- 投稿日:2025/09/11

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要約
お猪口や徳利、枡やぐい呑み――器は酒の味を変えるだけでなく、人との距離を近づける存在。昔ながらの酒器に込められた魅力とは?
日本酒を楽しむうえで欠かせないのが「酒器」。グラスやワイングラスで飲む現代的なスタイルも増えていますが、やはりお猪口や徳利といった昔ながらの酒器には独特の味わいがあります。それは単にお酒の入れ物ではなく、日本の文化や人とのつながりを映し出す存在。器を通して飲むことで、日本酒の楽しみ方はぐっと豊かになります。
徳利(とっくり)
特徴
徳利は日本酒を注ぐための代表的な酒器。首が細く胴が丸い形状は温度を保ちやすく、燗酒との相性が抜群です。陶器、磁器、ガラスなど、素材によって雰囲気も変わります。
背景
その形から「とっくり首」という言葉が生まれたように、昔から生活の中に深く浸透してきました。また、徳利で注ぎ合う行為には「相手との絆を深める」という意味合いがあり、宴席や家庭で大切にされてきました。
魅力
温度を長く保てるため、熱燗から冷酒まで幅広く使える
食卓に置いたときの佇まいが上品で、雰囲気を高める
注ぎ合う所作そのものが、人との距離を縮めてくれる

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