- 投稿日:2025/12/23
初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
今回は「ためらい」について考えてみます。
「FIRE」とは、Financial Independence, Retire Early(経済的自立と早期退職)の略。
早期退職するかどうかは置いておいて、今回は経済的自立後の話である。
「自由になれば、やりたいことが自然にできる」
多くの人がそう信じている。
しかし現実には、自由を手にした途端、行動力を失う人が少なくない。
自由な働き方やFIREが現実味を帯びた今、「時間はあるのに、なぜか動けない」そんな違和感を抱えていないだろうか。
この記事では、自由が人をダメにする本当の理由と、そこから抜け出すための思考法を解説する。
自由な時代において人生を前に進めるための“逆説的な鍵”を明らかにする。
✅ 自由は、使い方を間違えると人生を停滞させる
✅ やる気は、行動の後にしか生まれない
✅ ためらいは、行動開始の合図である
自由とは、「何もしない」という選択肢を選べるということであり、「何もできない」は自由ではない。
シロマサル
完全な自由は、実は諸刃の剣である
私は何もしないことが好きだ。だが、寝すぎると頭痛がする。
あなたが達成したいと思う願望をはっきりさせること。単にお金がたくさん欲しいなどというような漠然とした願望設定は、まったく無意味である。
ナポレオン・ヒル著『巨富を築く13の条件』
十分なお金と完全な自由があれば、人生は自己実現に満ちた、終わりなき楽園になる──そう思われがちだ。
だが、現実は必ずしもそうではない。
答えは「その人次第」なのだ。
自由とお金は、人の本当の強みと弱みをあぶり出す。
実際に行動に移せば本当に効果がある。
だが、そこに問題があった。
私は有効な知識を学び、生活に取り入れることには成功していた。
しばらくはうまくいく。
しかし時間が経つと、脳が巧妙な言い訳を作り出し、継続をやめてしまう。
その結果、知識だけは増え、成果はほとんど残らない。
そして数か月前、私はようやく気づいた。
自分最大の人生のアドバンテージを、逆に弱点に変えてしまっていたのだ。
私は「自由」を使いすぎていた。
やりたくないことから逃げるために。
自由は、辞めた仕事よりもっと価値のあることに使わなければならない。
自由は最強の武器にも、最悪の言い訳にもなる
本当の意味で何でもできる者はそう多くない。
欲望に従え。なぜなら、時を無駄にすることは魂にとっての冒涜である。富を得たならば、なおさら欲望に従え。富を持ちながら怠惰であれば、それは何の益にもならない。――第11章
『プタホテプの教え(The Maxims of Ptahhotep)』(紀元前24世紀ごろ)より
⇒ 自由は人の本性を露骨に映し出す。
自由な時間とお金は、多くの人が夢見る到達点だ。
やりたくないことを一切やらなくていい。
だが、実際にそれを手にした瞬間、人生が好転するとは限らない。
なぜなら自由とは「何をするか」だけでなく、「何もしないこと」すら選べてしまう状態だからだ。
何もしない自由を選べば、動画とSNSと惰眠で一日が終わる。
誰にも怒られず、評価もされず、締切もない。
一見すると理想的だが、その自由は静かに人を腐らせる。
一方で、同じ自由を持ちながら、学び、作り、試し続ける人もいる。
違いを生むのは環境ではない。
自由に向き合う姿勢そのものだ。
自由は万能の救済ではない。
むしろ、自分が何者なのか、何を恐れているのかを容赦なく暴く鏡である。
自由を言い訳にする人は停滞し、自由を道具として使う人だけが前に進む。
人生の質が極端に分かれるのは、この一点に尽きる。
「やりたくない」は逃げる理由ではない
自分という時間が長くなるほど、身の丈を知る。たしかに大事だが…。
夢を見るがいい――試すがいい――失敗するがいい――成功するがいい。
キングスレイ・ウォード著『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』
⇒ ためらいは、今やるべきことのサインである。
運動、勉強、副業、発信。
重要だと頭では分かっているのに、なぜか手が伸びない。
多くの人は、この状態を「怠け」「意志の弱さ」と決めつける。
だが実際には、その正体は怠惰ではない。
それは「ためらい」だ。
ためらいとは、失敗や不安、評価への恐れが混ざり合った自然な反応である。
人は本能的に、変化や負荷を避けようとする。
だから重要なことほど、心がブレーキをかける。
問題は、この不快感を「やらない理由」にしてしまうことだ。
実は、ためらいが生まれる行動ほど、人生にとって価値がある。
どうでもいいことに、人はためらわない。
つまり、ためらいは「今やるべきことに近づいている」証拠ともいえる。
逃げるべき感情ではなく、進む方向を示すコンパスなのだ。
日本人に必要なのは、やる気ではなく即行動
外に出たくないときもパソコンに触りたくないときもある。それでも…。
幸福を語ることがすでに何か不道徳なことであるかのように感じられるほど、今の世の中は不幸に充ちているのではあるまいか。
三木清著『人生論ノート』
⇒ やる気は行動の後にしか生まれない。
「やる気が出たらやる」
この発想を持った瞬間、行動はほぼ確実に消える。
なぜなら、やる気が自然発生する日はほとんど存在しないからだ。
体調、気分、天気、予定。
どれか一つが崩れただけで、完璧な日は簡単に延期される。
だから必要なのは、気合でもモチベーションでもない。
ためらった瞬間に、体を動かすことだ。
運動したい
でも、やりたくない
──あ、今まさに逃げようとしているな
よし、もう靴を履く。
「やりたくない」と感じた瞬間を、行動開始の合図にする。
この方法は、運動だけでなく、
勉強・副業・発信・人に会うこと
すべてに使える。
この方法は「やりたいのに、続かない」あらゆることに使える。
ポイントは、ためらいが生まれる瞬間を鷲の目で監視することだ。
そして、それを言い訳の引き金にするのではなく、行動の引き金にする。
ためらった → 言い訳
ではなく
ためらった → 即行動
に切り替える。
最初は直感に反するが、後から考えると明白だ。
外的な「やらなければならない」ではなく、内的な「やらなければならない」だからだ。
靴を履く、PCを開く、タイマーを押す。
思考を挟まず、ためらったからこそ反射的に動く。
この小さな即行動が、習慣を生み、成果を積み上げ、自己信頼を回復させる。
特に日本では、慎重さや空気読みが美徳とされている。
その結果、考えすぎて動けない人が量産されている。
自由な時代を生かすために必要なのは、完璧な計画ではない。
ためらいを感じた瞬間に一歩踏み出す、この即断即動だけである。
「もっとやれるのに、力を出し切れていない」と感じている人もいれば、
すでに仕事・家庭・挑戦で限界まで詰め込んでいる人もいる。
だから全員がもっと頑張れ、という話ではない。
ただし、自分が緩みすぎている側だと感じるなら、ときどき「常識外れに行動する人」に触れるのは、非常に効果がある。
私はデビッド(デイビッド)・ゴギンズという人物を知り、価値観が揺さぶられた。
彼の人生を真似する必要はない。
むしろ、ほとんどの人には不要だ。
YouTubeで見るゴギンズの成果は、常軌を逸している。
例:以下はYouTubeのリンク
The Most Eye Opening 10 Minutes Of Your Life | David Goggins
今まで見た中で最も目を見張る20分 | デビッド・ゴギンズ モチベーション
幼少期に激しい虐待を受け、深刻な心理的問題を抱えながら育った彼は、それに対して「極限の苦難を求め、乗り越え続ける」という、常人離れした反応を選んだ。
海軍SEALsになるために何度も死にかけ、4日間睡眠なしで240マイル走り、24時間で4,025回の懸垂という世界記録を打ち立てだが、彼の存在はこう教えてくれる。
私たちの限界のほとんどは、物理的なものではなく、完全に精神的なものだと。
ためらいはその瞬間はとても不快で、耳を傾けすぎると人生を台無しにする。
だが究極の解決策は、嫌なことから逃げるのではなく、真正面から突っ込むことなのだ。
つまり、ためらいこそが究極のライフコーチなのである。

デイビッド・ゴギンズ 著「CAN'T HURT ME(キャント・ハート・ミー) 削られない心、前進する精神」
本の表紙にいるたくましい人物がデイビッド・ゴギンズである。
退役海軍特殊部隊員(ネイビーシール)。米軍でシール訓練、陸軍レンジャースクール、空軍戦術航空管制官訓練を完了した、たった一人の人物である。
君が何者で、どんな親を持ち、どこに住み、どんな仕事をして、どれだけカネを持っていようが、君の本当の力の40%しか出していないはずだ。 クソもったいないことだ。君のポテンシャルはそんなもんじゃない。
デイビッド・ゴギンズ 著「CAN'T HURT ME(キャント・ハート・ミー) 削られない心、前進する精神」
彼にとっては「マインドのゲーム」だと言う。
大事なのは「私はここまでだ」という心の声にすんなり従わないこと。
「ただ制御装置が働いている」だけに過ぎない。
完全に無視をすれば心身を壊すが、人間は毎回5~10%ほどの無理がきく。
手当たり次第、「新しい方法(メソッド)」を試すのではなく、基準値を少しずつ更新する。
健康習慣、技術の習得、仕事のスピード、コストダウンなど5~10%ずつ。
時には後退することもあるが、必ず成長できると彼は応援してくれる。
不可能をやってのけるには、勇気と力を最後の1滴まで振り絞らないといけない。
コービー・ブライアント著『The Mamba Mentality』
デイビッド・ゴギンズとは違ったスーパープレイヤーである。
狙った獲物を確実に仕留める毒蛇“ブラックマンバ”を自称した伝説的バスケットボール選手。
マンバメンタリティとは、卓越した成果を上げるために必要な「思考と行動の型」のことであり、彼が現役時代に実践してきた鍛錬と集中力の極致である。
朝4時から練習を開始するコービーの習慣が示すのは、物理的な時間こそが成長の基盤であるという事実を示している。
効率ではなく、量で差がつく。
私たちの時間は誰でも24時間だ。
それをどうやって割り振るかは本人にゆだねられている。
「僕は一日をもっと早く始めれば、もっと多く練習ができて自分を高めることができると思った」
コービー・ブライアント著『The Mamba Mentality』
もっと時間や労力をかけずに、結果を出す方法はなにか。
つねに模索して、試し続けよ。
「勝つ」ということは己(おのれ)に勝つことである。
Trying to get better every day at what you're doing.
(自分がやっていることを毎日より良くしようと努力するんだ。)
彼の「人間離れした練習量」は今もなお偉人伝として語り継がれている。
完全な自由への処方箋とは?
つまり、定期的に力強い人の思想を入れることは有用だ。
自分に効くメッセージだけを吸収し、残りは捨てる。
少し高い場所へ引き上げてくれる人を見つけ、そのエネルギーを糧にすればいい。
私にとっては、強く、健康で、行動量の多い人たちに触れることが、大きな刺激になる。
「人間の本質は動である。完全なる静は死である」。未曾有の移動力を手にした現代人はこれからどこに向かい、何をするのだろう?
イアン・ゲートリー著『通勤の社会史』
遺伝、過去、状況はコントロールできないが、努力と心構えはコントロールできる。
とにかく自由だからこそ、「粘り強く続ける」ことを忘れてはいけない。
「空」の世界、自我がなくなり行為のみがある世界だ。十分にトレーニングされていれば、何も考えなくても行為は自動的に繰り返される。考えなくても、ただ自然に対応し身体が動く。
為末大著『熟達論』
まとめ
✅ 自由は、使い方を間違えると人生を停滞させる
✅ やる気は、行動の後にしか生まれない
✅ ためらいは、行動開始の合図である
誰かのせいでつまづくことはあるだろう。
だが、立ち上がらないのは誰のせいでもない。
シロマサル
⇒ ためらいは、人生を前に進めるための最高の指導者である。
日本でFIRE・セミリタイア・自由な働き方を目指すなら、最後に必要なのは「ノウハウ」ではない。
ためらった瞬間に、一歩踏み出す力だ。
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆
