• 投稿日:2025/10/11
  • 更新日:2025/10/20
小山竜央著『超完全版YouTube大全』:チャンネル登録者数10万人を6ヶ月で達成する法則

小山竜央著『超完全版YouTube大全』:チャンネル登録者数10万人を6ヶ月で達成する法則

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シロマサル@本の要約:計300冊達成🍀

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要約
YouTubeで6ヶ月以内に10万人を突破するには? 本書『超完全版YouTube大全』では、CTR(クリック率)と視聴維持率を支配する法則を体系化。 アルゴリズムを操る具体戦略と、3つの成長フェーズによる再現性の高い成長モデルを徹底解説する。

初めまして!シロマサルです。

知ることで、人生はもっと楽しくなる!

今回は小山竜央著『〈超完全版〉YouTube大全』2023年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。

筆者:小山竜央(こやま たつお)

1982年香川県生まれ。ゲーム業界出身。国内最大のアバター取引サイトを設立し、マーケティング戦略のプロとして活躍。7000万人超のチャンネル育成に関与し、年間200億円規模の売上を生む。現在は企業のCMOとして事業スケールアップやM&A支援にも携わる。

00000.png✅ CTR(クリック率)と視聴維持率を制する者がYouTubeを制す。

✅ 6ヶ月で10万人は、運ではなく法則で実現できる。

✅ データと感情の両輪で動くチャンネル設計が勝利を導く。

結論から言うと、今からでも動画マーケティングは遅くありません。
すぐにでも始めるべきです。
また、自分には必要ないと思っている方でも、今一度自分のビジネスを伸ばしていくことの本質を考えてみてください。

小山竜央著『〈超完全版〉YouTube大全』


「YouTubeを始めたけれど、なかなか登録者が伸びない」

「動画を出しても見られない。何が悪いのか?」

そう感じている人は多いだろう。

著者の『超完全版YouTube大全』は、単なる“伸ばし方”ではなく、「YouTubeを科学する」一冊である。


本記事では、彼の理論をもとに「6ヶ月で10万人を達成するロードマップ」と「アルゴリズムに愛される構造」を紹介する。

TTPS「徹底的にパクって進化させる」というビジネス・マネジメント手法の略称や山場となる3秒のフックや10秒以内には画面切り替えやアップによる視聴者を飽きさせないための動画編集のコツ、機材選びなど、調査、企画、検証、分析まで大全と銘打つだけあって、その手法はかなり網羅されている。

要約するだけでは、そのテクニックをすべて紹介することはできない。

しかし、せどりやYoutube、ブログで特に重視されるのは、「テーマ選定」と「検討・改良・改善・撤退の基準」を明確にすること。

「魚がいるところで釣りをしないといけない」ということだ。


大前提としてvidIQ(ビッドアイキュー)と呼ばれるGoogle Chromeブラウザの拡張機能である「YouTube分析ツール」の導入が推奨される。

vidIQ.pngvidIQは、無料で基本機能が使える上に、YouTube公認のツールということもあって、海外ユーチューバーから根強い人気を誇っている。

別のユーザーの方で「vidIQ」の使い方はノウハウ図書館に投稿されているので、vidIQと検索してみると良い。

ライバルの調査やテーマ選定、自身のチャンネル分析に大きく貢献してくれる。

また、月30本の投稿ができないなら、半年で10万人は夢物語だとも語っている。

大胆な目標には、より本人(チーム)の本気度も試されるものだ。


YouTube大全/6ヶ月でチャンネル登録者数を10万人にする方法

Image_fx (1).jpg電子の海に泳ぐ魚を捕まえろ!

ひと言でいうと、動画は新しい文化です。
そして、この動画というものが、今は新しいマーケティング文化の一角を形成するに至っているのです。

小山竜央著『〈超完全版〉YouTube大全』

YouTubeは“現代の英語”である――動画を操る者が市場を制す

Image_fx (5).jpgもはや動画のない世界は戻ってこない。よく観察しろ。

「動画マーケティングは自分には必要ない」と今の時代に考えるのは、「英語なんて話せなくてもいい」と言っているようなものです。

小山竜央著『〈超完全版〉YouTube大全』

0.png⇒ 動画発信は「新しい時代の言語」である。


著者は、YouTubeを「現代社会における英語」と定義する。

英語が世界をつなぐ共通語であるように、YouTubeも情報と影響力を媒介する新しい“言語”なのだ。

企業も個人も、もはや動画を話せない者は世界と会話できない。

YouTubeを単なる娯楽のツールと捉えている限り、成功は遠い。

動画を通じて価値を伝える力は、SNS時代の“思考の翻訳装置”であり、リーダーシップの新しい形である。

どんなに優れた商品やアイデアも、動画で伝えられなければ存在しないに等しい。

つまり、現代の社会では「語学力=発信力」であり、「発信力=動画力」なのだ。

このリテラシーを磨くことこそ、あらゆる分野で突き抜けるための前提条件である。


0000000.png259.png佐藤航陽 著「お金2.0 新しい経済のルールと生き方」

資本主義は「お金をたくさん稼いでいる奴が偉い」という世界。

価値主義では熱狂や好意など人間の持つ感情や共感、信用は立派な価値であるととらえる。

私はこの流れを「資本主義(capitalism)」ではなく「価値主義(valualism)」と呼んでいます。

佐藤航陽 著「お金2.0 新しい経済のルールと生き方」

仕事でお金を稼ぎながら、価値主義的な活動にも挑戦する。

ブログや動画配信などを通じて、価値主義の世界にも足を踏み入れることで、安定と成長を両立できる可能性が広がる。

価値主義から「仕事」が生まれることもある。


CTRと視聴維持率を制する者がYouTubeを支配する

Image_fx (6).jpgちゃんと成功したいなら、本気で目指せ。計画と撤退を明確にしろ。

視聴維持率を保ちやすいとされる8~12分を基本としています。
ビジネス系は20~40分くらいが多いです。(中略)
しかし現在のYoutubeの評価基準では、「視聴維持率」×「再生数」×「動画の長さ」の公式によって導かれる「総視聴時間」が重要になっています。

小山竜央著『〈超完全版〉YouTube大全』

0.png⇒ アルゴリズムの本質は「入口」と「滞在」を設計する力にある。


YouTubeの成功を決定づけるのは、CTR(クリック率)と視聴維持率の2つのKPI(重要業績評価指標)だ。

CTRとは「選ばれる力」であり、視聴維持率とは「離脱させない力」。

この2つを別々に理解し、戦略的に最適化することがアルゴリズム攻略の要である。

CTRは“入口”の設計だ。

より見るべきは「インプレッションのクリック率」だという。

YouTube Studioで投稿した動画の「アナリティクス」から調べることができる。

YouTube Studio→コンテンツ→各動画→リーチタブと進んでいく。

スクリーンショット 2025-10-09 135953.pngはじめに出していく5回目の動画が、10%以上を切らないことが目標で、13~15%あると順調。

その後、順調に成長して運用が長くなれば、3~5%で落ち着くという。

あなたのチャンネルをインプレッション表示した結果、評判が良いとYoutubeが判断すると、さらに多くの人にインプレッションするようになります。つまり、YouTubeが勝手におすすめしてくれます。

小山竜央著『〈超完全版〉YouTube大全』

ただ、impression(印象)は表示された回数が多いほど認知度が高いと評価される。

再生数が100~200程度だった場合は、また別の問題があると考えたほうが良い。

再生数で伸び悩んだら、真っ先にサムネイルを疑おう。

サムネイル作りのポイントは文字がなくても「何これ?」と感じるような画像だけでインパクトがあるものにするとのこと。


一方、視聴維持率は“品質”の証明だ。

こちらもYouTube Studioで投稿した動画の「アナリティクス」から調べることができる。

YouTube Studio→コンテンツ→各動画→エンゲージメントタブと進んでいく。

スクリーンショット 2025-10-09 143951.png視聴維持率に関しては、エンタメ系なら35%、ビジネス系なら40%、音楽系なら60%と目安を書いている。

とくに「3秒ルール」と呼ばれ、冒頭で一瞬にして視聴者の関心を掴むことを求める。

人は最初の3秒で「見るか離脱するか」を判断する。

結論や衝撃的事実を冒頭に置き、テンポ良く情報を配置することで、最後まで見たいと思わせる流れを作る。

テンポの均一性、カットのリズム、視覚情報の密度など

これらすべてが「視聴維持率」という数字に現れる。

チャンネル登録者数だけを気にしている方の多くは、土台が見えていません。
本来は登録者数の土台となる再生率のチェックが重要なのです。
なぜなら再生率は、登録者があなたのチャンネルの動画に興味があるかどうかを如実に示す数字だからです。

小山竜央著『〈超完全版〉YouTube大全』

CTRが「扉を開かせる力」だとすれば、視聴維持率は「中で立ち止まらせる力」である。

そしてこの二つを同時に高める者が、YouTubeの推薦システムに最も愛されるのだ。


0000000.png410.pngアンデシュ・ハンセン著『スマホ脳』

スマホは単なる情報端末ではない。

それは「脳をハックする装置」である。

逆に使いこなせれば、多くの黄金を手にできる。

新しいことを学ぶと脳はドーパミンを放出する。 それだけではない。 ドーパミンのおかげで人間はもっと詳しく学びたいと思うのだ。

アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』


6ヶ月で10万人を突破するロードマップ

Image_fx (7).jpgできると思わなければ、そのスターロードは歩けない。

まずは「1日に100人登録」を念頭に置くべきです。
(中略)これができる人はおそらく全体の5%を切ります。
もちろんそれ以外の方でも、きちんと運用していれば、3ヵ月ほどで「1日100人登録」を達成できるはずです。そして半年経った段階では、ほとんどの人がこの水準に達しているはずです。この時点で「1日100人登録」の壁を突破できていないと、非常にまずい状況と考えられます。

小山竜央著『〈超完全版〉YouTube大全』

IMG_7068.jpegたしかに、私自身、何のひねりもなく毎日ショート動画投稿のみを行っていても、チャンネル登録者数は100人を超えた。

しかし、ペースとしては6ヵ月の毎日投稿で100人である。

見せ方や世間に求められていることと乖離しているからだろう。

この本に評価してもらうなら、あまり良いとは言えない。

では実際にどうしてゆけばよいだろうか?

0.png⇒ 成長は偶然ではなく、6ヶ月の設計図で作れる。


小山メソッドの核心は「6ヶ月ロードマップ」にある。

それは闇雲に投稿するのではなく、明確なフェーズ戦略で再現可能な成長を描く科学的アプローチである。


0〜2ヶ月:テーマと“刺さる型”の発見

まずはコンセプト検証期。

どんなテーマが視聴者の心に刺さるのか、データをもとに検証する。

ここでは“感覚”ではなく“数字”が羅針盤だ。

CTRを高めるために、複数のタイトル・サムネイルをテストし、クリック率の高いパターンを抽出する。

まずは30本投稿する中でメガヒット動画を横展開していく必要がある。

動画投稿のペースは月12回以上が最低ラインで月に30本投稿が目安。

基本は18時投稿。(視聴者のアクセス数が多いため。)

スクリーンショット 2025-10-09 150849.png1日投稿は多くても、3回までが限度と実に細かい。

また、あらかじめチャンネルを立ち上げる前に、5~10本動画ストックしておき、投稿ペースを維持できるようにすると良い。

毎日投稿した動画の大半が100~200回程度しか再生されない中で、1万回再生されるような動画(メガヒット動画)を目指す。

もしも、再生数の跳ね上がる動画が1つもなかった場合は、そのチャンネルは伸びる傾向がなかったと諦めるのも一つの手である。

メガヒット動画ができれば、そのテーマや傾向、表現方法を横展開して再度検証していく。

「何がウケたのか」を分析し、勝ちパターンの型を見つけるのが目的だ。


2〜4ヶ月:離脱率を削り、動画構成を磨く

次は品質の最適化期。

CTR(クリック率)と視聴維持率のデータを見て、どの部分で視聴者が離脱するかを特定する。

不要な導入を削ぎ、テンポを均一化し、結論を前倒しにする。

編集とは“感情のリズム”を設計する作業であり、視聴者の集中を保つための科学である。

YoutubeはGoogleの子会社です。ここでヒットするかどうかは、世の中の需要と連動しています。世の中の人が求めていれば再生率が上がるため、逆に再生率が10%以下であれば、もう世間では興味がないと思われていると判断できます。

小山竜央著『〈超完全版〉YouTube大全』


参考になるのがGoogleトレンドである。

スクリーンショット_2024-10-22_170008.pngGoogle検索エンジン、Googleショッピング、YouTubeといった検索ワードが入力される頻度を示す検索トレンド発見ツール。

日本のトレンドだけでなく、特定の国や地域のトレンドもリアルタイムでチェックができる。

Googleトレンド:https://trends.google.co.jp/home?hl=ja

誰でも無料で使うことができ、登録も不要である。

トレンド調査 → TTPS 「徹底的にパクって進化させる」→「フック」のある動画へとつなげていく。

Youtubeは、「真似し合い」なのです。
先んじて真似できるヒット企画を見つけましょう。

小山竜央著『〈超完全版〉YouTube大全』


4〜6ヶ月:ショート動画で拡散を起こす

最後に、拡散フェーズへ。

YouTube Shortsを戦略的に使い、ロング動画へ視聴者を誘導する“ブリッジ戦略”を構築する。

ショートは爆発的な認知拡大装置であり、最強の広告塔だ。

ショートで関心を引き、ロングで信頼を築く流れを確立すれば、登録者数は指数関数的に伸びていく。

また、Youtubeとシナジー効果の高いSNSであるX(旧Twitter)やTikTokで入り口(純粋なアクセス数)を増やす横展開もしていく。

メガヒット動画に流入が増えれば、別のメガヒット動画が生まれていく。

この6ヶ月サイクルを忠実に回すことで、10万人登録は「奇跡」ではなく「設計」になる。

成長は感覚ではなく、データで制御できる時代に入ったのだ。

「良い企画についてはわかったけれど、いざ始めようとすると企画が思いつかない……」というひとはvidIQを使って「平均再生数が20万以上で自分のチャンネルコンセプトに合っているキーワード」を、とにかくたくさん集めてください。できれば100個ほしいところです。

小山竜央著『〈超完全版〉YouTube大全』

実店舗の導線確保のように、ネットの世界でも、視聴者を誘導しやすいものにしなければならない。

決して、動画配信、投稿のマーケティング理論を知っておくことはこれからの時代、損はならないだろう。

人に話すネタにもなる。

こんなふうにね😆


0000000.png214.png飯田祐基著「バズる動画・ライブ配信 確実に拡散するしくみ インフルエンサーマーケティングの基本がわかる本」

「質より量を重視せよ」と本書は語る。

とにかく本数を増やし、流行に乗ることが大事。

後発クリエイターはとにかく質より量を重視すべきという。

ただし、企画や事前調査は必要である。

動画を見てもらうためには「拡散」のノウハウを知っておく必要があります。 新しくお店をオープンして、黙ってそこでお客さんを待っていても、だれもやってこない。 来たとしても、偶然その前を通りかかった人だけです。 会社を起業したとして、そのことをだれにも知らせず、営業も一切おこなわなければ、売り上げは1円も上がらないはずです。 ところが、動画においては、その発想が抜け落ちてしまい、つくって公開するところまでをゴール設定にしてしまっている企業も少なくありません。

飯田祐基著「バズる動画・ライブ配信 確実に拡散するしくみ インフルエンサーマーケティングの基本がわかる本」

しかし、ただ出すだけでなく、ある程度事前調査して「テーマ選定」と「検討・改良・改善・撤退の基準」を明確にすることが求められる。

はじめの30本は反応数を気にせずに試してみなければならない。


まとめ

note_見出し用 (2).png✅ CTR(クリック率)と視聴維持率を制する者がYouTubeを制す。

✅ 6ヶ月で10万人は、運ではなく法則で実現できる。

✅ データと感情の両輪で動くチャンネル設計が勝利を導く。

こうした小さな点が、1年後、3年後、5年後に振り返ったときに、大きな塊となり、あなたの財産となっていきます。

小山竜央著『〈超完全版〉YouTube大全』


⇒ 成功は、法則を理解した者に微笑む。


YouTubeを使いこなすとは、アルゴリズムを読み解くことであり、視聴者の心理を設計することである。

お互いに良い形で、相手の時間を奪うのだ。

動画文化の特徴は、我々の時間を最も奪いやすい点にあります。(中略)人は時間を使った分だけ相手に共感する特性があるということです。
極端に言えば、マインドコントロールされるのです。

小山竜央著『〈超完全版〉YouTube大全』


知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。

是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!

見ていただきありがとうございました!😆

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