- 投稿日:2025/06/05
- 更新日:2025/10/01

初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
今回はコービー・ブライアント著『The Mamba Mentality』2019年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
著者:コービー・ブライアント
出典:Amazonのプロフィールより
アメリカ合衆国・ペンシルベニア州フィラデルフィア出身の元プロバスケットボール選手。NBAのロサンゼルス・レイカーズでフランチャイズ・プレイヤーとして活躍した。ポジションはシューティングガード。身長198cm、体重96kg。
狙った獲物は99.9%の確率で仕留めるといわれている世界で最も危険な猛毒蛇の一種「"ブラックマンバ"("Black Mamba")」の愛称を持つ。
2020年、ヘリコプター墜落事故により永眠。
彼の「人間離れした練習量」は今もなお偉人伝として語り継がれている。
朝4時にはすでにトレーニングで汗だくになっていたという「練習の鬼」である。
「圧倒的な努力って、結局は才能なんじゃないか?」
「どうせ自分には無理……」
そう思って、諦めてしまうものである。
NBAで5度の優勝を果たしたコービー・ブライアントの成功は、異常なまでの努力に支えられている。
「常に最高の自分になろうと努力を続けること。昨日よりもっと良い自分になろうとし続けること。」
マンバメンタリティは”日々の自己改善への絶え間ない追求”である。
本書はコービー・ブライアント引退記念公式本。
写真も豊富で、バスケに対する考え方や練習量、反省や分析、熱い思いが詰まっている。
『The Mamba Mentality』を通して、努力と上達に必要な「真理」を読み解く。
今でも、子供のころはじめて本物のバスケットボールを手にしたときのことを思い出す。
あのしっとりとした手触り、あまりにもいい感触。
フロアについたりプレイするのがもったいないような気持ちだった。
革の表面のつぶ状の作りや整った黒いシームが削れないように、大切にしたかった。
コービー・ブライアント著『The Mamba Mentality』
この本を、次の世代の偉大なアスリートに捧げます。
そして、あなたたちが成長するための手助けとなることを願っています。
コービー・ブライアント著『The Mamba Mentality』
✅ 圧倒的な成長には、圧倒的な時間投資が必要。
✅ 本気で上達したいなら、すべてを犠牲にする覚悟を。
✅ 好奇心と謙虚さが、限界を超える鍵。
自分を変えるために必要なのは「時間をかける」こと
⇒ モノになるには、やり込みしかない。
⇒ 時間を管理し、無駄を省くことで充実した人生を送れる。
「僕は一日をもっと早く始めれば、もっと多く練習ができて自分を高めることができると思った」
コービー・ブライアント著『The Mamba Mentality』
朝4時から練習を開始するコービーの習慣が示すのは、物理的な時間こそが成長の基盤であるという事実を示している。
効率ではなく、量で差がつく。
私たちの時間は誰でも24時間だ。
それをどうやって割り振るかは本人にゆだねられている。
時間があれば金は稼げるが、金があっても時間は買えない
頭に浮かぶ、『やらなければいけない』というプレッシャーのすべてに反抗し、かわりに、自分らしい人生をこつこつ築くことに集中しよう
1万時間の法則:ある分野でプロフェッショナルなレベルに到達するためには、約1万時間の練習や努力が必要であるという法則。
元は英国生まれのジャーナリスト、マルコム・グラットウェル著『天才!成功する人々の法則』から。
1日3時間なら、10年続けなければならない。
1日8時間なら、約3年半。
もちろん、絶対的な数値ではない。
ただ、熟達するためには長い年月を必要とする。
「継続は力なり」とはよく言うが、継続した時間には必ず意味がある。
上達は「反復」のたまものである。
それが研鑚でも、惰性でも、負の習慣でも…。
あまりにも時間がかかりすぎる…。
と言う人には「1000時間」やってみよう。
これなら、1日3時間で約1年間だ。1日1時間で約3年だ。
専門性を身に着けるためには十分な時間である。
リッチになるための最重要スキルは、いつまでも学びつづける能力だ。 学びたいことを何でも学べる力を身につけなくてはならない。
ちなみに、総省統計局が2022年に発表した社会生活基本調査(令和3年度調査)によれば、日本人の学習時間は平均13分。
しかもこれはニュース記事や解説記事の場合。
1次情報である総務省統計局の令和3年社会生活基本調査(2022年発表)において、日本人有業者の「学習・自己啓発・訓練」時間は週平均7分である。
つまり、初めにできることは、一日の終わりに欠かさずしていた「その娯楽」をやめられるかどうかである。
たった10分の勉強をするだけで、多くの人間に勝てるのだ。
小さな時間を確保できた者だけが大きな変化を生みだす。
Trying to get better every day at what you're doing.
(自分がやっていることを毎日より良くしようと努力するんだ。)
取り憑かれるように思い続ける
「ある分野で立派な存在になりたいと思うなら、延々とそのことについて思いを巡らせなければならない。取り憑かれているかのように没頭しなければならない。多くの人が立派になりたいと言うが、実現するための犠牲をすすんで払おうとはしない。色々なことが気になり、分散してしまっているのだ」
コービー・ブライアント著『The Mamba Mentality』
本書では、「思いを巡らせる(care about)」という言葉を使っている。
ケアとは、まるで親が子供を心配するように、作物を丁寧に育てるように、もっといいやり方があるのではないかと、つねに気にかけている。
この言葉の裏には、上達は「いかにもろくて、傷つきやすいか」を彼は考えていた。
答えを見つけ出すための終わりなき冒険。
もっと上達したい、もっと知りたいという無限の好奇心。
結末にこだわらずにとにかく進み、戦う事。
人から何と言われるか、誰かに失望されるのではないか、そんなことは一切気にせず、その瞬間だけに神経を注ぐ。
⇒ 没頭こそが情熱の証。
⇒ その瞬間だけに神経を注ぐ。
⇒ 「やった方がいいことはすべて実行する」覚悟を持つこと。
上達したいなら、頭の中をそのことで埋め尽くすこと。
「どうすればもっとよくなるか」を考え続けることが、飛躍の種になる。
彼の恐ろしいところは、さまざまな経験を積んでいくと普通、「自分ができるのはこのレベルだ」と徐々に自覚し、その事実を受け入れていく。
コービーには一切その自覚がないように見える。
「もしかしたらもっとすばらしい動きができるかもしれない」
自分を良い意味で疑い続けていた。
知的労働をする人たちにとって、最も基本的な資本は、あなたが使うことができる脳だ。 あなたは脳を使って、情報に価値をつけ加えていく。
一応の成果をあげるためでさえ、理解力があり、懸命に働き、知識があるだけでは十分でない。成果をあげることはこれらとは違う何かである。
Strong will and intense focus.
(強い意志と猛烈な集中力)
プライドを捨てて、学び続ける
「とにかくたくさん質問をすること。僕はとても好奇心がある。だってもっと上達したいから。頭の中には、これまでの試合の歴史が詰まっている。僕はそれが誰でも、そこがどこでも、つねに質問をし続ける」
コービー・ブライアント著『The Mamba Mentality』
「その流れるような動きはどうやったらできるんだ?」
「こういう動きのときはどんなことを考えているんだ?」
コービーは移動中、自分の試合のゲームを録画で見ていた。
すべての試合を見て、研究して、朝を迎えることも多かった。
試合の合間、マイケル・ジョーダンによく質問をしていた。
4時から練習し、仮眠を取り、午後も練習する。
そしていつの間にかスーパースターになっていたのだ。
⇒ 無邪気な好奇心を持つ。
⇒ 聞ける人が、一番強い。
⇒ 基本を徹底するだけ。
⇒ 成功に「近道」はない。
⇒ 当たり前のことを他人の倍やること。
どんなにすごい選手にも質問を繰り返したコービー。
自己満足に陥らず、自分の未熟さを受け入れる勇気が、成長の燃料になる。
ベーシックを疎かにしない姿勢が、他者と自分の差を埋めていく。
研究、復習、練習を繰り返す人には、やがて成果が訪れる。
曖昧な点、疑問に思う点、説明不足だと思う点にはガンガン質問しよう。
ただし、何でも聞いていいわけではない。
最低限、自分で調べてから相手の時間をいただかなければならない。
「良い質問には、自分と周囲の人々の人生を、より良い方向へ変える、大きな力がある」
粟津恭一郎著『「良い質問」をする技術』
ビジネスや仕事、契約において「質問しなかったこと」が命取りになることは往々にしてある。
ロミンガーの法則:人が成長する際に、7割が業務経験、2割が薫陶(他者からの学び)、1割が研修(自己学習)で影響を受けるという比率の法則。
アメリカのリーダーシップ研究機関であるロミンガー社が、経営者を対象に調査した結果に基づいている。
「やってみなはれ。やらなわからしまへんで」
サントリー創業者:鳥井信治郎
たとえ何歳であっても、人間として成長していくためには、実際に仕事を経験してみることが一番の教材になる。
しかし、つい考えてしまう。
「運やタイミングが結局は支配している」と。
「多くのノウハウで成功しているのは”たまたま”じゃないか」と。
「ついてない」と思うことが続いたとき、「ついてないから仕方ない」で終わらせてしまっていたら、いつか運が向き始めるまで何も改善しないままになってしまう。
いいかい!
他人を負かすってのはそんなにむずかしい事じゃあないんだ………
もっとも『むずかしい事』は!
いいかい!もっとも『むずかしい事』は!
出典:漫画『ジョジョの奇妙な冒険』
自分の力で運を変えた…
自分を乗り越えるってのはそーいうことなんだぜ
Never hesitating to work hard to become the best version of yourself.
(絶え間ない努力、最高の自己を目指す。)
これが、「ひとつのことを突き詰める大切さ」である。
まとめ
✅ 圧倒的な成長には、圧倒的な時間投資が必要。
✅ 本気で上達したいなら、すべてを犠牲にする覚悟を。
✅ 好奇心と謙虚さが、限界を超える鍵。
⇒ 時間と情熱が、スーパースターをつくる。
「平凡なコーチは、やることを伝える。優れたコーチは、どう考えたらいいかを教える。そして、考えたことを実行に移すための基本を徹底的に教える」
コービー・ブライアント著『The Mamba Mentality』
もっと時間や労力をかけずに、結果を出す方法はなにか。
つねに模索して、試し続けよ。
「勝つ」ということは己(おのれ)に勝つことである。
出典:漫画『バトルスタディーズ』(BATTLE STUDIES)
バスケに関する他の書籍
ジョン・スポールストラ 著『エスキモーに氷を売る』
こちらは北米プロバスケットボールリーグ(NBA)の弱小チームだった著者(ジョン・スポールストラ)が社長に就任し、行ったマーケティングの方法論。
似たような考え方の本
デイビッド・ゴギンズ 著「CAN'T HURT ME(キャント・ハート・ミー) 削られない心、前進する精神」
ガチャにハズれたとしても、それは俺の人生だ。俺が立て直すしかない。
君はきっと、俺より生まれも育ちも恵まれていて、今もまともな暮らしをしているんだろう。 でもこれだけは言える。 君が何者で、どんな親を持ち、どこに住み、どんな仕事をして、どれだけカネを持っていようが、君の本当の力の40%しか出していないはずだ。 クソもったいないことだ。君のポテンシャルはそんなもんじゃない。
デイビッド・ゴギンズ 著「CAN'T HURT ME(キャント・ハート・ミー) 削られない心、前進する精神」
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆