- 投稿日:2025/09/28

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要約
認知症により本人の意思確認ができなくなると、不正利用防止や詐欺被害対策のため、預金口座は凍結されます。預金凍結により子供に介護費用の負担を重くします。
この記事では預金凍結までの流れをお伝えしています。
■はじめに
こんにちは、トモ@司法書士です。年間100件以上の相続・家族信託の相談を受けているのですが、先日にご相談いただいた時に、ある質問をいただきました。
『認知症と診断されたら預金が凍結するって聞いたのですが、どうしてですか?また、銀行はどうやって認知症だって知るのですか?』
という質問です。
確かに分かりづらいなという印象と、知っていれば落し穴を避けられると思いました。
実は、裁判所の公開資料で、後見の「申立ての動機について」という質問回答を確認すると、令和6年の後見制度の申立てをした内の92.7%が申立ての動機として「預貯金の管理・解約」を挙げています。
預金の凍結は介護費用の負担をぐっと重くする問題に直結します。
少しでも参考になれば嬉しいです。
■認知症診断から凍結まで
認知症の診断を受けたからといって、病院から勝手に銀行に共有されるわけではありません。
では、どのようにして凍結まで進むのでしょうか?

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