- 投稿日:2026/01/03
前提
ここでお話しすることは
「退職金」を受け取った数年後に「iDeCo」を一括で受取る内容です。
「会社員や公務員が受取る退職金にかかる税金」と「iDeCoを一時金で受取るときにかかる税金」がからんで節税方法がわかりにくいのです。
一つの例として参考にしていただければ幸いです。
退職所得
私は、長年 地方公務員として従事し、2025年に定年退職しました。
退職金をいただいた時に「退職所得」として所得税と住民税を源泉徴収(天引き)されています。
その時に「退職所得控除」は満額適用されました。
※税金用語に不慣れな人は「税金の計算で有利な制度を使い切った」とお考え下さい。
iDeCoの加入状況
・2017年に加入
※この年から公務員が加入できるようになりました。
・毎月の掛け金は上限の12,000円/月(退職後は5,000円/月)
※今は上限が20,000円/月に変更されています。
・年齢上限の65歳まで掛金を継続しようと考えています。
※将来、更に年齢上限の引き上げが検討されているようです。
私が65歳までに納める掛け金は累計で約130万円程度になりそうです。
運用がうまくいったと考えて受取り額は約170万円(A)になると仮定します。
(手数料などは省略しています。)
iDeCoの出口戦略
65歳時点では一時金での受取りを選択する予定です。
65歳時点でのiDeCo加入期間と公務員時代の重複期間
・iDeCo加入期間:11年3月 …①
・現役公務員とiDeCoの重複期間:8年3月…②
退職所得控除額の計算式
・iDeCo退職所得控除額:40万円×12年(1年未満切上)=480万円…①"
・重複期間分 :40万円× 8年(1年未満切下)=320万円…②"
・調整後退職所得控除額:①"‐②"=160万円…③
納める税金(概算)
(170万円(A)ー160万円(③))×1/2=5万円
5万円×5.105%(所得税率、復興税含む)=2,552円
5万円×10%(住民税)=5,000円
このようにかなり納税額を抑えられそうです。
今後、年齢上限が引き上げられた場合、加入期間を延長すれば納税額が0円になるかもしれません。
19(20)年ルールの勘違い
「職場の退職金を受取り、退職所得控除を満額適用すると
iDeCoを20年以上開けて受取らないと退職所得控除を一切適用できない」
と私は勘違いしていました。
様々な資料をみてもなぜか、勘違いさせるような表記が多いのです。
実際には、退職金を受け取っても更にiDeCoを継続して一時金で受取れば、年間40万円も控除されますので、検討する価値があると思います。
ただし、掛金をかけ続ける必要がありますので注意してくださいね。
私の出口戦略について記載しました。