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  • 投稿日:2025/12/13
再雇用で後悔しないために、60代が最初にやるべきこと

再雇用で後悔しないために、60代が最初にやるべきこと

SHIZ@遊ぶ金欲しさに働く

SHIZ@遊ぶ金欲しさに働く

この記事は約7分で読めます
要約
定年後再雇用の後悔は、給与・役割・評価の同時喪失から生まれる。まず「お金の棚卸」で現実を把握し、再雇用・副業・プロボノ等を組み合わせ外に居場所を作ろう。60代は価値観を作り直す好機だ。

こんにちは。SHIZと申します。
外資の人事マネジャーで、定年前後のキャリアとお金についての発信をしています。

今回は、再雇用で後悔しないために、最初にやるべきことについてシェアします。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

「57歳の時に動き出すべきだった」
「転職活動に本腰を入れなかった」
「給与が半分以下になるとは思わなかった」

定年後再雇用を選んだ人たちから、こんな後悔の声をよく聞きます。
定年前は「何とかなるだろう」と思っていたのに、いざ再雇用になったら後輩の下で働く立場になった。職場での居場所を失った。給与が激減して生活が一変した。

これ、マジで他人事じゃないんですよ。
どうにかなるかな…なんて思っていたらまあ、今のジェネレーションハラスメントには驚くばかり。
嘘だと思ったら御社の定年再雇用者に聞いてみてください。
ビックリするような本音が出てくるのではないかと思われますので、お気をつけて…。

でも、まだ間に合います。60代からでも人生は変えられます。
じゃあ、実際どうすればいいのか。
順番に見ていきましょう。

なぜ定年後はこんなにつらく感じるのか

定年後の苦しみの正体は、3つの喪失体験が同時に襲ってくることです。

喪失体験3点セット

・給与が減る
・役職や権限を喪失する
・周囲からの扱いが変わり、求められなくなる

これが同時にくるから、精神的ダメージが何倍にも増幅されるんですよね。
わたしが勤めている会社はジョブ型なので仕事が変わらなければ給与は変わらないのですが、それでも頑張っても認めてもらえなくなるのは必須です。あ、うち本当の意味でのジョブ型じゃなかったんだ…と気が付きましたよ。

でもね、ここで大事なことがあります。

会社の制度や周囲の評価は、自分の影響の範囲外なんです。

そこで悩んでも、状況は変わりません。文句を言っても始まらない。これが現実なんですもの。

実は「年齢の壁」も同じです。「60歳はもう終わり」「成長の余地はない」というのは、閉じた環境にいる人たちの思い込みが作り出しているもの。自分の中にあるんじゃない。外にある。

外にあるものはコントロールできないので、ジェネレーションハラスメントを是とする社会の思い込みを変えることはできないんです。いや、頑張ればできるだろうけど、そこに人生賭ける必要はありません。

だって、思い込みを持った環境の外に出れば、壁は消えるんですもの。

後悔しない人が最初にやっているのは「お金の棚卸」

じゃあ個人としてはどうするか。
そこで重要になってくるのが「お金の棚卸」です。

お金の現状を把握すると、自分がどの程度自由度を持っているかが見えてきます。多くの人は、なんとなく「お金が足りない」「まだ働かないといけない」と思い込んでいる。でも実際に数字で見てみると、意外と余裕があったり、逆に想像以上に厳しかったりする。

具体的な手順

・現在の生活費を月単位で洗い出す
・定年後の収入(年金、退職金、再雇用の給与)を試算する
・老後に最低限必要な金融資産を計算する

こちらでも少し説明していますのでご確認ください。
https://library.libecity.com/articles/01JZ2WXF3HVWTR4DVSQ3GMGWEA

棚卸の結果が「まだ足りない」なら、モチベーションがなくても働くしかない。それはそれで仕方ない。

でも、ある程度貯まっている状態ならば、選択の幅ができます。面白くなくても適当(!?)に仕事することも可能だし、浮いた時間を副業にあてることも可能になる。やりがい重視で仕事を選ぶこともできる。

大事なのは、自分がどの程度のリスクを取れるかを数字で把握しておくことです。まずは現実を知ることから始まるんです。

わたし自身が60代で"外に出て"気づいたこと

わたしも本業でモチベーションを完全に失いました。


「年寄りは役に立たないくせに高給取りだから、早く辞めさせないと」って、本当に目の前で言う人がいるんです、マジで。
頑張って結果を出すことや新しい知見を得て成長することが求められなくなるんですよね。

60歳を超えると、本当に「終わった人」扱いになるんです。

でも、辞める勇気はなかった。生活もあるし、年齢的にも転職は難しい。
だから、本業以外、つまり「外」に目を向けることにしました。

最初に始めたのはプロボノ活動。当市のプロボノ活動とは、有志の集まりによるボランティア団体の短期支援プロジェクトです。
それと並行して、Webライティングの副業にも挑戦しました。

応募したWebライティングの仕事が本採用になりまして、現在、着実に実績を積み重ねています。

AIに助けてもらいながら構成を練るやり方は自分にとって新しい試みで、とても身になります。
それだけでなく、「構成がいいですね」「ストーリーの流れが自然ですね」というように、褒めてもらえたのも久しぶりで。

プロボノでも同じです。
年齢もバックグラウンドも違う人たちと一緒にプロジェクトを動かしていく。広報の専門家の仕事の進め方を見て発見の連続。自分の知らない知識を得て、世界がどんどん広がっていく。

新しいことを知る喜び、それを使いこなせるようになる成長を感じる喜び、そして結果を認めてもらえる喜び。

そのときに気づいたんです。
「年齢の壁」は、会社という閉じた環境の思い込みに過ぎなかったって。
適切な場所に出れば、誰も「60歳だから無理でしょ」なんて言わない。
むしろ「経験があるから助かります」って言ってもらえる。
60歳からでも成長できる。認めてもらえる場所はある。自分にはまだできることがある。

本業に未来がないなら、外に未来を作ればいいんです。

定年後のキャリアは「選択肢×組み合わせ」で考える

定年後の選択肢は、実は結構あります。

再雇用:安定収入、社会保険継続(ただしモチベーション維持が課題)
転職:専門性があれば給与維持の可能性(59歳では厳しいという例も)
独立・起業:自由度高いが不安定(コンサルタントとして成功した例も)
副業:本業と並行、リスク分散(わたしのようにWebライティングなど)
完全引退:経済的準備が十分なら(趣味人として充実した生活)

ここで重要なのは、「どれか一つを選ぶ」という発想じゃないんです。

複数を組み合わせる。

「再雇用しながら副業で経験を積む」
「転職して収入を確保しつつプロボノで社会貢献」など、組み合わせ方は無限にあります。
わたしも再雇用とプロボノ、Webライティングを並行しています。

お金の棚卸の結果に応じて、組み合わせを変えればいい。
足りないなら収入重視、余裕があればやりがい重視。
正解は一つじゃないんです。

60代は価値観を作り直せる最大のチャンス

定年は「終わり」じゃありません。人生のステージが変わるだけです。

これまで生活のために封じ込めてきた多面的な自分を、いよいよ解放できる。好きな音楽、自由に漂いたい、社会貢献したい、いや自分の力を試すために個人事業主として頑張ってみたい……そういう欲求を前面に掲げるチャンスが訪れたんです。

現役時代は「仕事=お金を稼ぐ手段」でした。効率と生産性が全て。
でも定年後は違う。「仕事=自己実現の場」にシフトできる。
これは長年働いてきたご褒美として許される立場を手に入れたってことなんです。

そしてもう一つ。

「部長」「課長」ひいては「会社員」という肩書きを手放すことは、喪失ではなく解放です。

肩書きに依存しない、本当の自分の価値が見えてくる。
経験、知識、人柄、専門性。それが本当のあなたです。

60代からでも、いや60代だからこそ、新しい自分を生きられる。
そう思いませんか?

今日からできる3つのアクション

お金の棚卸をする:生活費の洗い出し→年金見込額の確認→必要な金融資産の計算

自分の強みを書き出す:達成したこと、褒められたこと、当たり前だけど他人には難しいこと

小さく外に出てみる:プロボノ、クラウドソーシング、地域ボランティア、趣味コミュニティなど

「早く準備しておくべきだった」と後悔しないために、今日から動きましょう。

本業に居場所がないなら、外に出ればいい。
会社に未来がないなら、外に未来を作ればいい。
60歳からでも成長できる。学べる。新しいことを始められる。

あなたも一歩、新しい世界に踏み出してみませんか?いまの会社は辞めなくてもいいんです。時間はまだたっぷりあります。

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この記事のレビュー(1
  • 会員ID:uHHIFTWj
    会員ID:uHHIFTWj
    2025/12/14

    ありがとうございます。 最近働き方について考えさせられる出来事が多く、興味を持って読ませていただきました。 お金の棚卸しから始め、自分なりに考えていきたいと思います。

    SHIZ@遊ぶ金欲しさに働く

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