- 投稿日:2025/08/01
- 更新日:2025/09/30

1.はじめに
私はいわゆる“平凡なエンジニア”です。専門分野の中ではなんとかやれていても、会社という組織の中で自分のカラーを出せているか?と言われると、正直あまり自信がありませんでした。
そんな自分を変えたくて始めたのが、英語の勉強です。
とはいえ、ただ「英語を勉強しています!」と言うだけではインパクトがありません。そこで、客観的にスキルを証明できるTOEICで高得点を目指すことに決めました。
勉強を始めた当初のスコアは550点。そこから1年半で680点、さらに半年後には730点までスコアを伸ばすことができました。
実は、その半年後に一度だけ800点を取ることもできました。ただ、正直これは“たまたま取れた”という感覚が強く、本当の実力は750点くらいだと思っています。
今回の記事では、私と同じように英語やTOEICを勉強している方に向けて、少しでもヒントになるような情報をまとめました。スコアアップを目指すみなさんの励みになれば嬉しいです。
2.TOEICのメリット
英語を勉強する理由は人それぞれですが、私がTOEICに取り組んで感じたのは、TOEICは「やる意味」がしっかりあるということです。
特に次の2つのメリットは、TOEIC受験をおすすめする大きな理由になります。
① 昇進・転職で有利になる
まず一つ目は、キャリア面での強力な武器になるという点です。
TOEICスコアは多くの企業で英語力の指標として採用されていて、**「TOEIC◯◯点以上で昇格」**といった条件を設けている会社も珍しくありません。
実際に、私の勤務先でも昇進の条件にTOEICスコアがありますし、英語の能力判定にTOEICが使われています。
つまり、「英語を勉強しています!」と口で言うよりも、TOEICスコアという“証拠”を見せられる方が説得力があるというわけです。
② 英語の基礎力がしっかり身につく
もう一つの大きなメリットは、英語の基礎が自然と鍛えられることです。
TOEICの学習を続けていると、単語・文法・リスニング・読解と、英語の総合力が少しずつ積み上がっていきます。
特に私がありがたかったのは、仕事で英文メールを急に書くことになった時や、英語の資料を読む必要が出てきた時に、「TOEICでやった表現、役に立った!」と思えた瞬間です。
ビジネス英語の実践というとハードルが高く感じるかもしれませんが、TOEICの勉強はその“土台作り”として非常に有効だと思います。
3.勉強時間の目安
TOEIC700点を目指すには何時間勉強すればいい?
700点を初めて超えたとき、「よし、次は800点だ!」と意気込んだ私でしたが、ふと疑問が湧いてきました。
「800点を取るには、あとどのくらい勉強すればいいんだろう?」
そこでインターネットで情報を探したところ、英会話サービス・レアジョブさんのサイトに、TOEICスコアごとの必要学習時間がひと目でわかる表がありました。とても見やすくて参考になるので、この表を学習計画の目安に使うことにしました。
参考:英会話レアジョブの「TOEIC習得時間早見表」
※引用元:英会話レアジョブHP
この表によると、TOEICスコア550点から750点まで上げるには、約450時間の学習が必要とされています。
ですが実際、私が550点から750点にスコアを伸ばすまでにかかった時間は…
なんと 約1,000時間!
毎日2時間ずつコツコツ続けて、かかった期間は約17ヶ月。
つまり、レアジョブさんの表に比べて2.2倍の時間がかかったことになります。
これは、表が示す学習時間が「最短・理想パターン」だとすると、私のように遠回りしながら進む人は、その2倍くらいを見積もっておくと現実的だなと実感しました。
では800点台を目指すには何時間勉強すればいい?
現在の私のスコアは750点。
先ほどの表によると、750点から850点を目指すには605時間の学習が必要とのこと。
でも私の実績では「必要時間 × 2」が実態なので、1200時間...
これを1日2時間半ずつ勉強したとしても、480日...
正直、なかなかハードなスケジュールです…。
その先、900点はどのくらい勉強する?
さらに欲張って、750点から950点を目指すとどうなるか…
レアジョブさんの表によれば、必要な学習時間は1,320時間。
私の「2倍かかるルール」で考えると、2600時間...
毎日2時間半勉強しても、1040日。3年近くかかる計算になります。
さすがにこれは現実的じゃないので、まずは自分の現在のスコアから一段階上の100点アップを目標として計画的に取り組むのが現実的ですね。このようにムリなスコアアップは禁物です。
4.スコア目標は少しずつ積み上げよう
目標スコアは「自分にとって必要な点」でOK!
TOEICを勉強していると、つい「もっと高得点を目指したい!」という気持ちになってしまいますよね。
でも、私は最近こう思うようになりました。
たとえば、あなたの会社で昇進に必要なTOEICスコアが600点なら、600点を取れればそれで十分なんです。
もちろん700点や800点を取れればかっこいいし、達成感もあるかもしれません。英語もペラペラに話せるのはないかと考えてしまってもおかしくありません。
でも、必要のない高得点を目指して、限られた時間やエネルギーを使いすぎてしまうのは本末転倒です。
TOEICはあくまでも“ツール”。
自分にとって本当に必要なスコアに到達することが、まずは一番大事だと思います。
焦らず、自分のペースで、必要な分だけ。
一緒に、コツコツがんばっていきましょう!
5.学生時代の英語授業に思うこと
学校で習った英語はいったん忘れてもいい?TOEICスクールで得た新しい学び
TOEIC受験にあたって、私は独学ではなく、一念発起してTOEIC専門のスクールに通うことにしました。
「問題をたくさん解いてコツを教えてもらってスコアアップ」となんとなく考えていたのですが、スクールのレッスンは英語の学習に関して目からウロコの連続でした。
「学校で習ったことは一度忘れてください」
最も印象的だったのは、講師の方が言ったこのひとこと。
「学生時代に学校で習った英語は、いったん忘れてください。本当の英語の文法は、こういう意味なんです。」
決して、学校の授業を否定しているわけではありません。
でも、この言葉を聞いて、私はふと気づきました。
私たちが中学・高校で覚えてきた英語って、
「正解を選ぶための英語」「テストで点を取るための英語」が中心だったんですよね。
実際に使える英語を学ぶということ
TOEICスクールでの授業では、単語や文法の暗記だけでなく、実際のビジネスや日常で使える表現を重視した内容が多く、
「なるほど、こうやって覚えると自然に使えるんだ」
「この言い回し、確かに仕事のメールでよく見る!」
と、いちいち納得しながら学べる場面が多くありました。
今まで「なんとなく覚えていた英文法」が、
実際に使う場面と結びついた瞬間、初めて“自分の英語”になったような感覚です。
学校英語は“土台”、大人になってからが本番?
今回の経験を通じて思ったのは、
学生時代の6年間の英語学習は、決して無駄じゃない。むしろ大事な土台だった。
ということです。
ただ、その上に「実際に使える英語」をどう積み上げていくか。
そのためには、もう一度学び直すことに意味があると感じました。
中学・高校の英語にモヤモヤした記憶がある方も、
大人になってからの学び直しは、新しい発見の連続かもしれません。
私にとっては、このTOEICスクールでの経験が、まさにそれでした。
6.参考ホームページ
オンライン英会話のレアジョブ
オンライン英会話のレアジョブのTOEICスコアと勉強時間目安表
7.おわりに
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
今回がブログ初投稿となります。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました!
この記事が、少しでも「役に立った」「読んでよかった」と思っていただけたなら嬉しいです。
TOEICや英語学習に取り組む方にとって、ちょっとしたヒントや励みになれば幸いです。
これからも、自分の経験をもとにリアルな学習記録や気づきを発信していく予定です。
ぜひまた、次回の記事でお会いしましょう!