- 投稿日:2025/06/21
- 更新日:2025/09/29

1.妻の保険への強い信頼
よくある話ですが、例に漏れず、うちの妻もこう言っていました。
「なんかあった時に不安だから保険は必要」
「貯蓄型保険は銀行預金よりもお得」
「子供たちに少しでもお金を残したい」
私は学長のおかげで「貯蓄型保険は不要」を十分に理解していますので、
学長のYouTubeなどを使って、論理立てて丁寧に説明しようとしても
妻は全く聞く耳を持ちません。
2.チャンスは「無料FP相談」に
そんなある日、車の点検で訪れたディーラーで「無料の保険相談会」を案内されました。
学長の「保険屋には近づくな!」は理解しています。
保険屋はあの手この手で売り込みをしてきますから。
でも私は逆に、第三者を前にして冷静に意見を伝えるチャンスだと考えました。
妻を誘い、「一緒に聞いてみよう」と相談会に参加。
3.保険屋FPを論破
案の定、保険屋FPは言ってきました。
「この保障内容では不安ですね。もう少し手厚い保険に切り替えましょう」
「生命保険料控除を使えば、節税にもなりますし」
「相続時も1人500万円までは非課税になりますし」
当時、私はFP3級の猛勉強中でしたので、落ち着いてこう返しました。
「高額療養費制度など、公的保険で基本的な医療費はかなりカバーできます」
「生命保険料控除の節税効果は、年に数千円程度。無理に活用する必要はありません」
「相続対策としても、我が家の資産規模では基礎控除(4800万円)で十分対応できるので、保険を使う必要はありませんよね?」
「・・・お詳しいですね、、、」と保険屋FPも言葉を詰まらせ、それ以上話を続けられない様子でした。
妻はそのやり取りをじっと聞いており、少し驚いた様子でした。
妻の前で、自分の考えを第三者に向けて堂々と説明できたことが、
結果として「夫の話には根拠がある」と思わせるきっかけになったと思います。
4.もう一つの追い風 〜娘婿の共感〜
実はこの少し前、娘の夫(娘婿)とも資産形成の話をしていました。
彼はちょうど投資や家計の見直しに興味を持ち始めたところで、私のアドバイス(学長の教え)にとても前向きに耳を傾けてくれました。
「なるほど、それ勉強になります!」
「新NISAの話、すごくわかりやすかったです! 両親にも教えてあげたいくらいです」
そんなやり取りを見た妻が、「あなたの考え、案外正しいのかもね」と態度を和らげていきました。
他人(しかも家族)からの評価が、パートナーの考えを変える後押しになると感じた瞬間でした。
5.妻の変化と、解約への決断
保険相談会の帰り道、妻はこう言いました。
「今日の話、ちょっと考えさせられたかも」
それから数日後、妻が解約を納得し、貯蓄型保険の解約を正式に決断。
6.同じ悩みを持つ人へ
私が感じた4つのポイント
●パートナーに正論をぶつけるのではなく、納得できる「場」を用意する
●第三者(保険FPなど)の存在を、あえて「逆手」に使う
●FP資格取得(公的な後ろ盾)で、説得力が大きく変わる
●家族の共感(子ども・娘婿など)も、変化の鍵になる
7.さいごに
家族のお金の話は、感情と信頼が強く関わります。
私自身、正論では動かせなかった壁を、環境と信頼の積み重ねで乗り越えることができました。
この体験談が、同じように悩む方のヒントや後押しになれば嬉しいです。
今ではFP2級も取得し、妻からの信頼もすっかり厚くなりました。
格安携帯電話の乗り換え、新NISAの満額投資、生活費の使い方まで、スムーズに話し合えるようになりました。