- 投稿日:2025/07/27
- 更新日:2025/09/29

あなたは普段、
自分の感情を見つめていますか?
客観的に見つめたことはありますか?
突然の質問から始めてしまい、失礼しました。
でも実はこれ、あなたの人生において
とても大事なことなんです。
感情・・
分かっているようで実はよく分からないモノ。
そんな感情機会を
この記事は与えられることと思います。
少々長文にはなりますが、
とても大切なことですので
ぜひお時間を取って読んでいただければ
幸いです。
今後のあなたにきっと、お役に立つはず❕️
ですから。
きっかけは学長ライブで
今回この記事を書こうと思ったのは
ライブでの両学長のお話がきっかけでした。
この日のライブで学長が
「自分のために、許せないを許す」
というテーマで話されていました。
若き学長が人との関わりの中で
とても苦しい思いをされていた時、
「自分の感情を書きだす」ということを
されていたと聞き、
同じようなことをし続けていた自分を思い出したのです。
その時、
「あ、これは同じように悩んでいる人の
お役に立てるかも!?」と感じ、
今回ノウハウ図書館に公開させてもらうことにしました。
* * * * *
ご挨拶遅れました。
ぐれさんと申します。
私は過去に職場や家庭での人間関係で悩み、落ち込み、
悲しい思いを沢山してきました。
そんな中で興味を持ったのが心理学でした。
特にインナーチャイルドという存在を知り、
多くの時間をかけ深く学んできました。
そのおかげで感情とは何か?が分かり、
自分の心の動きも理解できるようになり
生きづらさも随分軽くなったのです。
そんな私が学び、実践してきた
心理学の手法の一つを
ここからご紹介していきます。
この記事で得られるメリット
✔自分の感情を客観的に見られるようになる
✔感情にとらわれず、冷静な判断ができるようになる
✔メンタル面での安定を得られる
✔人の感情の動きも理解できるようになる
✔子育て中の方には、今後の教育に役立てられる
✔これらを達成するための『感情観察日記』の書き方が分かる
✅️稼ぐ力の助けになる
そもそも感情って何?
まず、最初に確認してほしいことがあります。
そもそも「感情とは何か?」ということです。
「そんなの、決まりきってるでしょ!」
「喜怒哀楽とかのことじゃないの?」
そんな風に思われた人も多いでしょう。
そう。
嬉しいとか悲しいとか、そういうものですよね。
けれど、
感情というモノを具体的に言語化して・・
と言われると
なかなか思いつかないんじゃないでしょうか。
では、答えです。
感情とは
『全自動で起こる心の動き』
と言えます。
無意識に、ごく自然に起こる心の中の働きですね。
「人間は感情の生き物」と呼ばれるくらい
それはとても自然な働き=反応なのです。
ですが、
実はこれがとても厄介なことを起こす場合もあります。
どんな厄介かは、
このあとご紹介していきます。
感情を客観的に見つめる重要性
すでにお伝えしたとおり、
感情というのは全自動で湧いてくるものです。
つまり、あなたがまったく無意識なのに、です。
それがポジティブなものでも
ネガティブなものであっても、
それ自体には”いい・悪い”はありません。
問題は、それによってどう行動するか?なんです。
その行動が”厄介なこと”を引き起こすこともあります。
例えば、
お子さんをお持ちの方なら1度は経験があると思いますが、
「子どもを感情的に怒ってしまった」という場合などです。
たとえお子さんが悪いことをしたとしても、
自分の中に湧いた怒りの感情を
そのまま子どもにぶつけてしまったら・・
お子さんは悲しむでしょうし
とても怖い思いもするでしょう。
ご本人も、たとえしつけのためであっても
「もっと他に言い方があったんじゃないか」と後悔したり、
自己嫌悪を感じたりということに
なるかも知れません。
このように
自分の中に湧いた感情を言葉や行動にして
そのまま人にぶつけてしまうと、
多くの場合、コミュニケーションに障害を生んでしまいます。
それは感情に飲み込まれた状態だからです。
心の中に発した感情が、
あなたの身体を乗っ取ってしまっている感じですね。
では、このような感情的な行動を防ぐには
どうしたらいいでしょう?
それには、
自分の感情を客観的に見つめることが有効です。
その準備として
とても重要な次の項目を
ぜひ理解しておいていただきたいと思います。
事実と感情にあるもの
感情は自動的に起こるものですが、
その始まりにまず、事実(できごと)が必ずあります。
1つ例をあげてみましょう。
例:
事実)朝起きたら、雨が降っていた
これは単なる事実=できごとですね。
いいも悪いもない、ただの事実です。
次に、この時に湧いた感情について考えてみましょう。
感情)憂鬱な気分になった
(嬉しいとか、悲しいとかの喜怒哀楽とは少し違いますが、”憂鬱な”という感情の1つと考えられます)
実は、この事実から感情が湧くプロセスには
あるモノが存在します。
では、あらためて質問です。
この「事実 → 感情」の間に
存在するモノとは何でしょう?
とてもとても重要なことなので
思いつかなくても
ぜひ、じっくりと考えてみて下さい。
・
・
・
・
・
いかがでしょう。
分かりましたか?
答えは『解釈』です。
分かりやすく言いかえるなら
”心のフィルター””色メガネ”でしょうか。
この解釈こそが、
心に起こる感情の種類を決めています。
人それぞれ持っている解釈は違っていて、
それはその人その人のものごとの捉え方のクセと言えます。
先ほどの例に戻ってみましょう。
事実)朝起きたら、雨が降っていた
感情)憂鬱な気分になった
この場合の間にあった解釈を考えてみます。
(あくまで一例です)
解釈)雨の日は足元が濡れるので気分が悪い
傘をさすのが面倒
結果、「憂鬱な気分」という感情が生まれた
という流れです。
この例なら同じように感じる人が多いでしょうが、
でも中には「雨の日が好き」という人も
居るかも知れません。
また、同じ人でも「雨が降っていて嬉しい」と
感じることもあるでしょう。
「今日は大嫌いなマラソン大会の日だった」と
いう学生さんのように。
人によって違うこの解釈=受けとり方の
自分のクセを知ることが
客観的に感情を見つめる重要なカギとなります。
もしこれが歪んでいたとしたら
事実までも歪んで見えてしまい、
結果不適切な感情を生み、
誤った行動をしてしまう可能性もあるからです。
感情に振り回されないこと
自分の解釈のクセを知り、
客観的に自分の感情を見つめることは
正しい判断や行動を選ぶのに役立ちます。
特に、
大きな買い物をする時やビジネスシーンなど、
重要な選択・判断をする場面において
これはとても大切なポイントとなります。
もし、
感情のままに流されて行動してしまったら
大きな損失を出しちゃうかも知れないですし、
他人とのトラブルの原因にもなりかねないからです。
自分が(無意識のうちに)働かせている解釈のクセを知り
感情を客観的に見つめられるようになるには、
これからご紹介する『感情観察日記』が有効です。
手順はカンタンですので、
以下に示すとおりに実践していただければと思います。
『感情観察日記』のススメ
それでは、自分の解釈のクセを知り
感情を客観的に見つめる手法、
『感情観察日記』の書き方について解説していきます。
あ、心配しなくても大丈夫です。笑
やることはシンプルな3ステップで、
慣れてしまえばそんなに大変なことじゃありませんから。
『感情観察日記を書いてみよう』
[目的]:感情の客観視
・自分の思考(解釈)のクセを知る
・冷静な判断・行動を選択できるようになる
[手順]
ステップ①:事実(できごと)をそのまま書く
ステップ②:その時感じた感情をありのまま書き出す
ステップ③:その時働いた自分の思考を推察する
それでは、順を追って具体的に説明していきます。
①事実(できごと)をそのまま書く
まず最初に、起こったできごとをそのまま書きだします。
この時重要なポイントは、事実だけを書くようにすることです。
感情や思考(考えたこと)を交えて書かないように注意して下さい。
先ほどの例に戻ってみましょう。
事実)「朝、起きたら雨が降っていた」
✗「朝起きたら雨が降っていて、憂鬱だった」
✗「朝起きたら雨が降っていて、出かけたくなくなった」
1つ目のように、起こった事実だけを書きだします。
②その時の感情をありのまま書き出す
(ごまかさない・包み隠さない)
次に、その時湧いた感情をありのまま、正直に書いてみます。
(大丈夫、人に見せるモノじゃありませんから。笑)
単語だけでも構いません。
また、場合によってはその時の感情は
1つじゃないかも知れません。
先例で考えてみます。
感情)「憂鬱な気分だった」
「イヤな気持ちになった」
この時も感情だけにフォーカスし、
思考・考えたことを交えないように注意します。
③その時働いた自分の思考を推察する
ステップ3で、その感情が湧いた時に働いた
思考を洗い出してみます。
この段階では、推察してみる力が必要です。
慣れないうちは、ここは少し難しく感じるかも知れません。
でも、何度も繰り返しているうちに
自然と書けるようになってくるはずです。
思考)「雨の日は、足元が濡れて不快」
「傘を持って歩くのが面倒だ」
「通勤電車・バスが混み合うから」
これらの3ステップを経る感情観察日記を続けていると
自分の持っている解釈のクセが分かるようになり、
自らの感情を少しずつ客観的に見つめられるようになってきます。
自分の外側から、自分の心の中を覗く感覚ですね。
『感情観察日記』はどんな形で書かれても構いませんが、
オススメは専用のノートを1冊用意することです。
そして、手書きで書きだしてみましょう。
[ポイント]
・怒り・悲しみなど、強い感情が湧いた度に
・その場で書けなければ、できごとだけでもメモしておく
あとから感情・思考について書きだす
・最初は面倒でも、感情を感じた度に繰り返し書く
手書きが苦手‥という人や
ノートの持ち歩きが不便だと感じる人は、
スマホのメモ機能などの利用でもOKです。
実際、私も最初こそノートに書き出していましたが、
スマホならいつも持ち歩いていますし
その場ですぐ書きだしやすいので、
メモ機能を使うようになりました。
また、
完全に慣れてくると毎回書きださなくても
この3ステップが頭の中で完結できるようになります。
そうなったらシメたものですね。
感情を冷静に見つめられると・・
感情観察日記を繰り返し書いて習慣化することで、
徐々にでも自分の感情を客観的に見られるようになってきます。
すると、
もう1つ得られる大きなメリットがあるんです。
それは「人の感情の動きが分かるようになる」
ことです。
自分を客観視できてるというということは、
”自分を他人として見られている”というのに
近い状態です。
なので、自分以外の人のことも同じように見ることができるとも言えます。
親子やご夫婦、会社の上司や同僚など、
日々の中で感情のちょっとした行き違いから
人間関係のトラブルは起きがちです。
そんな時、相手の感情の動きを推察できれば、
相手に適した言葉をかけられたり
適切なリアクションを取ることもできます。
人間関係に問題が起こる前に
それを避けるような選択ができれば
より良い人間関係も築いていけます。
感情を客観的に見つめられるというのは、
自分の感情を適切に扱えるようになりますし、
人(相手)の感情にも敏感になれるのです。
さらに!
得にリベの皆さんにはお伝えしたいことがあります。
感情の客観視は(個人的意見ではありますが)
稼ぐ力にも大きく影響するということです。
何故か?
感情を客観的に見られるようになると、
メンタル面の安定にも確実につながってきます。
常に冷静な判断・行動を取れるということですね。
その時々の感情だけで反応し、
安易な行動をしてしまうと
大きな失敗・損失を引き起こしかねません。
それを避けられるということですね。
これも感情の客観視ができることの
大きな利点だと考えます。
日々、ライブでの両学長のお話を聞いていると
「本当に感情の安定した方だな」と
しみじみ感じます。
どんな場面でも、誰に対しても
感情的な言葉を発せられることがない、
皆さんの中にもそう感じられている人が
いらっしゃるんじゃないでしょうか。
安定したメンタルは、
大きなことを成し遂げたいわゆる成功者の
重要な特徴の1つではないかと思うんです。
(学長は、それを確実にお持ちだと感じます)
感情の客観視ができることは、
このように稼ぐ力の基礎にもなっていると
考えられます。
* * * * *
ここまで長々とお付き合いいただき
ありがとうございました。
「感情を客観的に見つめること」
「感情観察日記」について
理解いただけたでしょうか?
感情観察日記を習慣化するまでは
大変かも知れませんが、
ここから得られるものはかけた労力や時間以上に
きっと大きいはずです。
この記事でご紹介したことが
皆さんの今後の人生において
お役に立てることを願っています。
* * *
追記:
スキルマーケットで〜感情整理術〜というサービスの
提供を始めました。
この記事に書いた感情観察日記の書き方が
よく分からないという方、
またその他感情のことでお悩みの方で
直接相談をご希望の方がありましたら
ご利用いただければ幸いです。