- 投稿日:2025/08/13

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要約
依頼が膨らむ、期限が厳しい、条件が曖昧…。無理を引き受けず、信頼を落とさないための「スコープ再設計」と交渉の実践手順を解説します。
はじめに:断らないのに、無理をしない
依頼が来たとき、「なんとかします」と受け止める優しさは大事です。でも、そのまま引き受けてしまうと、納期遅延・品質低下・疲弊・関係悪化のリスクが一気に高まります。無理をしない=冷たく断る、ではありません。条件を整え直して、双方にとって“うまくいく形”に作り替える。これが「スコープ再設計」です。
・相手の目的を叶える
・現場が回る
・リスクが管理できる
この三拍子をそろえるために、今回は“実際に使える再設計の進め方と言い方”をまとめます。
原則:要件・期限・コストは三角形
仕事の条件は、だいたい次の三角形でできています。
・要件(やること・品質・範囲)
・期限(いつまで)
・コスト(人手・予算・時間)
三角形の1辺を固定すると、他の辺が動きます。要件を増やせば、期限が延びるかコストを足す必要がある。期限を短くするなら、要件を削るかコストを増やす必要がある。まずはこの前提を共有するだけで、無理な依頼はだいぶ減らせます。

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