- 投稿日:2026/02/19
初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
「考えているつもりなのに結論が出ない」
「判断に自信が持てない」
「行動が遅れる」
多くの人が抱えるこの悩みは、思考の型が偏っていることが原因である。
今回はダン・ポンテフラクト著『OPEN TO THINK』2020年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
著者:ダン・ポンテフラクト(Dan Pontefract)
ビクトリア大学グスタフソン・ビジネス学部 非常勤講師コンサルティング・ファーム「ポンテフラクト・グループ」創業者兼CEO
カナダ生まれ。ビクトリア大学グスタフソン・ビジネス学部 非常勤講師
2002年にロイヤルローズ大学からMBA取得、2018年「組織の管理と主導の未来を形作る可能性が最も高い30人の経営思想家」のThinkers50レーダーリストに選ばれる。「私たちは、ただ互いを理解し合うためではなく、助け合ってともに苦難を乗り切るためにここにいる」ということを自らのモットーとする。TEDのイベントにもスピーカーとして何度か登壇しており、『フォーブス』誌、『ハーバード・ビジネス・レビュー』誌、『ハフィントン・ポスト』などといった世界の有力メディアでコラムを執筆している。
✅ 結論は「創造・判断・行動」を循環させることである。
✅ 思考は止めても急いでもうまくいかない。
✅ バランスの取れた思考サイクルこそ成果を生む。
思いを描き、意思決定して、行動する。
この3つの相互作用こそ、私が「オープン思考」と呼ぶコンセプトの中核をなすものである。
ダン・ポンテフラクト著『OPEN TO THINK』
本記事では、『OPEN TO THINK』が示す“創造・批判・実践”の思考サイクルを解説し、日常で迷わず行動できる判断軸を紹介する。
2本の道が、森の中へと続いていた。
そして私は―― 私は、まだ踏み分けられていないほうの道を選んだ。
それがすべてを変えたのだった。
アメリカの詩人:ロバート・フロスト(Robert Frost)の詩である。
本書冒頭で、この詩は、クリエイティブ思考(創造的思考)とクリティカル思考(批判的思考)とアプライド思考(実践的思考)の3つが織りなす可能性を示しているという。
最新研究が証明した自分の小さな枠から抜け出す思考法
スーパーシンキングタイムだ!!!
思考には、「アイデアを生み出すこと」と「立ち止まってじっくり考えること」の両方が必要である。新しい道を作り出すことができるか?
どうすればできるのか?と問うことだ。
ダン・ポンテフラクト著『OPEN TO THINK』
オープン思考とは何か?をまとめると…。
①アイデアが生まれる。
②それを試してみて、できるだけ早く失敗してみる。
③何らかの意思決定をしたら、その内容を精緻化し、将来の問題解決に向けて強化していく。
④そのアイデアでは問題解決に至らないようであれば、別のプロジェクトに持ち越し、ほかのことに取りかかる。
⑤常に柔軟に学習と思考のサイクルを回す。
いつでも前のフェーズに戻れるようにしておき、プロセスの中で学習していくようにする。
創造的思考──まずアイデアを描く
目的のための手段が「アイデア」である。
「新しい思考のかたちを身につけなければ、人類は生き延びることができないだろう」と言っているが、まさにそのとおりだと思う。
ダン・ポンテフラクト著『OPEN TO THINK』
⇒ 新しい選択肢を生み出す。
創造的思考とは、既存の枠組みや前提をいったん外し、可能性の地図を自由に描くところから始まる。
多くの人は「正解」を急ぐが、創造の段階で答えを求めるほど発想は細り、視野も狭まる。
むしろこの段階で大切なのは、結論から距離を置き、「本当に今の前提は正しいのか」「ほかに選択肢はないのか」と自問する姿勢である。
また、良いアイデアは“余白”から生まれる。
普段の忙しさに追われていると、思考は常に目先の課題に引っ張られ、深く考えるためのスペースが失われる。
だからこそ、意識的に立ち止まり、考えるための時間を確保する勇気が必要である。
焦りは創造性の最大の敵であり、思いを巡らせる“ゆっくりした時間”こそが発想の質を高める。
その積み重ねが、今までにない選択肢を生み、未来の行動に多様性をもたらす。
批判的思考──事実を基に判断する
創造と行動の間に批判(criticism)がある。「本当に良いか?」と。
・じっくり思いを描くことに十分な時間を使っているだろうか?
・ファクト(事実)や証拠にもとづいて万全の判断をしているだろうか?
・行動を急いで完了しようとしていないだろうか?
ダン・ポンテフラクト著『OPEN TO THINK』
⇒ 迷いは分析で晴れる。
創造的思考で生まれた多様な選択肢は、そのままでは現実に落とし込めない。
ここで重要になるのが、事実と証拠を基にした批判的思考である。
判断とは、印象や直感に流されることではなく、理由と根拠を伴う“選択のプロセス”である。
どの道を選ぶにせよ…。
「なぜそれが妥当なのか」
「どの情報を根拠にしたのか」
ちゃんと言語化することで判断は揺るがなくなる。
複数の選択肢を並べ、長所・短所・リスクを比較し、仮説を検証する。
この作業を丁寧に行うことで、迷いは“感情”ではなく“分析”によって晴れていく。
批判的思考とは否定的になることではなく、思考を現実に接続させるための確かな基盤を築く行為である。
ここを怠ると、行動後に「なぜあれを選んだのか」と自分を責めることになる。
逆に、理由を明確にしておけば、結果がどう転ぼうとも後悔しない。
批判的思考のおかげで全く行動できないこともあるだろうが…。
実践的思考──決めたら動き、また考える
もっとも勉強になる活動は「やってみる」ことだ。考え合ってだが。
もしあなたがポップコーンのタネを、いくらお腹がすいているからと言って、袋やビンからとり出して、そのまま口に入れたらどうだろう。判断を焦っているとか、行動を急いでいるとか、何も考えていないなどといったイメージが湧くだろう。これは、オープン思考のアンチテーゼだ。
ダン・ポンテフラクト著『OPEN TO THINK』
⇒ 行動しながら学習し、思考を循環させる。
創造的思考で発想を広げ、批判的思考で選択肢を絞り込んだら、次に必要なのは実践的思考である。
どれほど優れたアイデアや緻密な分析も、行動という現実の場に出なければ価値はゼロである。
実践的思考の第一歩は「小さく試す」ことだ。
完璧を求めて動き出せない状態は思考の停滞であり、小さな成功や小さな失敗を積み重ねることでしか前進は生まれない。
試して、確かめて、改善していく。
このループが成果を生む。
さらに、実践は終わりではなく次の思考の始まりとなる。
行動して得たデータや学びを再び創造へ戻し、判断し直し、また行動する。
この循環が「オープン思考」の本質である。
創造だけでも前に進まず、判断だけでも机上の空論になり、行動だけでも方向を見失う。
3つの思考を往復しながら柔軟に修正していく姿勢こそ、成果を最大化する最も強力な方法である。
①時間を軽視しない
時間配分を誤るとすべてが狂う。
②考えすぎて集中力を枯らさない
スタートに立てるのは夢を描ける状態の人だけ。
③タイミングを見て動く
焦りの行動は大きな失敗を招く。
④判断はいつでも見直す
「こうあるべき」に固執すると不幸を生む。
⑤考えを頭だけに置かない
記憶は消えるので書き出すことが必須。
⑥環境を整えて集中を作る
散漫な環境は思考を乱す。
⑦忙しさに酔わず、意図的に休む
一呼吸が成果の質を上げる。
➇情報不足を言い訳にしない
無関心は探索を怠っている証拠。
⑨最重要に集中する
誘惑に負けると時間を浪費する。
⑩描く・決める・動くを循環させる
閉じた思考は後悔を生むので常に往復する。

ジェームス・W・ヤング 著『アイデアのつくり方』
よく「必読の書」との絶賛が多い一方、「内容が薄い」「たいしたことない」という評価も散見される。
なにせ、言いたいことはこれだけである。
【第1段階】情報収集
【第2段階】収集資料の咀嚼(そしゃく)
【第3段階】何もしない
【第4段階】アイデアが訪れる
【第5段階】アイデアを形にする
知っておくべき一番大切なことは、ある特定のアイデアをどこから探し出してくるかということでなく、すべてのアイデアが作り出される方法に心を訓練する仕方であり、すべてのアイデアの源泉にある原理を把握する方法なのである。
ジェームス・W・ヤング 著『アイデアのつくり方』
外山滋比古著『思考の整理学』
第一次的思考を、その次元にとどめておいたのでは、いつまでたっても、たんなる思い付きでしかないことになる。
外山滋比古著『思考の整理学』
まとめ
✅ 結論は「創造・判断・行動」を循環させることである。
✅ 思考は止めても急いでもうまくいかない。
✅ バランスの取れた思考サイクルこそ成果を生む。
タネのまま直接食べてはいけないし、焦がしてもいけないし、どうか火事も起こさないでほしい。ふわっと軽くておいしい、最高のポップコーンが食べたければ、熟考と行動とのバランスをしっかりとらなくてはならない。人生はどんな時も、思いを描いて、意思決定をして、行動する――その繰り返しなのだ。
ダン・ポンテフラクト著『OPEN TO THINK』
⇒ 思考とは、創造・判断・行動を往復させることで深まるものである。
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆
