- 投稿日:2025/06/25
- 更新日:2025/11/05
こんにちは、やどかりです🐚
クライアントワーク
「応募しても返事すらこない・・・🥺」
返事のない「スルー」が一番悲しいときー。悲しいときー。笑
笑いごとじゃないですね。すみません (´∀`*)ノシ)Д´)ペシッ
今回は「採用される応募文の書き方」に関する記事です。
私は2024年にWebライターを始めました。
●クライアントワーク応募16件、採用8件(採用率50%)
●応募者20名の中から採用経験あり(採用枠1名)
これまで採用された文章、不採用になった文章を検証し、気づいたことを記事にしました。採用率アップのためのコツをまとめましたので、ぜひご参考ください。
その応募文、ちゃんと読まれてますか?
原因は文章の「内容」より「伝え方」かもしれません。
1. 結論:聞かれたことに答える。熱意はそのあと!
応募文を書くとき、多くの人が「やる気」や「自分の想い」から書き始めます。私もそうでした。数ある募集の中から、やっと見つけた案件です。当然、応募文には熱が入ります。
でも、採用者が最初に見ているのは
「募集の条件を満たしてる人か」
「ちゃんと募集文を読んでる人か」だったりします。
たとえば
●「経験者のみ」とあるのに、未経験ですと堂々と書いていたり
●「〇〇を教えてください」と書いてあるのに、自分の話ばっかりだったり
そうした応募文は読む以前に不採用、の可能性が高いです。
応募文はラブレターなんて言われたりしますが、「こんなラブレターは嫌だ」認定間違いなしです。長々とポエムを送られても、普通引いてしまいます。
応募文の冒頭はポエムではなく、聞かれていることを簡潔に答えましょう。
2. 採用担当者プロフィール
ここでちょっと設定を入れてみます。
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【Webライター募集の採用担当者】
●名前:吉田美智子
●性別:女性
●勤務先:株式会社ふわりデザイン
●職種:中小企業のWeb担当者
●性格:真面目で気配り上手。慢性的に仕事はパンパン。
●悩み:ライターの応募はたくさん来る。でも「この人にお願いしたい!」と思える人が、なかなかいない。
「この人、ちゃんと募集文を読んでくれたのかな…」
「お願いしたいのはすごい人じゃなくて、ちゃんとやってくれる人なのに...」
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美智子さんの本音
●ずば抜けた才能を持ったライターを探し出すこと、ではなく、
●一定の基準を満たした普通のライターを探すこと、です。
この視点が「非常に重要」なのではじめに書きました。
3. 応募文を書く
応募文を書くとき、伝える内容には優先順位があります。
①【美智子さん】が必要な情報が書いてあること
②【美智子さん】が読む気になること
③【美智子さん】が応募者の熱意や誠実さを感じること
美智子さん「が」の視点が重要です。
3−1|必要な情報を書く【難易度★】
応募文でまず大事なのは、クライアントが知りたい情報をきちんと漏れなく書くことです。文章の上手さよりも、「必要なことがちゃんと書かれているか」が見られています。
【募集案件でよく見る条件】
●応募資格(例:〇〇の資格、実務経験者、初心者OK)
●簡単な自己紹介(例:年齢・性別・職業・ライター歴)
●連絡ツールの利用可否(例:Chatwork)
●「ここから先をコピペしてお答えください」系質問
これらの情報は、美智子さんが最低限知りたいと思っている情報です。
1つでも抜けていると、「この人、指示をちゃんと守れる人かな?」と不安に思ってしまいます。実際はしっかりしている人でも、その時点で不採用になる可能性が高くなってしまうのです。
良い回答例
●応募資格:〇〇の資格を取得済です
●自己紹介:年齢〇〇歳、性別〇〇、職業〇〇
●連絡ツール:Chatworkを日常的に使用しています
●質問への回答:○○○です
募集文をコピペして1問1答形式で答えるのがおすすめ。
美智子さんにかかる負担が少ないため、印象が良くなります。
Webライターに限らず、社会人として当たり前のことも一緒に書いておくと安心感につながります。
【仕事の基本姿勢】
●納期とレギュレーションは必ず守ります
●ご連絡には12時間以内に返信いたします
●誤情報のないわかりやすい記事の執筆を心がけます
こうした当たり前に守るべき項目は
あらかじめテンプレート化しておくのがおすすめ。
そして、クライアントが知りたい情報を冒頭に簡潔に書くことが重要です
もうひとつ大事なのが、聞かれていないことには答えないという勇気。
聞かれていないことに触れだすと、美智子さんとのズレが生じて、自己PRまで読んでもらえなくなる可能性が上がるからです。
3−2|見せ方の基本【難易度★★】
次に重要なのは「ちゃんと読まれる応募文」を書くことです。
美智子さんは日々忙しく、すべての応募文を丁寧に読む時間がありません。
そんな中で、あなたの応募文が登場します。
でーん。
美智子さんが気の毒になる文章です。
「もともと〜」なんて書き出しを見た瞬間に、そっと閉じられてしまう様子が目に浮かびます。
次。
「お?」
「ふむふむ」と読み進め、自己PRまでたどり着きそうです。
この2つの文章。
書いてある内容、情報量はまったく同じです。
にも関わらず一方は読まれ、一方は途中でスッと閉じられてしまう。
読むのがしんどそうだから。
こんなことが実際に起きるのです。
では、どうすれば「読まれる応募文」になるのか?
答えはシンプルです。
以下の基本ルールを守るだけ
●冒頭は短く要点を伝える(2〜3行以内で簡潔に)
●相手が知りたい情報を先に書く(箇条書きがおすすめ)
●相手が聞いていない情報は書かない
●自己PRは何度も見直して熱意を伝える(300文字以内が目安)
●結びのあいさつも短く(2〜3行以内でコンパクトに)
3−3|想いを伝える【難易度★★★】
最後に、応募文でいちばん大切なこと。それは、あなたの想い(熱意)を文章に吹き込むことです。ここまで「必要な情報を書くこと」や「見せ方の工夫」をお伝えしてきました。
でも、これらはあくまで読んでもらうための土台です。
本当に大事なのは、ここから。
もっとも熱量と時間をかけるパートです。
美智子さんの目の前で話すように、あなたの熱意を語ってください。
美智子さんの会社について調べたり、サイトを隅々まで見たりして、会社の雰囲気や価値観をイメージしましょう。Googleマップで会社の場所を確認して、実際に働く様子まで想像するのです。そうすると、文字に血が通い出します。
うまく書こうとしなくて大丈夫です!受けのいい言葉を探す必要もありません。あなたの本心を、そのまま言葉にして届けてください。
たとえばこんなこと...
●数ある募集のなかで、なぜ美智子さんの会社に応募したのか
●募集内容にどんな思い入れがあるのか
●あなたの人生のストーリーや背景
Webライターなら「文章力をアピールすべき」と考える人もいるかもしれません。でも、私はそうは思いません。応募はあくまで、比較される場です。
採用人数が決まっている以上、どうしても他の人と比べられてしまいます。
だからこそ私は、「上手く書く」よりも自分らしさや人柄が伝わるように書くことを大事にしています。
自分の言葉で自分らしく。自己PRは唯一、自由が許されたパートだと思うのです。それが結果として、他の応募者との違いになると私は信じています。
4. 応募文を最終チェックする
熱意を込めて、しっかりとした応募文を書こうとすると、思っている以上に時間がかかるものです。せっかく丁寧に仕上げた、わが子のような応募文だからこそ、最後のチェックを忘れずに、丁寧に仕上げていきましょう。
NGワードをチェック
NGワードとは、美智子さんのやる気ゲージを一瞬でゼロにするキラーワードのこと。
「おっ、どんな人かな?」と開いた瞬間に、
「あー、このパターンか…」とページをそっと閉じられるやつです。
言ってしまえば地雷です💣せっかくの熱意が台無しになるので、回避推奨、いや、絶対回避した方がいいと思うので載せておきます!
【NGワード】
●初心者ですが〜
ーー美智子さん:最初にそれ言っちゃう?
●勉強させてもらう
ーー学校でやってー
●ご迷惑をおかけするかも
ーーなぜ予告する?
●頑張ります
ーー頑張って
●やる気は誰にも負けません
ーー負けてもいい、ところで納期は守ってくれるよね
●実績はありませんが
ーー伸びしろあるとか言って欲しいな
●チャレンジしたい
ーー冒険より安心をくれー
(おまけ)Chat GPTでチェック
ChatGPTは、応募文の最終チェックにも活躍してくれます。
時間に余裕があれば以下の手順で、もう一仕上げしてみましょう。
ステップ①Chat GPTに役割を与える
(プロンプト)あなたはWebライティングのライター採用担当者です。
ステップ②募集文のURLを覚えさせる
(プロンプト)次のURLはあなたの会社のライター募集文です。内容を覚えてください。
ステップ③応募文をチェックしてもらう
(プロンプト)....上記は応募文です。求めてる人材と応募文にズレがないか確認し、改善ポイントを教えて下さい。少しでも気になる点があれば指摘してください。
その他にも
●誤字脱字をチェックしてください
●より魅力的な表現に整えてください
などの使い方もおすすめです。
だいたいOKかなと思ったら、完璧じゃなくても80点で大丈夫です。
あとは、「えいやーっ!」と応募送信ボタンを押しましょう。
時間をかけすぎると疲れてしまうので、悩みすぎないのも大事かなと思います。
5. まとめ:必要なことを伝えて、想いをまっすぐ届けよう
応募文で大事なのは、次の3つの順番です。
① 聞かれたことにモレなく答える
② 読みやすく整えて、読んでもらえる工夫をする
③ そして、最後に想いをしっかり込める
うまく書こうと難しく考えなくて大丈夫です。大切なのは、まずはクライアントが知りたいことを誠実に、シンプルに伝えること。
熱意は最後に。文章の上手さより「熱意をちゃんと伝えよう」とする姿勢があれば、必ず気持ちは届きます。
美智子さんも同じ人間です。最終的に「この人にお願いしたい」と思うのは、スキルだけじゃなく、人柄や真剣さに心が動いたとき。
最後は感情で判断します。
あなたの言葉で、気持ちをまっすぐ届けてみてください。
思いがあれば、道は拓ける
( ✧Д✧) キラーン
最後までお読みいただきありがとうございます✨️
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