- 投稿日:2025/09/17
- 更新日:2025/09/30

1.はじめに
TOEICの参考書は本屋に行くと、ずらっと並んでいて圧倒されてしまいますよね。
「どれを選べばいいのか分からない…」
「頑張って勉強したのにスコアが伸びなかった…」
そんなふうに感じている方は、とても多いと思います。
特にスコア400〜500点台の社会人にとっては、仕事や生活で忙しい中、限られた時間をどう使うかが大きな課題。
せっかくの努力が無駄にならないように、TOEICのスコアアップに直結する学習本を選ぶことが大切です。
この記事では、同じように悩んできた方に向けて、500点突破に直結する学習本3冊とその使い方をやさしく紹介していきます。
2.TOEICテストの基本構成
TOEICテストは、ひとつの試験の中で リスニング と リーディング に分かれています。試験の前半がリスニング、後半がリーディングです。
リスニングテスト:英語を聞き取る力を試す(約45分、495点満点)
リーディングテスト:英文を読み取る力を試す(約75分、495点満点)
合計990点満点の試験で、バランスよく「聞く力」と「読む力」が求められます。
3.学習本の種類
TOEIC対策の学習本は大きく分けて3種類あります。
単語帳 … 語彙力を強化する
文法関連 … 文法の基礎力を固める
模試・問題集 … 本番形式で練習し、総合力をつける
この3種類をバランスよく組み合わせることで、スコアは着実に伸びていきます。
そして大事なことですが、参考書ではなく敢えて学習本と書いたのには大きな理由があります。ここで紹介する本は学習の参考にするのではなく、ガシガシと学習するための本だからです。
4.おすすめ学習本
1. 単語帳:『キクタン TOEIC® L&R TEST SCORE 500』(アプリ版がおすすめ)
キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE 600(アルク出版)
キクタンシリーズは、目標スコア別(500/600/800/990) に分かれているので、自分のレベルに合わせやすいのが魅力です。
さらに、音声機能や例文が充実していて、1つの単語を多方面から覚えられる構成になっています。
特におすすめなのが 紙の本ではなく、アプリ版です。
スマホひとつで学習できるので、通勤中や休憩時間などのスキマ時間を有効活用できます。
また音声を繰り返し聞けるため、単語を覚えるだけでなくリスニング力の強化にもつながり、一石二鳥です。
英単語を見ただけで意味が自然に頭に湧いてくるまで覚えるのが理想です。このレベルになるまで何周でも繰り返し覚えましょう。ですので、欲張らず目指すスコアの本に集中する(500点をめざすなら500だけ)のが良いでしょう。
2. 文法関連:『TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問』
『でる1000問』は文法の理解だけでなく、TOEICのリーディング問題(特にPart 5)に慣れることができる問題集です。
TOEICに模した問題を解きながら自然に文法を学び直せるので、得点力アップに直結します。
こちらは逆に紙の本がおすすめです。
TOEIC L&R テスト 文法問題 でる1000問(アスク出版)
効果的な使い方
1日何問解くかムリのない範囲で進めます
間違えたところは解説をしっかり読みます
2周目からはスピードを意識(1問20秒目安)
最低2回、3回以上繰り返すと効果が出やすいでしょう
リーディングの正確さは文法力に支えられています。でる1000を繰り返すことで、長文問題を読むスピードも自然に上がってきます。
📌 コラム:私もこれまでに多くの文法書で挫折してきました
文法書はページ数が多く、TOEICと直接関係しない部分まで含まれていることがあります。
全部を読み込もうとすると時間のロスになりかねません。
もし文法でつまずいたときは、わからない文をそのままAIに質問したりWeb検索にかけて解説を読むのがおすすめです。
文法書を探しまくるよりピンポイントで疑問を解消できるのではるかに効率的です。
3. 模試・実践問題集:『TOEIC公式問題集』
『TOEIC公式問題集』は、本番と同じ問題を体験できる唯一の教材です。
リスニング音声も試験と同じナレーターが担当しているため、本番の雰囲気をそのまま再現できます。
TOEICを受けるなら、公式問題集は必須教材です。
価格は高めですが、ここはお金を惜しまずに投資しましょう。
普段の学習に組み込む
受験前ではなく、日常的に使うのがポイント。
分割利用もOK
初回は模擬試験として使い、一回試験したたらムリのないペースで少しずつ分けて解けば、平日でも取り組みやすいです。
一回解いたら終わりではもったいない
特にリスニング問題は回答と解説を使って音読・シャドーイング、そしてリーディングは精読と解き直しを繰り返すと効果的です。公式問題集ならではなの出題方法に慣れて本番で混乱しないで試験に臨むことができるというメリットもあります。
公式問題集は過去分も含めて十数冊出ていますが、まずは最新版1冊で十分です。
大切なのは一度解いて終わりにせず、わかるまで何度も読み込み、聴き込むこと。
「使い倒す」ことで大きな力になります。
5.学習書の使い方まとめ
ここまで紹介した3つの参考書は、組み合わせて使うと効果的です。
キクタン(アプリ):毎日少しずつ。通勤やスキマ時間で音声を聞き、単語+リスニング力を同時に鍛える。
でる1000問:平日コツコツ。1日10問ペースで進め、間違えた問題を重点的に復習。
公式問題集:週末に本番形式で解く。普段はパートごとに分けて使い、必ず復習。
そして大切なのは、「1回読んで終わり」「1回覚えて終わり」にしないこと。
2回、3回と繰り返し取り組むことで、知識が定着し、本番でも自信を持って解答できるようになります。
6.まとめ
TOEIC400〜500点台の社会人が500点を突破するために必要なのは、たくさんの参考書ではありません。
キクタン(アプリ)
文法関連(でる1000問+工夫)
公式問題集
この3つをやり切れば十分です。
多くの本に手を出すよりも、少数を繰り返して「やり切る」ことが、スコアアップへの最短ルートです。
7.最後に
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今後は勉強時間の確保のしかた、勉強方法についても書いていく予定です。リクエスト、質問などありましたら、コメントに残していただけるとうれしいです。
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