- 投稿日:2026/01/18
- 更新日:2026/01/18
初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
今回は安藤俊介著『はじめての「アンガーマネジメント」実践ブック』(2016年発行)をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
著者:安藤 俊介
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事。アンガーマネジメントコンサルタント。1971年群馬県生まれ。2003年に渡米してアンガーマネジメントを学び、日本に導入し第一人者となる。
ナショナルアンガーマネジメント協会に在籍する1500名以上のアンガーマネジメントファシリテーターのうち、15名しか選ばれていない最高ランクのトレーニングプロフェッショナルに、米国人以外ではただ一人選ばれている。
✅ 怒りは「感情の癖」であり、直せる。
✅ 「べき」の正体を知れば、怒りに振り回されない。
✅ 怒りをエネルギーに変えることで、人生を前向きにできる。
怒りの感情はコントロールできる!
安藤俊介著『はじめての「アンガーマネジメント」実践ブック』
「ついカッとなって言ってしまった」
「あの一言がなければ…」
誰もが経験する“怒りの後悔”。
だが安藤氏は言う──怒りは抑えるものではなく、“使いこなす”ものだと。
本書は、感情の仕組みを科学的に理解し、怒りに支配されず生きるための実践的メソッドを提示する。
怒りの正体を知ることで、人間関係も人生も穏やかに変わっていく。
アンガーマネジメント:1970年代にアメリカで生まれた考え方。
怒りの感情をコントロールするための心理トレーニングであり、怒るべき時とそうでない時を見極め、衝動的な怒りを抑えて建設的に感情を扱うスキルを身につけることを目的としている。
よく言われるのが、「6秒ルール」で、感情ホルモン(アドレナリンなど)の作用ピークが約6秒で過ぎるからと言われている。
その6秒を過ぎれば、理性(前頭葉)が働き始め、感情が沈静化しやすくなるという。
ただ、どうしても個人差があるので、結局は「汝、自分を知れ」となる。
『はじめての「アンガーマネジメント」実践ブック』
怒りは大事だ。だが、不機嫌はいかん。自分を縛り付ける。
本人が気づいていないばかりに、周りの人にマイナスの影響を与え続けているとしたら、それは非常にもったいないことです。ですが、感情の癖に気づくことができれば、それを直すことができるのです。
安藤俊介著『はじめての「アンガーマネジメント」実践ブック』
怒りの正体は「感情の癖」──学習された反応を知ることが第一歩
一度立ち止まれ。その怒りがどこから来たかを見極めよ。
怒りも感情の一つなので、「怒りの癖」というのは、どんな場面で怒りを感じることが多いか、その傾向や習慣といえるものです。この「怒りの癖」に大きな影響を与えるのは、あなたのふだんの考え方や行動基準です。
安藤俊介著『はじめての「アンガーマネジメント」実践ブック』
⇒ 怒りは性格ではなく、後天的に形成された思考習慣だ。
「自分は怒りっぽい性格だから仕方ない」
そう思い込んでいないだろうか。
だが安藤俊介氏は、「怒りは性格ではなく、習慣である」と明言する。
怒りは、生まれつきの資質ではなく、子どもの頃からの“感情の学習”によって形成された反応パターンにすぎないのだ。
人は家庭の中で感情の扱い方を学ぶ。
怒る親を見て育った子どもは、「怒りは自分を守る手段」と学習し、穏やかな家庭で育った子どもは、「共感で解決する」方法を覚える。
つまり、怒り方とは“感情表現の模倣”であり、無意識のうちに刷り込まれた反応である。
そして、この「感情の癖」は修正できる。
怒りを抑えつけるのではなく、「自分がどんなときに、どんな理由で怒るのか」を観察することから始まる。
怒りを感じた瞬間、その背後には「自分が大切にしている価値観」がある。
それに気づけたとき、怒りは単なる爆発ではなく、“自分を理解するためのシグナル”に変わるのだ。
安藤氏は言う。
「怒りはコントロールできない感情ではなく、観察と訓練によって“選び直す”ことができる」
怒りとは敵ではなく、自分の成長を教えてくれる教師である。
怒りの引き金は「べき」──正義の押しつけが感情を暴走させる
一緒に渡る「べき」が満たされないとき、意思はゆらぐ。
私たちが怒ってしまうのは、自分が信じる「べき」が目の前で裏切られてしまうとき。
安藤俊介著『はじめての「アンガーマネジメント」実践ブック』
⇒ 自分の中の“正義”が裏切られたとき、人は怒る。
怒りの根底には、必ず「〜するべき」「〜してはいけない」という信念が存在する。
この“べき”こそ、怒りの発火装置だ。
たとえば、「時間は守るべき」と強く信じている人は、遅刻に敏感に反応する。
「子どもは親の言うことを聞くべき」と思う人は、反抗されると強く腹を立てる。
出来事そのものが問題なのではない。
私たちは、自分の信じる「べき」が破られた瞬間に、怒りを感じるようにできている。
常識とは、18歳までに積み重なった、偏見の累積でしかない。
アルベルト・アインシュタイン
安藤氏は、「怒りは出来事ではなく“意味づけ”の産物である」と語る。
同じ出来事でも、「まあ仕方ない」と受け流せる人もいれば、「信じられない!」と爆発する人もいる。
その違いは、心の中にある“フィルター”「べき」の強度によって生まれる。
アンガーマネジメントとは、この「べき」を緩めるトレーニングである。
100点満点でなければ認めない完璧主義をやめ、「70点でも上出来」と考える柔軟な思考に切り替えること。
「正しさ」を軸にするのではなく、「穏やかさ」「関係性の維持」を軸に考えること。
この意識の転換が、怒りの鎖を断ち切る鍵となる。
怒りを完全に消すことはできない。
だが、「自分の“べき”に気づく」ことができれば、怒りに支配されず、穏やかに向き合えるようになる。
つまり、怒りのコントロールとは“価値観の柔軟化”なのだ。
「べき」はすべて正解この世の中にある「べき」はすべて正解です。少なくとも、本人にとっては。それがたとえ、一見すると、あるいは一見しなくても、社会的におかしいと思えるような「べき」だったとしても、信じている本人にとっては、それこそが正解なのです。
安藤俊介著『はじめての「アンガーマネジメント」実践ブック』
怒りを使いこなせ──破壊の感情を行動エネルギーに変える
怒りは炎とおなじだ。適切に使えば有益である。
アンガーマネジメントとは、怒らなくなることが目的ではなく、怒る必要のあることは上手に怒れるようになる一方で、怒る必要のないことは怒らなくてすむようになることです。
安藤俊介著『はじめての「アンガーマネジメント」実践ブック』
⇒ 怒りは破壊にも成長にもなる“エネルギー”だ。
怒りは扱い方次第で、人生を壊すことも、前進させることもできる。
言い争い、衝突、後悔──これらは怒りの負の側面だ。
だが同時に、怒りは「現状を変えたい」「理不尽を正したい」という、最も純粋なエネルギーでもある。
怒りを抑え込むのではなく、“方向づける”ことが重要だ。
「なにくそ」「見返してやる」という気持ちは、怒りを原動力に変えた好例だろう。
怒りをきっかけに努力し、行動し、成長していくことは誰にでもできる。
安藤氏は、「アンガーマネジメントの目的は、怒らない人になることではない」と言う。
本当の目標は、「怒っても後悔しない人」になること。
怒るべきことには勇気を持って怒り、どうでもいいことには笑って流す。
この“線引きの力”が、成熟した大人の感情バランスを支えている。
怒りをうまく使える人は、リーダーとしても信頼される。
欧米では、感情を制御できないリーダーは「未熟」とみなされ、昇進の道を閉ざされる。
それほどまでに、怒りの扱いは社会的能力として重視されている。
怒りを封じ込めるのではなく、「見つめ、整え、活かす」。
それが、アンガーマネジメントの本質である。
怒りは人生を破壊する感情ではなく、「生きる力を鍛える道具」なのだ。

デール・カーネギー著『道は開ける』
「悩みは頭の中で膨張し、紙の上で縮小する。」
「悩みの多くは、感情と事実の区別がついていない状態だ。」
脳の中にある曖昧な“感情のもや”を外に出すことで、「扱える情報」へと変わっていく。
事実を把握しようとする場合に、情報集めは自分のためではなく、誰か他人のためなのだと思うようにする。こうすると、事実に対して冷静かつ公平な観察がしやすくなり、感情を取り除くことができる。
デール・カーネギー著『道は開ける』
まとめ
✅ 怒りは「感情の癖」であり、直せる。
✅ 「べき」の正体を知れば、怒りに振り回されない。
✅ 怒りをエネルギーに変えることで、人生を前向きにできる。
怒りは人生を壊すことのできる唯一の感情である
安藤俊介著『はじめての「アンガーマネジメント」実践ブック』
⇒ 「怒りは抑えるものではなく、整えるもの」
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆

