• 投稿日:2025/08/09
  • 更新日:2025/10/01
稲盛和夫著『生き方 人間として一番大切なこと』:魂を磨け、それが人生の目的

稲盛和夫著『生き方 人間として一番大切なこと』:魂を磨け、それが人生の目的

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シロマサル@本の要約:ほぼ土曜日週1投稿

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要約
京セラ創業者・稲盛和夫の『生き方』は、混迷の時代において「人間としてどう生きるか」を深く問いかける書。 成功よりも魂の成長こそが目的であり、試練は魂を磨く機会であるという思想が貫かれている。 真の幸福や成功を得るために、今こそ読むべき一冊である。

初めまして!シロマサルです。

知ることで、人生はもっと楽しくなる!

今回は稲盛和夫著『生き方 人間として一番大切なこと』2004年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。


筆者:稲盛和夫

Kazuo_Inamori_2011_Heritage_Day_HD2011-71.jpeg出典:Wikipedia

京セラ·第二電電(現KDDI)創業者。1932年鹿児島生まれ。59年に京都セラミック株式会社(現京セラ)を設立。著書に「稲盛和夫の実学』「アメーバ経営』など。


他の書籍

92.png稲盛和夫著「稲盛和夫の実学」


00000.png✅ 人生の目的は魂を磨くこと

✅ 苦難は成長のチャンス

✅ 心が描いたものが現実をつくる


京セラとKDDIの創業者である稲盛和夫氏は、「経営の神様」と呼ばれている。

本書は人生・仕事の結果を導く方程式を紹介している。

考え方 × 熱意 × 能力

足し算ではなく掛け算なのは、いずれかの要素がゼロ、あるいは特にマイナスである場合、全体の成果は著しく低下してしまうことを示している。

考え方を最も重要かつ影響力の大きい要素として考えており、唯一マイナス100点からプラス100点までの範囲で評価している。

個人の生まれ持った才能や目標達成に向けた情熱、努力、勤勉さは0点から100点としている。

平均的な能力(50点)、強い熱意(90点)、前向きな考え方(80点)であれば、大きな成果を生みだす。


高い能力(90点)、強い熱意(90点)、負の考え方(-50点)ではマイナスになってしまう。

やる気さえあれば、どんなものでも手に入り何でもできるのに、無気力で悲観的になり、なかには犯罪や不祥事に手を染めてしまうことになる。


リベ大でいう、サバンナ思考と似ている。

「危機感 × 気づき × 即行動」

こちらもマイナスやゼロがあれば、大型獣に食べられてアウトだ。


もっとも必要なのは、「人間は何のために生きるのか」という根本的な問いではないかと思います。まず、そのことに真正面から向かい合い、生きる指針としての「哲学」を確立することが必要なのです。哲学とは、理念あるいは思想などといいかえてもよいでしょう。

稲盛和夫著『生き方 人間として一番大切なこと』


成功者たちが何を考えて生きているのかは人生を豊かにしてくれる。

例えば、「まことの商人は、先も立ち、われも立つことを思うなり」(真の商人は、相手の成功と自分の成功の両方を考える)

時代や人物が変わろうとも、考え方に「共通点」があるものだ。


他の成功者の書籍

288.png松下幸之助 著『道をひらく』

こちらも同じように”何度も読み返せる本”の一冊である。


生き方 人間として一番大切なこと

Image_fx.jpg生き方の核は「魂を磨くこと」

俗世間に生き、さまざまな苦楽を味わい、幸不幸の波に洗われながらも、やがて息絶えるその日まで、倦まず弛まず一生懸命生きていく。そのプロセスそのものを磨き砂として、おのれの人間性を高め、精神を修養し、この世にやってきたときよりも高い次元の魂をもってこの世を去っていく。私はこのことより他に、人間が生きる目的はないと思うのです。

稲盛和夫著『生き方 人間として一番大切なこと』

0.png⇒ 苦しみを通じて魂が磨かれる。

人生は楽しいことばかりではない。

むしろ苦しみのほうが多い。

だが、その苦しみこそが人間性を鍛え、魂を高める磨き砂である。

人生に避けられない挑戦を受け入れることは己(おのれ)を焼き上げる焼き窯ととらえることもできる。

高温すぎれば、器が割れてしまうのが難しいところだ。


人生は心が描いた通りになる

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人生はその人の考えた所産であるというのは、多くの成功哲学の柱となっている考え方ですが、私もまた、自らの人生経験から、「心が呼ばないものが自分に近づいてくるはずがない」ということを、信念として強く抱いています。つまり実現の射程内に呼び寄せられるのは自分の心が求めたものだけであり、まず思わなければ、かなうはずのこともかなわない。

稲盛和夫著『生き方 人間として一番大切なこと』

言い方を変えるなら、「引き寄せの法則」ともいえる。

望むものを強く意識し、信じることで、その現実が引き寄せられるという法則だ。

0.png⇒ 思考が現実を呼び寄せる。

「どうせ無理」と思えば、その通りになる。

逆に「きっとできる」と信じれば、チャンスは向こうからやってくる。

成功は心が先に描いたビジョンによって始まる。

望まない出来事が起きたとき、あなたは「こんなことは望んでいない」と思うかもしれない。

だが、意図していないとしても、その現実を引き起こしたのは「あなた」である。


特に、「三毒」を近づけないことがポイントである。

怒り、欲望、愚痴は人間を惑わし、苦しみをもたらし、負の結果の根源となる。

人間の心にまとわりつくこれらの「毒素」を意識的に認識し、断ち切ることが重要である。


人としての正しさを貫け

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魂というものは、「生き方」次第で磨かれもすれば曇りもするものです。この人生をどう生きていくかによって、私たちの心は気高くもなれば卑しくもなるのです。 世間には高い能力をもちながら、心が伴わないために道を誤る人が少なくありません。 私が身を置く経営の世界にあっても、自分さえ儲かればいいという自己中心の考えから、不祥事を起こす人がいます。

稲盛和夫著『生き方 人間として一番大切なこと』

0.png⇒ 単純な原理原則に従う。

⇒ 毎日の積み重ねが未来をつくる。

⇒ 生きる意味を見失えば社会は崩れる。

損得よりも善悪。

能力よりも人格。

才覚のある人ほど道を誤りやすいからこそ、「正しいかどうか」で判断する姿勢が大切だ。


同様に、自由や物質的豊かさがあるのに不幸な人が多いのは、人生に哲学がないからだと語る。

いま必要なのは、信念に基づいた生き方の軸だ。

昨日より今日、今日より明日と少しずつでも前進すること。

特に、「未来進行形で考える」ことが必要で、現在不可能に見えることも、「今の自分にできないだけ」であり、「将来の自分になら可能である」と信じて自己の成長と発展を前提に物事を考えていく。

それこそが人間としての生き方であり、結果として大きな差となって現れる。

すなわち、「一日一日をど真剣に生きる」と語っている。


「善を為すものその益を見ざるは、草裡の東瓜のごとし」

(善行をしても、その報いが現れないのは、草むらの中の瓜のようなものである)


地道な努力はいつの時代も「価値」がある。

人間の人生の究極的な目的は「魂を磨く」こと、そして「心を高める」ことである。


まとめ

リベシティ用サムネ.png✅ 人生の目的は魂を磨くこと

✅ 苦難は成長のチャンス

✅ 心が描いたものが現実をつくる


⇒ 苦しみは魂の磨き砂である。

自己を厳しく律しつづける「王道」の生き方をせよ

稲盛和夫著『生き方 人間として一番大切なこと』


知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。

是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!

見ていただきありがとうございました!😆

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