- 投稿日:2025/07/12
- 更新日:2025/09/29

お子さんの成長に欠かせない食事。「栄養バランスって、結局どうすればいいのか」「好き嫌いが多くて、ちゃんと食べられているか不安」「毎日メニューを考えるのが大変」など、悩んだら、1汁2菜の形に当てはめて考えてみましょう。
1汁2菜の形にパズルのように組み合わせていけば、栄養バランスが整い、毎日のメニューに悩む時間を減らしましょう。
”1汁2菜”って?和食の基本スタイル
和食の基本スタイルは、主食(ごはんなど)+汁物(味噌汁、スープ)+主菜(魚・肉・豆・卵)+副菜(野菜類)です。
和食は、子どもの腸内環境も整えるのに最適な食事で、時代を超えて日本人の身体に合います。旬の食材も取り入れやすいので、とてもオススメです。
和食の基本スタイルがわかると、食材をどこに配置するかがざっくり分けられるようになります。パズルのように考えていきましょう。
食材の種類も自然と増え、細かくバランスを考えなくても整ってきます。
3歳児に必要な栄養バランスのポイント
タンパク質、ビタミン・ミネラル、炭水化物、脂質は適度に食事で食べましょう。
たんぱく質
魚類・肉類・卵類・大豆製品に豊富に含まれます。身体の土台である筋肉を作るため、成長には欠かせません。
ビタミン・ミネラル
野菜や果物に含まれる成分で、体の調子を整えます。風邪を引きやすいお子さんは野菜や果物を意識して食べましょう。
炭水化物
ごはん・パン・麺類に含まれ、体を動かすエネルギー源です。消化吸収機能が未熟な幼児期には、ごはんがおすすめです。消化吸収機能以外にも噛む力が育ったり、パンや麺より塩分も含まれていないので、素材の味を味わう味覚機能発達にもよいです。
脂質
脂質も適度に必要ですが、肉類や魚類にも含まれているため、過剰に意識しなくても大丈夫です。
栄養バランスは1日〜3日単位で整っていればOK。毎食で完璧を目指す必要はありません。
1汁2菜にするメリット2つ
1.メニューが組み立てやすい
「今日の主菜を魚にしたから、明日は鶏肉を主菜にしよう。」
「魚の煮付けだと物足りないから、副菜は卵・大豆製品+野菜を使おう。」など判断しやすくなります。
2.副菜の材料を決め方|2選
①野菜の種類で選ぶ
・葉野菜(キャベツ・ほうれん草・小松菜など)
・果実菜(なす・きゅうり・オクラなど)
・根菜(人参・じゃがいも・かぼちゃ・ごぼうなど)
②野菜の栄養素で選ぶ
・緑黄色野菜(ほうれん草・オクラ・かぼちゃなど)
・淡色野菜(キャベツ・きゅうり・ごぼうなど)
栄養の偏りも防ぎやすく、食材が自然に多くなります。
組み合わせがしっくりこないときは、汁物の具にしてもOK。
忙しい日におすすめ!簡単1汁2菜の例
提案①:ご飯+味噌汁(根菜入)+焼き鮭+葉野菜のおひたし
提案②:おにぎり+中華スープ(葉野菜入り)+鶏の照焼+ミニトマトときゅうり
【ポイント】
副菜は作り置きできる料理や冷凍野菜を活用すると時短になります。
まとめ:頑張りすぎなくてもちゃんと栄養はとれている
1汁2菜をベースに考えれば迷う時間も短縮できます!
一食ごとの完璧さより「ゆるく続けられる形」を大切にしましょう。
食べることが楽しいと感じられる工夫をし、「これでいいんだ」と思えることが、親の余裕と子どもの笑顔につなげましょう。
献立に関する記事、基本的な献立の考え方と基本的な献立の考え方ー副菜編ーも参考にしてみてください。
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