- 投稿日:2025/11/04
- 更新日:2025/11/16
初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
今回は学識サロンまぁ〜著『“顔出しナシ”でYouTubeで稼ぐ本』(2022年発行)をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
著者:学識サロン まぁ~
2019年6月より書籍解説チャンネル「学識サロン」をYouTubeで開始し、1年間で登録者10万人を達成。
✅ 顔を出さずに信頼を得る方法がある。
✅ YouTubeは再生数よりも「構造」で勝つ。
✅ 成功の鍵は“仕組み化”と“継続性”である。
「ルックスやトーク力がなくても、YouTubeで稼ぐことはできる!」ということです。
学識サロンまぁ〜著『“顔出しナシ”でYouTubeで稼ぐ本』
「副業でYouTubeを始めたいけど、顔出しはしたくない」
「動画作りの時間がない」
そんな悩みを持つ人にこそ、本書は必読である。
学識サロンまぁ〜氏は、顔出しナシ・撮影ナシという制約の中で、複数のチャンネルを収益化。
運やセンスではなく、戦略と仕組みで稼ぐモデルを確立した。
本記事では、その“再現性のあるYouTube設計図”を3つの柱で解説する。
「顔出しナシ=戦略」「設計=勝利の鍵」「継続=仕組み」である。
動画投稿で収入を得たい人向けの本。
本書は、「匿名で成功する再現性」を体系化した戦略書である。
顔出しを避けることで、むしろ構造・分析・仕組みの力が磨かれる。
興味のあるジャンルで、ニッチな市場であれば稼げるが、なかなかそうはならないのは現実である。
しかし、今後も市場が拡大すると見込まれる動画を始めてみたい方には参考になる。
本書は専門用語(CTR、視聴維持率、トラフィックソース…)が多いので、できる限り自分でかみ砕いて欲しい。
YouTubeで本気で稼ごうと思うなら、乗り越えるべきハードルだ。
『“顔出しナシ”でYouTubeで稼ぐ本』
顔を世間にさらせば、トラブルは必ず起きる
顔を出しているYouTuberの知人は、「登録者5万人を越えたら、山手線乗ると大体声をかけられる」と言っていました。
有名人になってチヤホヤされたい気持ちがあるのならそれで構いませんが、毎日がそれだと生活しにくくなるのも事実です。
学識サロンまぁ〜著『“顔出しナシ”でYouTubeで稼ぐ本』
顔出しナシは「逃げ」ではなく「戦略」──匿名の信頼設計
動画だけで生きていこうとするなら、それは芸能人だ。
容姿を公表しないことはもはやデメリットなどではなく、視聴を促すうえで大きな武器となるのです。
学識サロンまぁ〜著『“顔出しナシ”でYouTubeで稼ぐ本』
⇒ 顔を隠すことで“想像”と“集中”を生む。
匿名は弱点ではない。
顔を出さないことで、視聴者の注意は「容姿」や「表情」ではなく、声・構成・情報の質に集約される。
この戦略の具体例として、スタイルの良い女性が首から下だけを映したVlogチャンネルが人気を集める傾向が挙げられている。
これは、視聴者が「どんな顔をしているのだろうか」と容姿を妄想する行為、すなわち視聴者の想像力自体が「価値」となり、それが再生数の獲得に直結するメカニズムを示している。
Vチューバーやチャンネルの顔を別で用意するのも同様である。
ライオンやシロクマ、仮想の男性女性や自信をイラストにしたもの、謎の物体など…。
意識してみてみると本当の意味で自分の顔を出していないチャンネルも多い。
顔出しナシで活動する場合、トークが上手であったり、表情豊かであったりする必要がないことも多いです。
学識サロンまぁ〜著『“顔出しナシ”でYouTubeで稼ぐ本』
他にも、解説系・教育系・レビュー系のような内容勝負ジャンルでは、むしろ優位に立てる。
視聴者は「誰が言っているか」より「何をどの順で、どれだけ明確に説明しているか」で判断するからだ。
見た目による先入観や偏見の影響を遮断でき、コンテンツの純度が上がる。
さらに匿名は、ブランディングの一貫性を設計しやすい。
アイコン・声質・BGM・テロップ規格を統一すれば、顔を出さずとも「そのチャンネルらしさ」は積み上がる。
特に「YouTuberにとって〇〇〇への配慮は自衛そのもの」という、リスク管理の重要性を強調している。
この「〇〇〇」は、著作権、肖像権、または炎上回避など、顔出しナシの運営においても不可欠な法務的・倫理的な配慮を指しており、持続的な活動の基盤を確立する上で重要視されている。
思いもよらずに炎上してしまったときには、デジタルタトゥーとして一生残ってしまう場合もあります。特にあなたが会社員なのであれば、きっと「本業には絶対支障をきたしたくない!」と考えるのではないでしょうか。
学識サロンまぁ〜著『“顔出しナシ”でYouTubeで稼ぐ本』
声のEQ処理、喋りのテンポ、語尾のトーンなど“音声の名刺”を磨くほど、認知の一貫性=信頼へ直結する。
実装の骨格はシンプルだ。
声:ノイズ除去→EQで250Hz帯域を軽く抑え、2k~3kHzを微加算。
母音をクリアに、破裂音はデエッサーで処理。
脚本:問題提起→要点3つ→反証→具体例→CTA(何をしてほしいか)の5段。1トピック=1メッセージ。
画面:顔の代わりに情報レイヤー(見出し・キーワード・数値・図解・矢印)を置く。視線誘導は「左上→右下」。
声×画面の同期:キーワードが口から出る±0.3秒以内にテロップを出す。
脳のマルチモーダル処理を味方にする。
この4点を徹底すれば、「顔がない」ことは欠落ではなく、集中を生む設計になる。
匿名は“情報への信頼を純化する装置”なのだ。
つまり、“顔出しナシ”とは視聴者の注意を「コンテンツそのもの」に集中させる、極めて合理的な方法である。
稼ぐチャンネルの共通点──ジャンル選定と分析がすべて
どんなものが儲かるかは世間が決めることである。
これは私の意見ですが、まずは伸びているジャンルで成果を出し、しっかりとお金を稼いでから、メンタルを安定させたうえで、自分が本当にやりたいチャンネルを始めるというスタイルが、成果を出している人には多い印象があります。
学識サロンまぁ〜著『“顔出しナシ”でYouTubeで稼ぐ本』
⇒ 好きより「単価」を選べ。分析が成功を再現する。
皆が通る当たり前のパターンで、一発目から大当たりを出すことは、たとえ戦略が間違っていなくても至難の業と言えます。
学識サロンまぁ〜著『“顔出しナシ”でYouTubeで稼ぐ本』
稼げるかどうかは始める前に8割決まる。
理由は2つ。
CPM(広告単価)の差がジャンルで桁違いだから。
ビジネス・金融・教育・B2Bソリューション等は高単価。
娯楽は低単価になりやすい。
市場構造の再現性。
上位チャンネルの共通項(構成・テンポ・サムネ言語・リテンション設計)を抽出すれば、成功を仕組みとして模倣できる。
これは、YouTubeに関する求人を見ても明らかだ。
ある時期のクラウドソーシングに出ていた報酬単価の相場表である。
(インターネットを介して不特定多数の人々に業務委託する仕組み)
―――――――――――――――――――――
❶専門職系(製造・建築・法律)
平均単価:約18,000円/本
❷運用支援・ディレクション系
平均単価:約15,000円/本
❸ビジネス・SNS系
平均単価:約7,000円/本
❹2ch・お金・心理学の雑学系
平均単価:約4,500円/本
❺エンタメ系
平均単価:約3,800円/本
❻AIショート・切り抜き系
平均単価:約3,000円/本
―――――――――――――――――――――
稼げなければ、他の人にも払えない。
つまり、勝ち馬に乗れ。
最短ルートは「上位5チャンネルの徹底分解」だ。
企画:タイトル語彙(数詞・結果先出し・読者利益ワード)を棚卸し。
導入:最初の15秒内で“問題→約束→目次”を言語化しているか。
テンポ:無音間の平均秒数、Bロール比率、画面切替の間隔を計測。
サムネ:2~4語・大きな数値・人物/象徴アイコンの有無・余白率。
CTA:何を、いつ言っているか(序盤/中盤/終盤)。
(Call To Action:行動喚起)リンク誘導の設計。
成功している競合を分析し、構成・テンポ・タイトル・サムネを模倣しながら独自性を加える。
このリバースエンジニアリングが、最速で収益化にたどり着く方法だ。
(完成した製品やソフトウェアを解析し、その構造、機能、動作原理などを明らかにする技術やプロセスのこと。つまり分解して構造を分析すること)
省力化の作法も勝敗を分ける。
撮影を捨て、フリー素材×ナレーション×図解で回す。
台本→音声→カット編集→テロップ→静止素材→効果音の固定レール化で、1本あたりの工数を半減。
これにより、継続の摩擦(疲労・時間不足)を最小化できる。
成功した理由は、「撮影しない」「編集を仕組み化」「アナリティクスで改善」という徹底した効率設計にある。
ちなみに、「撮影しない」の手法とは、スライド、アニメーション、権利処理されたフリー素材、ナレーションなどを組み合わせることで、高品質なコンテンツを迅速かつ低コストで量産する技術を指している。
動画編集だけでなく、編集の作業の方法もアップデートを続けることで、作成時間を短縮化させ、効率よく動画を生産していくようにしましょう。
学識サロンまぁ〜著『“顔出しナシ”でYouTubeで稼ぐ本』
長く続けるには、わずかな小さな手間でも減らしていかないといつまでたってもラクにならない。
額に汗して働く姿は尊い。
だがいつまでも額に汗して働くのは知恵のない話である。――松下幸之助
効率よく動画を生産できるようにしていくべきだ。
素材に困るなら、ここに無料で使える素材集を用意したので参考にどうぞ。
参考記事:【AIなし!】超有益フリー素材サイト集 25選!:YouTube・ブログ・デザイン・商業案件に!
失速の3大要因とは何か?
10分程度の動画を完成させるのに編集だけでも8時間かかるなんていうことは珍しくありません。
学識サロンまぁ〜著『“顔出しナシ”でYouTubeで稼ぐ本』
①期待と現実のギャップ
②非効率な制作
③モチベ低下。
これを防ぐ運用KPI(重要業績評価指標)は次の通り。
週次:投稿本数、台本完成数、ネタ在庫(最低20)。
動画単位:CTR≥6%、平均視聴維持率≥45%、初動48時間の視聴回数/登録者比≥0.5。
四半期:検索流入比率(ストック化の進捗)、収益ソース分散(広告/案件/自社LPへの送客)
さらに、データ分析によるPDCA運用が欠かせない。
決して「好き」を否定しない。
ただし、「好き×高単価領域×再現性のある型」
この3点が重なる場所に旗を立てるのが、勝つ設計である。
感覚ではなくデータで運営することで、動画の質は自動的に上がるのだ。
また、制作プロセスの標準化と自動化こそが、著者が複数の収益チャンネルを並行して運営できる再現性と生産性の基盤を構築している。
自分がやりたいことよりも、YouTube内で今視聴者が求めている情報を提供していく、こういった考え方もあるということを意識しましょう。
YouTubeって楽しそうな活動に思われがちですが、稼ぐうえでは仕事と変わりませんから。
学識サロンまぁ〜著『“顔出しナシ”でYouTubeで稼ぐ本』
再生より「維持率」──視聴を止めさせない編集とデータ戦略
データを甘く見るな。本当に稼ぐということは細やかな配慮だ。
ジャンルが雑多だと「インプレッション数」が下がるという、大きな悪影響があります。(中略)有名YouTuberが多様な動画を出しても再生されるのは理由があって、それは「コアなファン」が大勢ついているからなんです。
学識サロンまぁ〜著『“顔出しナシ”でYouTubeで稼ぐ本』
⇒ 編集とデータ分析で“継続視聴”を設計せよ。
伸びる動画は、開始15秒で勝負をつける。
「誰の・どんな悩みを・何分で・どう解決するか」を宣言し、同時に成果の先出し(ビフォーアフター/結論の要点)を置く。
ここで視聴者は“見る理由”を獲得する。
編集の基礎技術は2つ。
ジェットカット:無音・言い淀み・冗長な接続詞を削る。
トランジションは最小限。体感速度を上げ、離脱の谷を消す。
テロップ:全文ではなく強語のみを大きく。
行間を空け、1スライド7語以内。数値・固有名詞は必ずテロップ化。
「顔なし」なら画面密度が命。
1スライド=1メッセージ、視線誘導の矢印、要点は左寄せ。
図解は「問題→原因→対策→効果」の4枠で固定化。
BGMは-20LUFS程度、セリフは-16~-14LUFSで被らないように。
(LUFS:人間の耳で感じる音の大きさを表す単位)
「全ての独創は模倣から始まる」という言葉があるように、どの界隈の成功者も、最初は結果を出している先駆者の真似をしています。
学識サロンまぁ〜著『“顔出しナシ”でYouTubeで稼ぐ本』
投稿後はアナリティクスで外科手術する。
CTR(クリック率)が低い → サムネ語彙を“結果先出し×数字×利益ワード”に交替。被り要素(再生時間の黒帯等)とテキスト位置を再配置。
維持率グラフの谷 → その直前の尺・冗語・難語を削る。
谷の手前に「次のメリット」宣言を挿入。
平均視聴時間 → 8分超の尺で総再生時間を確保。
(短すぎると良質でも総量が稼げない)。
検索流入→タイトルの先頭に“ユーザー検索語”を置き、説明欄1行目に同義語を並列化。
収益は「再生数」ではなく、行動で決まる。
動画内CTA(行動喚起)は多すぎず、少なすぎず2~3点固定にする。
①無料リード(PDF/チェックリスト/(チャンネル)登録はこちら)
②関連動画の内部回遊(自分のチャンネルの別動画)
③商品・サービスの入口(Youtube外のオンラインストアなど)
視聴→滞在→回遊→指名のファネルを動画内で完結させる。
(ファネル:顧客が商品やサービスを認知してから購入に至るまでの過程)
成功したYouTuberは、動画公開後にYouTubeアナリティクスを通じて得られるデータ(クリック率、視聴維持率、トラフィックソースなど)を徹底的に分析し、次の企画、編集、サムネイル改善にフィードバックするPDCAサイクルを徹底している。
トライ&エラーを繰り返しつつも長く活動し、多くの動画を出し続けることが、なによりの「バズりへの近道」なのかもしれませんね。
せっかくYouTubeに参入するからには、動画の1本1本に力を入れていきましょう。
学識サロンまぁ〜著『“顔出しナシ”でYouTubeで稼ぐ本』

小山竜央著『〈超完全版〉YouTube大全』
TTPS「徹底的にパクって進化させる」というビジネス・マネジメント手法の略称や山場となる3秒のフックや10秒以内には画面切り替えやアップによる視聴者を飽きさせないための動画編集のコツ、機材選びなど、調査、企画、検証、分析まで大全と銘打つだけあって、その手法はかなり網羅されている。
結論から言うと、今からでも動画マーケティングは遅くありません。 すぐにでも始めるべきです。 また、自分には必要ないと思っている方でも、今一度自分のビジネスを伸ばしていくことの本質を考えてみてください。
小山竜央著『〈超完全版〉YouTube大全』
大原昌人著『これからの集客はYouTubeが9割』
「YouTubeで稼ぐ時代は終わった」と聞いたことがあるだろう。
だが、それは“広告収益”の話であり、集客ツールとしてのYouTubeは今が最盛期である。
こちらは、動画を「売るための装置」として再定義した一冊だ。
Youtubeが得意なのは、「認知・興味・関心」だ。
いきなり、「購入や申込」にはつながらないことだけは注意しよう。
マーケティングの世界では「ザイオンス効果」という名前がついています。 「人は接触頻度が多くなればなるほど、その対象に対して親近感を持つ」という効果のことです。
大原昌人著『これからの集客はYouTubeが9割』
オマケ
【本当は教えたくない】書籍と人に会って見えた!YouTubeで収益化するための7つの法則!
企業YouTubeでも『収益化の共通法則』は変わらない。
人に会い、大量の書籍を読んだシロマサル独自調査による黄金即7選を紹介中!
5万円するような情報商材を買うぐらいなら、ノウハウ図書館で書いたから一度見てってや~。
まとめ
✅ 顔を出さずに信頼を得る方法がある。
✅ YouTubeは再生数よりも「構造」で勝つ。
✅ 成功の鍵は“仕組み化”と“継続性”である。
YouTubeの長期的な運営を見据えているのであれば、必ず時間を捻出する工夫を図るべきです。
学識サロンまぁ〜著『“顔出しナシ”でYouTubeで稼ぐ本』
⇒ 「顔を出さなくても、人は信頼で集まる」
そして、作業時間の短縮と日常の無駄をどう無くすかである。
また、YouTubeだけでなく、ニコニコ動画に同じ動画を投稿するのも選択肢として挙げている。
YouTubeでは規制の対象となる際どい内容の動画でも、ニコニコ動画では違反にあたらない場合も多々あります。まずは無料会員のままYouTubeと同時運営してみて、視聴者の反応を見るのもいいですね。
学識サロンまぁ〜著『“顔出しナシ”でYouTubeで稼ぐ本』
動画は無形資産であるからこそ、横展開して使い倒すこともできるのだ。
本当に参考でしかないが…賢く活用していこう。
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆

