- 投稿日:2025/10/22
- 更新日:2025/11/05
はじめに 🌱
「我が子を大学に行かせてあげたいけれど、教育費が不安」
「我が子に奨学金を借りさせるのはかわいそうかな…」
そんなふうに悩む親御さんも多いのではないでしょうか。
実は、私自身が“親に頼れなかった側”の子どもでした。
実家は自営業で家計はいつもギリギリ。
親から「大学に行きたいなら、自分でなんとかして」と言われ、私は大学時代、奨学金・寮・バイトの3本柱で、なんとか道を切り開きました。
私の通っていた高校は地方の進学校で、周りの同級生は医者や教師など、経済的に恵まれた家庭の子が多く、大学進学は“当たり前”という空気。
そんな中で、私のような家庭は少数派でした。
私にとって大学進学は、「夢」ではなく、「覚悟」でした。
この記事では、そんな環境の中で自分の力で進学した私の実体験をもとに、お金とどう向き合い、どんな力を得たのかをお伝えします。
「親に頼れない」からこそ見えた道 🎓
大学進学=親の経済力で決まる。
そう信じていた私にとって、奨学金制度の存在は希望でした。
高校時代は評定を上げることに注力して、第一種奨学金(無利子)を申請・受給。
実家から離れて、地方国立大学の家賃5,000円の学生寮に入り、あとはすべて自分でまかなう生活のスタートです。
また、経済的に厳しい学生向けの授業料免除制度も利用でき、学費面の負担を少し軽くできたのも大きかったです。
お金の不安は常にあったけれど、制度を調べて、使えるものはすべて使う──そんな工夫の積み重ねでした。
月8万円で生きた苦学生生活💸
奨学金:5万円 バイト代:3万円
→ 月8万円で生活!
当時の出費の内訳はこんな感じ👇
「今月あと●円しかない」が日常。まさに苦学生💸💦
ムダな出費はできないけれど、生きる力は確実に育っていました。
バイトで身についた、“生き抜く力”🧤
生活を支えるため、ありとあらゆるバイトを経験しました。
・家庭教師
・パン屋
・ラーメン屋
・試験監督・日雇い etc…
どの仕事も「生活のため」だったけれど、気づけば、人と関わる力・伝える力・時間を守る力が身についていました。
学びよりも、“自分を知る時間”だった 大学時代🧠
正直、大学の専攻にはあまり興味がありませんでした。
でも、高校卒業してすぐ働く覚悟もなくて…。
だからこそ、大学生活は「自分と向き合う4年間」でした。
授業で退屈した日も、バイトでクタクタになった夜も、「私は大学卒業したら何をしたいんだろう?」と問い続ける日々。
大学は、知識よりも“自分を知るきっかけ・自分と向き合う時間”をくれた場所でした。
苦学生だった日々が、今の私をつくった 💡
あまりにお金のない大学時代だったので、社会人になって初任給をもらったとき、本当に嬉しかったのを今でも覚えています✨
そして、真っ先にしたのは「先取り貯金」。
・借金はしない
・固定費は上げすぎない
・貯金は“残す”じゃなく“先に取る”
これはまさに、あの頃のやりくり生活の延長線。
お金がなかったからこそ、「お金と丁寧に向き合う力」「資産形成の原点」が育ったんです。
🏦そして昨年、奨学金を一括返済しました!
無利子の奨学金だったので「ゆっくり返せばいい」と思っていました。
でも、どこかずっとモヤモヤしていたんです。
「この月1.2万円の返済がなくなれば、娘たちの習い事代にできるのに」
「借金があるという状態から自由になりたい」
そんなとき、両学長🦁の言葉が心に刺さりました👇
💬「奨学金も借金。借金なんて、すんじゃねぇ!」
その一言で、私はハッとしました。
そこで思い切って、昨年残り数十万円を一括返済💨。
払った瞬間、心の中までスッと軽くなりました。
奨学金に救われたことは事実。
でも、「借金がない」って、こんなに自由なんだと感じました✨
奨学金=借金。だからこそ、考えて借りる📌
奨学金は助けでもあり、責任でもある。
進学はゴールではなく、スタート。
奨学金を「借りる」と決めたなら、“返す未来”を描いておくことが大切です。
でも、あのときの私のように「どうしても学びたい」という気持ちが本物なら、その選択は間違いではありません。
💭あなたならどうしますか?
奨学金を借りてでも、叶えたい“学び”がありますか?
最後に伝えたいこと 🌈
「親に頼れない」という環境は、たしかに不安です。
でも、それを“生きる力”に変えることはできる。
私は、あの頃の苦労を経て、いまは家計管理も子育ても、「自分で考えて動く」ことを自然にできるようになりました。
🌿いま療養中の私だからこそ思うのは──
どんな時期も、どんな過去も、ちゃんと未来につながっているということ。
歩みがゆっくりでも、確かに前に進んでいる。
あの頃の経験が、今も私を支えてくれています。
🎓そして、今なら思います。
大学に行くことが正解とは限らない。
でも、あの時“自分で選んだ”という事実が、今の私を支えている。と。
👨👩👧いま、教育費に悩む親御さんへ。
もし十分な援助ができなくても、どうか自分を責めないでください。
私は「親に頼れなかった」からこそ、考える力や生きる力を身につけられました。
援助の“金額”よりも、“信じて見守ってもらえたこと”が、何よりの支えでした。
お金をかけることだけが“愛”ではありません。
どんな形でも、子どもは親の想いを受け取っています☺️
まとめ📝
・親に頼れなくても、奨学金+寮+バイトで進学は可能
・月8万円生活で“やりくり力”と“生き抜く力”が育った
・授業料免除などの制度を活用すれば、道は開ける
・苦学生の経験は、家計管理と人生観の土台になった
・奨学金は借金。借りるなら「返す覚悟」まで見通そう
・苦しかった日々も、いずれ誇りに変わる
・「自分で選ぶこと」にこそ、人生の意味がある
・親の経済力がすべてではない。信じて見守る力も、立派な“支援”になる。
読んでくださり、ありがとうございました🌷
この私の体験が、子どもを思う親にも、これから道を選ぶ若い人にも、そっと希望を届けられたら嬉しいです。
お子さんの教育費や奨学金について、あなたの考えや体験もぜひレビューで教えてください☺️
同じように悩む誰かの希望になるかもしれません✨