- 投稿日:2025/12/22
初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
「なぜ広告を出しても響かないのか?」
「なぜあの人の周りには、自然と人が集まるのか?」
現代は、企業が宣伝するものを買う時代から、信頼する人から買う時代へと移行した。
今回はジョン・レヴィ著『You’re Invited』2021年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
著者:ジョン・レヴィ
Amazonのプロフィールより
影響力、人とのつながり、信頼、意思決定の分野で知られる行動科学者であり、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー作家である。最新の研究を実践に落とし込み、企業がマーケティング、営業、顧客エンゲージメント、企業文化に取り組む方法を変革することを専門としている。クライアントには、Microsoft、Google、ABインベブ、Samsungといったフォーチュン500企業からスタートアップまで幅広く名を連ねている。
✅ 影響力は才能ではなく設計できる
✅ 信頼とつながりが行動を生む
✅ コミュニティは偶然ではなく構造である
私たちの人生の質を決定づける最も根本的な要素は、誰に囲まれて生きているか、そしてその人たちとどんな会話をしているかである。
ジョン・レヴィ著『You’re Invited』
本記事では、人を動かし、集め、離さないための「コミュニティの科学」について解説する。
You’re Invited(ユーアー・インバイテッド)つながり・信頼・所属を育む技術と科学
国家だろうが、家族だろうが、コミュニティには良し悪しがある。
誰もが何かしらと闘っている。私たちが薬に頼ったり、過食したり、問題を隠したりするか、解決策を見つけられるかの分かれ目は、人間関係にある。
ジョン・レヴィ著『You’re Invited』
著者が語る影響力とは、自分のキャリアや収入に影響を与える力のことだ。
さらに、ビジネスリーダーからの尊敬、関心のある社会課題に影響を与える力、そして健康的なライフスタイルも重要と語る。
影響力は「つながり×信頼×コミュニティ感」の掛け算で生まれる
手に入れた影響力に振り回されないことが大事だ。
影響力とは、以下の副産物である。あなたが誰とつながっているか、人々があなたのことをどれだけ信頼しているのか、そしてコミュニティを分かち合っているという感覚をどれだけ与えられているか
ジョン・レヴィ著『You’re Invited』
⇒ 影響力は才能ではなく、設計の結果である。
影響力とは、生まれ持ったカリスマや発信力の強さではない。
誰とつながり、その人たちからどれだけ信頼され、どの程度「同じ共同体の一員だ」と感じてもらえているかによって決まる副産物である。
フォロワー数や肩書きは代替可能だが、心のつながりは代替できない。
重要なのは、自分が何を語るかよりも、相手が何を大切にしているかを理解しようとする姿勢である。
関心を向け、問い、理解しようとする行為そのものが、つながりの起点になる。
影響力とは発信の強さではなく、関係性の深さの総量なのだ。
関係性の中にコミュニティと所属感があるとき、私たちの成果は増幅される。
ジョン・レヴィ著『You’re Invited』
信頼は「能力・誠実さ・思いやり」を積み上げた先に成立する
自分の命に等しいものを預けられる存在はそう多くない。
セミナー講師の言うことが正しいなら、人生の方向性に影響を与える、もっと簡単な方法があるはずだった。それは、自分が尊敬し、憧れる特性を持つ人々に囲まれることだ。
ジョン・レヴィ著『You’re Invited』
⇒ 信頼とは、相手の弱さを預かる覚悟である。
人が誰かを信頼するとは、その人にとって貴重なものを差し出すことを意味する。
健康、時間、お金、感情、子ども。
誰かを信頼するということは、その人に対して弱くなるということである。
信頼とは常にリスクを伴う行為だ。
そのため信頼は3つの要素から慎重に判断される。
「1:competence(能力を磨く)」
(その道の人は信頼されやすい)
「2:honesty/integrity(誠実で、裏表なくやる)」
(ミスをあっさりと認め、正しくあろうとする)
「3:benevolence(思いやり)」
(「彼にとってなんの得になるのか?」と疑問に思うようなおもてなしを一生懸命やる)
能力の高さ、誠実で裏表のない態度、そして相手の利益を優先する思いやりなのだ。
さらに人は、自分で一から判断する負荷を避けるため、「信頼の連鎖」によって意思決定を行う。
信頼しているAが信頼しているBを、間接的に信頼するという構造である。
つまり、つながりが増えるほど、信頼は指数関数的に広がる。
信頼とは個人の評価ではなく、ネットワーク全体で増幅する資産なのである。
Aのグループに所属している人だからこそ、リテラシーが高く、仕事をお願いしやすい。
この考え方ができるのは良いコミュニティであり、邪なものが生まれないような仕組みも必要である。
コミュニティは「感覚の共有」と「逆算設計」で成立する
コミュニティは何でもあれば、良いわけではない。煩わしいだけだ。
所属する人に、どんな風に感じ、考え、行動してもらいたいか?
ジョン・レヴィ著『You’re Invited』
⇒ 人は機能ではなく、所属したい感情で動く。
人を集めただけではコミュニティにはならない。
「1:membership(メンバーシップ・会員)」
「2:influence(影響)」
「3:メンバーのニーズと、運営側のニーズを一致させる」
「4:感情的なつながりを共有できるようにすること」
つまり、成立の条件は、内と外を分ける境界線、影響を与え合える関係性、双方のニーズの一致、そして感情的な体験の共有である。
会員証がないと入れないエリアや、メンバーだけがもらえる特典や、メンバーだけがログインできるサイト。
運営側はメンバーに、メンバーは運営側に対して、お互いに影響を与え合えるような環境。
盛り上がっているファンサイトは総じて、単に情報やサービスを受け取れるだけではなく、メンバーの方から情報やサービスを提供できている。
双方のニーズが一致するように、仕組みやサービス内容などをきめ細やかに設定され、合同で参加できる活動を用意して、メンバーに「自分たちが歴史を作っているんだ」という感覚を持たせる。
企業なら、AppleやNikeが売っているのは製品ではなく、「この世界観の一員でありたい」という感覚だ。
また、人は突然コミュニティに参加するわけではない。
発見され、熱中し、所属するという段階を必ず踏む。
だから運営側は、どんなメンバーになってほしいのかを起点に、提供価値と導線を逆算して設計する必要がある。
偶然や熱量任せでは、人は集まらず、残らない。
コミュニティとは感情を動かす設計物なのである。
ビジネスを成長させたい、優れた企業文化を築きたい、社会的な活動を推進したい、あるいは自分の習慣を変えたい。どんな目標であれ、あなた一人で成し遂げることはできない。周囲の人々こそが、あなたの成功(それがあなたにとって何を意味するかにかかわらず)を形づくり、人生の進路そのものを変える可能性を持っている。
ジョン・レヴィ著『You’re Invited』

セス・ゴーディン著『パーミッション・マーケティング』
一方的に消費者の注意を奪うテレビCMやオンライン広告といった「割り込み型マーケティング」は情報過多の現代においては効果を失いつつあり、むしろ消費者に嫌悪感を抱かせると語る。
DMや広告は、見せた瞬間に勝負が決まる。
だからサムネイルも構成もインパクト最重視になりがちだ。
わざわざ、「マーケティングの大半はスパム(迷惑行為)だ。」と著者が言い切るほどに。
従来の広告マーケティングが「狩り」、パーミッション・マーケティングは「農耕」に近い。
インターネットの最大の秘密は、それが本質的にダイレクトマーケティング媒体であるということだ。 実際、インターネットは史上最高のダイレクトマーケティング媒体である。
セス・ゴーディン著『パーミッション・マーケティング』
イタマール・サイモンソン著『ウソはバレる』
オンラインで商品を買う事が多くなっている現在、仕様などをすぐに手のひらの端末で調べて、比べる事ができるようになった。
お手軽に「善良な市民の声」をいくつも手に入れることができる。
個人的な尺度の方がより共感しやすく、都合よく使いやすい。
価格ドットコムで最安値を調べるのも簡単だ。
顧客を説得することしか頭にない企業は、顧客の真のニーズを叶えようとする企業にやがて淘汰されるだろう
イタマール・サイモンソン著『ウソはバレる』
⇒ 他者の声(O)が決定打になる時代。
別の記事
コミュニティが崩壊する理由は何か?:気を付けるべき5つの要素。
【気を付けるべき5つの要素】
1. 主宰者が小さな社会の王様になりたがる
2. 古株メンバーが主宰を神格化する
3. たった一つの正解を強要する
4. 自分のコミュニティの外部を否定する
5. 依存度を高めて自立させない
組織や集団が淘汰されるのは自然なことだが、怪しいイメージを持たれるのは悲しいものである。
集団に属するメンバーが常に増えているのであれば、運営に慣れることはない。
まとめ
✅ 影響力は才能ではなく設計できる
✅ 信頼とつながりが行動を生む
✅ コミュニティは偶然ではなく構造である
幸福度、結婚や離婚率、喫煙、投票行動などにも当てはまる。人生は「最も親しい5人」だけでなく、より広いコミュニティの産物なのだ。
ジョン・レヴィ著『You’re Invited』
⇒ 人を集めるのは感情、離さないのは科学。
コミュニティの運営側は、逆から考えなければならない。
まず「所属する人に、どんな風に感じ、考え、行動してもらいたいか?」
「そのように感じ、考え、行動してもらうにはどんなものを提供するか?」
「熱中してくれる人たちの、気を引くものはなんだろうか?」
と考えた上で、人々が歩む道を設計するべし。
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆
