- 投稿日:2025/06/14
- 更新日:2025/09/29

1. はじめに|なんとなく使ってるけど…
「より」と「から」、どっちを使えばいいか迷ったこと、ありませんか?
「9時より受付開始」って正しいの?
「明日から寒くなる見込みです」っておかしくない?
ふだんの会話では気にならなくても、文章ではちょっと気をつけたいポイントです。
今日は、この2つのことばのちがいを、やさしくのぞいてみましょう。
2. 基本のちがい|たったこれだけです
まずは、ざっくりとした使い分けから。
3. よくあるまちがいと、やさしい言いかえ
例1:「9時より受付開始」
いかにもありそうな文章ですが、ここで言いたいのは「受付のスタートは9時ですよ」ってことですよね。
✅ 正しくは:「9時から受付開始」
「より」は“比べる”ときなので、この場合は「から」が自然です。
例2:「明日から寒くなる見込みです」
これは日常でもよく聞く表現ですが、ちょっとだけモヤモヤします。「明日から」というより、「明日」が寒くなるという予報なら…
✅ 「明日は寒くなる見込みです」
がシンプルで伝わりやすいです。
「から」は“始まり”をあらわすときにつかうので、予報などには注意が必要ですね。
4. 使い分けのコツ|「心の声」で読む
それでも迷ったときは、自分の“心の声”で読んでみてください。
「より」→「AとB、どっちがいい?」と比べている感じ
「から」→「どこがスタート?」と始まりを指している感じ
文章にする前に、自分の中でその声を確認してみると、自然な表現が選べるようになります。
5. まとめ|ちがいを知ると、ちょっと自信がもてる
「より」と「から」。
どちらもよく使うことばだからこそ、正しく使えると印象がよくなります。
とはいえ、日本語は日々変わっていくもの。気にしすぎず、「ちがいを知っておこう」という気持ちだけでも十分です。
ちょっとした言葉づかいのちがいが、伝わり方を変えてくれることもあります。あなたも今日から、“ことばの感覚”を少しずつ育てていきませんか?
*********
すぐに取り組めそうなことはありましたか?
レビュー欄でお聞かせください😊
また、「ココわかんない!」「コレ教えて!」などのご要望についても、レビュー欄で教えてくださいね😆
<関連記事>
やさしい解説記事まとめ