- 投稿日:2025/06/11
- 更新日:2025/09/29

🩺この連載では、会社の数字を「健康診断」に見立てて、やさしく解説していきます。
「難しいことはよくわからないけど、会社の状態ってどうやって見るの?」
そんなあなたに向けて、やさしく、ひとつずつ読み解いていきます。
やさしい会社の健康診断シリーズまとめ 👉 こちら
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1. はじめに|大きい会社=すごい会社?
「この会社って、大きいのかな?」
ニュースや就活、投資の場面などで、ふと気になることってありますよね。
たしかに、売上が大きい、たくさんの人が働いている、大きなビルを持っている……
そんな【スケール感】には、わかりやすい存在感があります。
でも実は、“大きさ”を見る数字にもいろんな種類があって、その意味は少しずつちがっています😊
2. 売上・資産・人数で見る【3つの大きさ】
◎ 売上高
どれくらい商売をしているか?
1年間でいくら分の商品やサービスを売ったか、という数字です。
いちばん目立ちやすく、「売上○億円企業!」なんて紹介されるのはここ📉
ただし、売上が大きくても利益が小さい場合もあるので、「大きい=すごい」とは限りません😆
◎ 総資産
会社が持っているモノ・お金の大きさ
建物や設備、商品在庫、手元のお金など、会社が“持っているもの”の合計です。
資産が大きければ、それだけ事業の土台もしっかりしている印象になります🏢🏭
ただし、資産が大きすぎてムダが多い、というケースもあるので注意😀
◎ 従業員数
何人で会社をまわしているか?
社員の数も“規模”のひとつの指標です👫
ただ、同じ売上でも人が多ければ効率が悪いこともあるし、少ない人数で高い成果を出している会社もあります👀
3. 「大きさ」だけじゃ見えないものもある
たとえば、年商100億円だけど利益はほんの少しの会社と、売上は10億円だけどしっかり利益が残る会社。
どちらが「いい会社」かは、見方次第です👀
また、資産が多くても使い方がうまくなければ、かえって重たくなることも。
従業員が多ければ安心とは限らず、人数が多いからこそ苦労することもあります。
4. まとめ|「スケール感」は入口のひとつ
売上・資産・人数といった“会社の大きさ”を知ることは、「この会社、どんな存在感なんだろう?」を感じる手がかりになります。
でも、それだけでは見えない「中身」や「効率」もあるので、これまでの回で紹介した利益率や回転率などと合わせて見ると、もっと立体的に会社が見えてきます。
5. おわりに|数字で会社をのぞく、ちょっとした習慣
ここまで3回にわたって、会社の“姿”や“クセ”、“大きさ”をのぞける数字を紹介してきました。
💹どれくらいもうけているか 👉 営業利益率
💹売上がのびているか 👉 売上高成長率
💹お金をうまく使っているか 👉 ROE(アール・オー・イー)
💹借金に頼りすぎていないか 👉 自己資本比率
💹お金をムダなく回しているか 👉 回転率
💹どれくらい大きな会社なのか 👉 売上高・資産額・人数
ぜんぶを理解する必要はありません😊
気になった数字をひとつだけ、ちょっと見てみる。
そんなふうに【数字で会社をのぞくクセ】がつくと、世の中の見え方がちょっと変わってくるかもしれませんよ🌈
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