- 投稿日:2025/10/02

「田舎での独立なんて不利だ」と思っていませんか?
僕は故郷の鳥取で起業し、むしろその「田舎」という環境こそが成功の要因だったと確信しています。
この記事では僕自身の経験をもとに、孤独を力に変えて事業を成功させる具体的な方法をお伝えしましょう!
田舎での独立はツラい
僕が専業ブロガーになる一歩を踏み出したキッカケは、母親の病気でした。
母の看病をしなければいけなかったため、僕が独立した場所は鳥取のめちゃくちゃ田舎にある実家です。
これはなかなか、精神的にツラいものがありました!
最初は稼ぎもなく無職みたいなものだったので、地元の友達に会うのはすごく気が引けます。
かと言って何もない田舎なので、新たに友達を作れるような場もありません。
特に辛かったのは、周囲の目でした。
田舎では「会社に勤めていない=怪しい人」という見方をされがちです。
近所の人に「いま何してるの?」と聞かれるたび、答えるのが気まずく感じました。
そのころ同じように起業した友達は、都会で仲間と楽しく交流会に参加していました。
そんな様子をSNSで見たりすると、やりきれない気持ちになって死にたくなったり。笑
事業に集中せざるを得ない
そんなツラい状況から抜け出したくて、僕はひたすら自分の事業である「ブログ」に取り組んだのです。
というか他にやることがないので、そうせざるを得なかったのですが。笑
そのかいあってか、1年後にはブログで生活できるようになりました。
その後も収益を伸ばし続け、今はブログで稼いだお金でFIREしています。
参考:銀行で鬱になり訓告処分に…人生に絶望した自分が民泊にたどり着いた軌跡
いま振り返ってみると、「田舎」という場所は僕にとってプラスに働きました。
なぜなら、自分の事業に集中せざるを得ない環境だったから!
他のブロガーとの交流会や勉強会へ参加することも、きっと有意義なのでしょう。
しかし「自分の仕事に集中すること」以上に、役に立つとは思えません。
都会にいると、どうしても誘惑が多くなります。
友人からの飲み会の誘い、面白そうなイベント、刺激的な出会い。
これらは楽しいものですが、起業初期の大切な時間を奪ってしまうのも事実です。
田舎には、娯楽がほとんどありません。
映画館もカフェも少なく、夜は早くから真っ暗です。
しかしこの「何もない環境」こそが、僕の最大の武器になりました。
朝から晩までブログのことだけを考え、記事を書き続ける。
そんな生活を1年以上続けられたのは、田舎だったからこそです。
失敗する起業家の条件
「残酷な20年後の世界を見据えて働くということ」という本の中に、「失敗する起業家の条件」というのが載っています。
著者の岩崎日出俊さんはベンチャー投資家で、数々の起業家と出会ってきた中でこの法則を見つけたそうです。
その条件の中に、「交流会にばかり参加している人」というものがあります!
起業家の中には「他の起業家と話をしているとヒントがもらえる」と、交流会にばかり参加する人がいるそうです。
そのため、肝心の仕事がおざなりになっているとのこと。
確かにお金を払って会場まで足を運び、とてもタメになる話を聞けたら…
僕なんか「行動したな~」って満足して、そのまま寝ちゃいそうですね。笑
徹底的に1人でがんばる
また「人生が全部うまくいく話」という本の中には、「徹底的に一人でがんばることの大切さ」が説かれています!
「納税額日本一」として有名な著者の斎藤一人さんいわく、ビジネスに人脈なんかいらないとのこと。
「人脈」という言葉のどこかに、「人に頼ったらなんかできるのではないか」という気持ちが存在しているからです。
まずは徹底的に一人でがんばって、そのときについて来てくれた人と深く付き合えば良いと言っています。
この言葉は、田舎で孤独に奮闘していた僕にとって大きな励みになったのです。
実際ブログで成果が出始めてから、仕事の依頼や協力の申し出が来るようになりました。
無理に人脈を広げようとしなくても、価値を提供し続ければ必要な人との繋がりは自然にできるものです。
田舎で独立する3つのメリット
僕が実感した田舎独立のメリットは、以下の3つです!
・圧倒的な低コスト
・誘惑が少ない
・差別化しやすい
ではそれぞれについて、以下でくわしく説明しましょう。
①圧倒的な低コスト
単純に、家賃や生活費が都会の半分以下です。
僕の場合は実家だったので、家賃はゼロで食費は3万円でした。
起業初期の収入が不安定な時期に、この固定費の安さは精神的な余裕を生み出してくれます。
②誘惑が少ない
先述の通り、娯楽が少ないため仕事に集中できます。
都会では「ちょっとカフェで作業しよう」と思っても、周りの雑音や席の狭さで集中できないことも。
田舎では静かな環境で、深い集中状態に入りやすいです。
③差別化しやすい
「田舎から発信する」というだけで、独自性が生まれます。
僕のブログもキャラクターが確立され、それが読者の興味を引く要素になりました。
また他にそのようなことをしている人が周りに少なかったので、地元企業からのWEBマーケティングなどの依頼も受けやすいです。
田舎独立で気をつけるべきポイント
もちろん、田舎での独立には注意点もあります。
それは、高い意識を維持しづらいこと!
田舎にいると、どうしても目線が低くなりがちです。
ゆるい環境の中にいるので、なかなか強い競争意識が芽生えません。
なので僕は定期的に都会へ出かけてレベルの高い人と会える場に行き、自分を奮い立たせていました。
正直「行くんじゃなかった…」と思うくらい居たたまれない気持ちになりますが、それが原動力になっていたと思います。
今はリベシティなどのオンラインコミュニティが発達しているので、そういったものを積極的に活用すると良いです。
オンラインでつながりも維持できるので、田舎での孤独感も和らぎます。
ネットでできる仕事は田舎が良い
もちろん業種によっては、都会じゃないと商売が成り立たない場合もあるでしょう。
しかしネットでできる仕事なら、場所を選びません!
そういった仕事は田舎で一人コツコツとがんばる方が、成功する確率は高いです。
ブログ、Webライター、プログラマー、動画編集者、オンラインコーチなど、パソコン一台でできる仕事は田舎との相性が抜群です。
これらの仕事で成功している人の中には、地方や田舎を拠点にしている人が意外と多かったりします。
なので田舎で孤独に耐えながら、それでも日々がんばっている皆さん!
くさらずに、いま自分たちができることを淡々と続けていきましょう。
田舎という環境は、短期的にはツラく感じるかもしれません。
しかし長期的に見れば、成功するための最高の環境になり得ます。
大切なのは目の前の孤独や不安に負けず、自分の目標に向かって一歩ずつ進み続けることです。