- 投稿日:2025/06/22

“正常範囲”でも危険?血圧130/85の落とし穴|現役医師が解説
健康診断などで「あなたの血圧はまだ正常範囲です」と言われたことのある方も多いと思います。
しかし、血圧130/85mmHg前後は“高血圧予備群”として注意が必要なゾーンです。
今回は、医学的な根拠をもとに「正常だけど安心できない」血圧の真実を解説します。
1. 血圧の分類(日本高血圧学会ガイドライン2024より)
血圧は以下のように分類されます:
正常血圧:上(収縮期)120未満、下(拡張期)80未満
正常高値血圧:上120〜129、下80未満
高値血圧:上130〜139、または下80〜89
高血圧(Ⅰ度):上140〜159、または下90〜99
→ **130/85mmHgは“高値血圧”**にあたり、すでに動脈硬化の進行リスクが始まる領域です。
2. 高値血圧が続くと何が起きる?
▶ 心血管疾患のリスク上昇Framingham Heart Studyでは、高値血圧の人は将来の心筋梗塞・脳卒中リスクが有意に上昇

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