
最後まで読んでくださり、ありがとうございました☺️