- 投稿日:2025/10/01

10月1日は「日本酒の日」とされています。これは1978年に日本酒造組合中央会が制定した記念日で、日本酒業界にとって特別な意味を持っています。理由は大きく二つ。
・酒造年度(BY:Brewery Year)の始まりが10月1日であること
・十二支の「酉」が酒壺を意味し、古来より酒と深く関わっていたこと
つまり、この日は「新しい酒造りの幕開け」と「日本酒文化そのものを祝う日」の両方の意味を兼ね備えているのです。
なぜ10月なのか
かつての日本酒造りは、秋に収穫された新米を仕込みに使い始めることからスタートしました。自然のサイクルに合わせて酒造りを始めるこの季節は、蔵にとっても区切りの時期。10月1日は「新しい1年の酒造りの始まり」として、今も業界全体で意識されているのです。
季節のペアリングで楽しむ
10月は食欲の秋。日本酒に合う旬の食材も豊富です。
秋刀魚の塩焼き × スッキリとした辛口
きのこのホイル焼き × 芳醇で旨味のあるタイプ
さつまいもご飯 × 華やかな吟醸香を持つタイプ
料理の温度や風味に合わせて、冷酒・常温・燗と飲み分けてみるのもおすすめです。
各地で開かれるイベント
「日本酒の日」に合わせて、全国各地でイベントが開催されます。
各地の酒蔵や百貨店での試飲イベント
新酒や限定酒のお披露目、酒器と一緒に楽しめる会も多いです。
地域イベント
東京・大阪・名古屋など都市部では大規模な「日本酒フェス」や「利き酒会」、地方では地元蔵元の振る舞い酒や蔵見学が実施されることも。
まとめ
10月1日の「日本酒の日」は、酒蔵にとって新しい1年のスタートであり、飲み手にとっては日本酒の魅力を改めて味わう記念日。家での晩酌に少し特別感を加えるのも良し、各地のイベントに足を運んで新しい日本酒に出会うのも良し。
今年の10月1日は、日本酒を通じて季節と人とのつながりを感じてみてはいかがでしょうか。