- 投稿日:2025/11/21
魔の4歳児 どう乗り切る?
4歳になったら、イヤイヤ期は落ち着くと思っていた私…。
実際に少し落ち着いたように見える時期は確かにあった。
でも、いつのまにかまた再燃…。
気に入らないとすぐに拗ねる。
怒る。
ものにあたる。
お友達に「もう嫌い!」もちろんママにも「もうママ嫌い!」
と強い言葉をぶつけることもある。
わかっていても、そんな姿を見ると胸が痛いんです。
お友達にも、お友だちのママにも申し訳ない…。
正直しんどい日もある。つい、強く怒ってしまい余計と反抗され喧嘩…💦
悪循環…。
うまくできない自分に落ち込んで、気づけば子どもと一緒に泣いた日もありました。
でも、こうした”魔の4歳”の大荒れは、
ただのワガママや性格ではなく”発達の途中にある正常なプロセス”。
なぜ4歳児はすぐに拗ねて、怒って、暴言を言うのか。
4歳前後の子どもは、脳の前頭前野が急成長する時期。
ここは感情をコントロールしたり、気持ちを言語化したりする「心の司令塔」。
ところがこの時期は、
理解できることが増えるのに、コントロール能力は追いついていない
というアンバランスな状態が続くんです。
その結果…
・気持ちが大きく揺れる
・些細なことで拗ねる
・すぐに怒る
・言葉が増えた分、強い表現を使いがち
・「自分で決めたい」が強い
・でも予定外のことが起きると崩れる
という、あるある現象が起きてしまいます。
だから、「もう嫌い!」は本心というより
感情の出口がまだ上手に作れないだけ。
これを理解しているだけでも、親の心は少し軽くなりますよね。
私が試してみて「これだけは効いた」と感じた対応
魔の4歳児と向き合う中で、
看護師としての知識とママとしての経験をかけ合わせ、これは効果があった!と感じた対処法をまとめました。
①感情を代弁して”落ち着く土台”を作る
子どもは「わかってもらえた」と感じるだけで、怒りの7割は落ち着きます。
「◯◯したかったんだよね。」
「嫌だったんだね。そう感じたんだよね。」
まずは翻訳してあげるだけでOK!!
②ルールより先に”状況の説明”をする
「ダメ!」「やめて!」は火に油💦
「今は◯◯している時間だよ」
「お友達、言われて悲しそうだね」
状況を淡々と伝えると、理解のスイッチが入りやすいんです。
③選択肢は2つだけ
4歳児は選択肢が多いほど混乱します。
「青と赤、どっちにする?」
「今行く?5分後に行く?」
”自分で決めた感”があるだけで荒れにくいんです。
④親も泣いていい
完璧に向き合うなんて無理。
私もたくさん泣きました。一緒に…。
大事なのは泣いた後です。
「ママも悲しいって思うよ」
「次どうしようか?」
と、感情を言葉にして見せること。
親の感情の伝え方は、
子どもにとって感情のモデルケースになります。
長期的に効く「4歳の心を育てる」声かけ
①「間違えてもいいよ」
②「怒っても大好きは変わらない」
③「気持ちを教えてくれてありがとう」
この3つは、自己肯定感の種を育てます。
6歳頃に落ち着くかどうかは、この土台の影響も大きいと思います。
・みなさんの4歳児はどんな時に感情が爆発しやすいですか?
・その裏にどんな気持ちが隠れていると思いますか?
・ママが一番疲れてしまう瞬間はどこですか?
・今日から一つだけ変えるなら何を選びますか?
子育ては正解を出すより、微調整を積み重ねるものだと私は思います。
その積み重ねが、確実に子どもの未来の力になります。
まとめ〜魔の4歳児は「成長の峠」
4歳児の拗ね、怒り、強い言葉は
脳が追いついていないだけで、必ず落ち着いてきます。
そして、
一緒に泣いた日も、つい怒ってしまった日も、くじけそうになった日も、
全部ママの子どもを大事に思う気持ちの証拠です。
完璧じゃなくてもいいんです。
泣きながらでもゆっくりでいいんです。
魔の4歳児は長くは続きません。
今日できる一歩だけ、自分のペースで進めば大丈夫です。
結局、子どもはとっても可愛いですよね♡