- 投稿日:2025/09/30

秋といえば「秋刀魚(さんま)」。旬の魚の代表格で、塩焼き、刺身、蒲焼きと幅広く楽しめます。そして何より、日本酒との相性が抜群です。鮮度の良い秋刀魚を選べれば、家庭の食卓でも料亭に負けない極上の晩酌が完成します。ここでは、美味しい秋刀魚の選び方と、日本酒とのおすすめの楽しみ方をご紹介します。
新鮮な秋刀魚の見分け方
1. 目の澄み具合
新鮮な秋刀魚の目は黒目がはっきりしていて透き通っています。白や黄色く濁っていたり、乾いているものは鮮度が落ちている証拠です。
2. 体表の輝き
銀色に光り輝く体は新鮮さの証。くすんで黒ずんでいるものは避けましょう。
3. 背中の青み
背中の青色が鮮やかで澄んでいるものほど鮮度が高いといわれます。鮮度が落ちると黒っぽくなります。
4. 身の張り
手で持ち上げたとき、しっかりピンと張っていて重みを感じるものが理想。柔らかくぐにゃりとしているのは避けたいポイントです。
5. 口先とエラ
口先が黄色くなっている秋刀魚は脂がしっかり乗っています。さらに、エラが鮮やかな赤色をしているものも鮮度の高さを示しています。
脂の乗りを見極める
秋刀魚の醍醐味は脂。脂がのった秋刀魚は、焼けば皮目から旨みがじゅわっとあふれ、香ばしい香りが漂います。
背と腹の境目がふっくら丸みを帯びている
体全体に重みを感じる
これらがそろえば「旬の極上秋刀魚」です。
避けたい秋刀魚
目が黄色く濁っている。
腹が破れて中身が出ている。
体表が乾燥してツヤがない。
こうした魚は鮮度が落ちているため、なるべく避けましょう。
日本酒と楽しむ秋刀魚料理
秋刀魚の塩焼き × 日本酒
定番中の定番。脂ののった秋刀魚の塩焼きに、日本酒のキレが合わさると、口の中が一瞬で秋に染まります。熱燗にすると脂をすっきり流しつつ旨みを引き立て、冷酒なら香ばしさを爽やかにまとめてくれます。
秋刀魚の刺身 × 日本酒
鮮度抜群の秋刀魚でしか味わえない贅沢。濃厚な旨みがダイレクトに伝わる刺身には、フルーティーな香りの日本酒を合わせると甘みと酸味がバランス良く調和します。
秋刀魚の蒲焼き × 日本酒
甘辛いタレが絡んだ蒲焼きには、濃厚な旨みの日本酒が好相性。タレの甘みをしっかり受け止めながら、後味をすっきり整えてくれます。ひやおろしに特にオススメです。
まとめ
秋刀魚を選ぶときは、目の澄み・体の輝き・身の張り・口先の黄色をチェックすること。脂ののった秋刀魚は、塩焼きや刺身、蒲焼きなど、どの料理でも日本酒との相性が抜群です。鮮度を見極めて選んだ一尾が、晩酌の時間を最高のものにしてくれます。今年の秋は、美味しい秋刀魚とお気に入りの日本酒で、旬を存分に楽しんでみてください。