- 投稿日:2025/11/16
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要約
お薬手帳はアプリだけでは不十分。災害時の停電や通信障害に備えるためにも紙の1冊が必須です。また、複数科受診では手帳を一冊にまとめることで重複投薬を防ぎ、安全な治療につながります。
【薬剤師が解説】お薬手帳は“命を守る医療情報”です
―アプリ時代でも紙の手帳を持つべき理由と、一冊にまとめる重要性―
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現代ではお薬手帳アプリが多く普及し、スマートフォン1台で薬の履歴を管理できる時代になりました。確かに、アプリは便利であり、日常の服薬管理に大きなメリットがあります。しかし医療の現場に立つ薬剤師としてお伝えしたいのは、「アプリだけに依存することにはリスクがある」ということです。
そしてもうひとつ非常に重要なのは、紙のお薬手帳を“1冊にまとめること”です。
複数の医療機関に通院している患者さんほど、手帳を病院ごとに分けてしまったり、何年も前の手帳をまとめて持参するケースも見られます。しかし、これは医療安全の観点から大きな問題につながります。
この記事では、災害時を想定した紙のお薬手帳の必要性に加え、特に医療現場で問題となりやすい重複投薬の危険性について、具体例を交えながら詳しく解説していきます。
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