- 投稿日:2025/12/24
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要約
インフルエンザ予防接種は「かからないため」ではなく、「重くならないため」のもの。医療現場では、軽く済む子と重くなる子の差を実感します。意味がないと切り捨てる前に、その役割を知ってほしい。
はじめに
「予防接種を打ったのに、インフルエンザにかかった」
「それなら、打つ意味はないのでは?」
医療現場で働いていると、
こうした声を保護者の方から聞くことがあります。
私は医師ではありません。
総合病院で、病気やけがのあと、子どもたちが元の生活に戻っていく過程を支える理学療法士です。
だからこそ、
「軽く済んだ子」と「重くなってしまった子」
その両方を現場で見てきました。
今日は、
インフルエンザの予防接種について、
親として知っておいてほしい視点をお伝えしたいと思います。
「予防接種=かからない」は、実は誤解です
まず大切なことから。
インフルエンザの予防接種は、
「絶対にかからなくするもの」ではありません。
これは、医療者の間では共通認識です。
毎年ウイルスの型が変わること、
人それぞれ免疫の反応が違うことから、
予防接種をしていても感染することはあります。
そのため、
「打ったのにかかった」という経験だけを見ると、
「意味がなかった」と感じてしまうのも無理はありません。
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