- 投稿日:2025/12/07
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要約
仕事で疲れやすい原因は、時間や体力ではなく“認知の消耗”にあります。疲れない人ほど、判断・選択・情報処理を減らす仕組みを持っています。この記事では、日常の負荷を軽くするための「認知の節約」という技術を、実務レベルで分かりやすく解説します。
疲れやすさの原因は“認知の消耗”にある
一日を通して、体はまだ動くのに、頭だけが疲れてしまう。そんな感覚に心当たりがある人は多いと思います。長時間労働をしているわけでもなく、特別重い作業をしているわけでもないのに、夕方には思考が鈍り、集中力が切れてしまう。その理由は「体力」ではなく、多くの場合“認知の消耗”にあります。
仕事の中には、目に見えない負荷がいくつも潜んでいます。判断、選択、整理、記憶、切り替え。これらはどれも私たちの脳の処理を使う作業で、思っている以上にエネルギーを奪います。疲れやすい人ほど、この認知の負荷が積み重なっていることに気づいていないのです。
たとえば、どの作業から始めるか迷う。情報が散らかっていて、探すたびに小さくストレスが生まれる。判断をするときに、いちいち考え直す必要がある。こうした小さな負荷は単体では大したことがなくても、一日積み重なると大きな消耗につながります。
「疲れやすい人」と「疲れにくい人」の差は、能力や気合の差ではありません。
どれだけ認知資源を節約できているか。その一点が大きく影響しています。
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