- 投稿日:2025/11/11
- 更新日:2025/11/11
スプレーで仕上げる本格補修
1. スプレー補修とは?
タッチペンではカバーしきれない広い擦りキズや塗装ハゲに使うのが、カラースプレーです。
バンパーの角やドアの下部など、目立つ場所の補修にも向いています。
ただしスプレー塗装は「広い範囲を均一に仕上げる技術」が必要💦
正しい手順を踏めば、初めてでも驚くほどきれいに仕上がります✨️
2. 作業前に確認する3つの準備
1️⃣ カラーナンバーを調べる
前章同様、必ず自分の車の色番号を確認して、同じ番号のスプレーを用意します。
タッチペンの選び方はこちらから確認してください。
※タッチペンの色味は新車時の色なので、車体が日焼けしていると塗った時に周りと色味の差が出ることがあります。
2️⃣ 塗装面を清潔にする
洗車し、汚れ・油分を「シリコンオフ」で完全に落とします。
汚れが残ると塗料が密着しません。
3️⃣ 作業環境を整える
風が少なく、湿度が低い日を選びましょう。
屋外なら直射日光の当たらない日陰、またはガレージがおすすめです。
3. 用意するもの
・カラースプレー(カラーナンバー対応)

・サフェーサー(下地塗料)

・クリアスプレー(仕上げ用)

・サンドペーパー(400番・800番・1000番)

・シリコンオフ

・マスキングテープ・新聞紙

・コンパウンド・布
出典:ソフト99
4. 補修の手順
1️⃣傷の処理
サンドペーパー(400〜800番)で、傷のささくれやサビをしっかり落とします。
塗装面を「なだらか」に整えることが、美しい仕上がりの第一歩です。
2️⃣脱脂とマスキング
シリコンオフで表面の油分を完全に除去します。
塗らない部分は新聞紙とマスキングテープでしっかり覆いましょう。
3️⃣下地(サフェーサー)塗装
金属や下地が見えている場合は、まずサフェーサーを吹き付けます。
20cmほど離して、軽く“サッサッ”と吹くのがコツ。
乾燥後(15〜30分)に800番ペーパーで軽く磨き、表面を滑らかに。
4️⃣カラー塗装
よく振ったスプレーを、塗装面から20〜30cm離して吹き付けます。
一気に厚く吹かず、薄く3〜4回に分けて重ね塗りします。
1回ごとに15〜20分ほど乾かしてから次を重ねましょう。
境目は軽くぼかすように吹くと、自然に馴染みます。
5️⃣クリア塗装
カラーが乾いたら、透明のクリアスプレーを重ねてツヤと保護を与えます。
こちらも薄く2〜3回に分けて吹きます。
完全乾燥には数時間〜1日ほど置くのが理想です。
6️⃣仕上げ磨き
完全に乾いたら、1000番ペーパーで軽く磨き、
最後にコンパウンドで艶出し。
ぼかし部分を丁寧に磨くことで、プロ並みの自然な仕上がりになります。
5. よくある失敗と対策
ムラになった → 距離が近すぎ💦 スプレーは常に動かしながら吹く。
垂れた → 吹きすぎ💦 乾燥を待ってからサンドペーパーで修正。
色が違う → 乾くとトーンが変わるので、1回目は控えめに。
6. まとめ
スプレー補修は手間がかかりますが、
「下地 → 薄塗り → 乾燥 → 仕上げ磨き」
この4工程を守れば、プロ並みの艶と自然な色合いに仕上がります✨️
焦らず、丁寧に、が最大のコツです💪