- 投稿日:2026/03/11
初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
なぜ、努力しても報われないのか。
なぜ、日本全体が停滞しているように感じるのか。
多くの人は、景気や制度、環境の変化を理由に挙げる。
今回は稲盛和夫著『燃える闘魂』2013年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
著者:稲盛和夫
1932年、鹿児島市に生まれる。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミック株式会社(現京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年から名誉会長。また84年に第二電電(現KDDI)設立し、会長に就任。01年に最高顧問。10年に日本航空会長に就任。代表取締役会長を経て、13年に名誉会長。84年には私財を投じ稲盛財団を設立し、理事長に就任。同時に国際賞「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった方々を顕彰している。他にも若手経営者が集まる経営塾「盛和塾」の塾長として、経営者の育成に心血を注ぐ
✅ 結果を決めるのは環境ではなく心である。
✅ 不屈不撓の意志が、人生と組織を立て直す。
✅ 仕事は精神性によって価値が決まる。
「新しい計画や目標が成就するかどうかは不屈不撓の一心、つまり、どんなことがあろうとも決して挫けない心にある。ならば、常にそれを自分に言い聞かせよ。気高い理想と高邁なビジョンを、強烈に心に描きつづけよ」
稲盛和夫著『燃える闘魂』
稲盛和夫は、もっと根本的な原因を指摘する。
それは「心の火」が消えかかっていることだ。
そこで今回は、本書が一貫して語る「燃える闘魂」の本質を整理する。
『燃える闘魂』
「外部環境のせいにする vs 心を燃やして動く」
いまの日本に必要なのは、この「負けてたまるか」という強い思い、いわば「燃える闘魂」である。戦後の経営者たちはみんな、「なにくそ、負けてたまるか」と闘魂を燃やし、互いに競い合い、切磋琢磨しながら、日本経済を活性化してきた。長い低迷を経て、日本経済にもようやく景気回復への曙光が見えはじめてきた。
稲盛和夫著『燃える闘魂』
稲盛経営12ヶ条
一、事業の目的、意義を明確にする
公明正大で大義名分のある高い目的を立てる
二、具体的な目標を立てる
立てた目標は常に社員と共有する
三、強烈な願望を心に抱く
潜在意識に透徹するほどの強く持続した願望をもつこと
四、誰にも負けない努力をする
地味な仕事を一歩一歩堅実に、弛まぬ努力を続ける
五、売上を最大限に伸ばし、経費を最小限に抑える
入るを量って、出ずるを制する。
利益を追うのではない。利益は後からついてくる
六、値決めは経営 値決めはトップの仕事。
お客様も喜び、自分も儲かるポイントは一点である
七、経営は強い意志で決まる
経営には岩をもうがつ強い意志が必要
八、燃える闘魂
経営にはいかなる格闘技にもまさる激しい闘争心が必要
九、勇気をもって事に当たる
卑怯な振る舞いがあってはならない
十、常に創造的な仕事をする
今日よりは明日、明日よりは明後日と、常に改良改善を絶え間なく続ける。創意工夫を重ねる
十一、思いやりの心で誠実に 商いには相手がある。
相手を含めて、ハッピーであること。皆が喜ぶこと
十二、常に明るく前向きに、夢と希望を抱いて素直な心で
参考:稲盛和夫 オフィシャルサイト
https://www.kyocera.co.jp/inamori/about/manager/twelve/
日本が衰退した本当の理由は「心」にある
これもまた“闘魂”だ!
技術力と市場占有率で世界をリードしていたはずの企業や産業が、一転苦境に陥っているような例も散見される。「なぜ」と、首をかしげているのは、わたしだけではあるまい。
稲盛和夫著『燃える闘魂』
⇒ 不足しているのは資源ではなく覚悟である。
日本は今も十分な資金を持っている。
世界トップレベルの技術もある。
教育を受けた人材も豊富である。
それでも社会全体に停滞感が漂っている。
稲盛和夫は、その原因を外部環境ではなく人の心に見出した。
かつての日本人は、困難を前にしても引き下がらなかった。
(ただ、手放しで賞賛する気は毛頭ない。)
失敗を前提に工夫し、やり直し、やり切る姿勢があった。
戦後の焼け野原から立ち上がった原動力は、不屈不撓の精神である。
だが、現代では成果が出ない理由を環境に求めがちだ。
景気が悪い。
制度が悪い。
上司が悪い。
こうした思考は、行動を止める。
単純に環境が悪いなら、良い環境に移動するしかない。
行動が止まれば、当然結果も変わらない。
この心の変化こそが、経済停滞の正体だと稲盛和夫は断じる。
行動例として、まず言い訳を書き出す。
今うまくいっていない理由を紙に列挙する。
その中で、自分が変えられるものに丸をつける。
今日できる小さな一手を決めて動く。
燃える闘魂は組織と人を再生させる
立て直すというのは、制度より先に“心の向きが揃う”ことだ。
「燃える闘魂」をもって、会社を引っ張り、産業界の先頭に立って尽力する、そのような経営者が輩出する、活力ある社会に、何としても日本を変えていかなければならない。
稲盛和夫著『燃える闘魂』
⇒ 強い思いは人の意識を変える。
日本航空の再建は、その象徴的な実例である。
稲盛和夫は航空業界の専門家ではなかった。
経営知識も十分とは言えない状態だった。
それでも再建を引き受けた。
理由は明確だった。
社員を守り、日本経済に貢献したいという純粋な意志である。
この思いが、言葉となり、行動となり、現場に伝わった。
現場の空気が変わり、社員の意識が変わった。
自分たちの仕事が社会につながっていると実感したとき、人は本気になる。
制度やルールを整える前に、心の方向を揃える。
稲盛和夫が重視したのは、この一点だった。
行動例として、自分の仕事の目的を言葉にする。
売上や評価だけでなく、誰の役に立っているかを書き出す。
その目的を毎朝見返す。
判断に迷ったとき、その目的に立ち返る。
仕事の価値は「精神性」で決まる
魂を込める仕事 vs 流す仕事どちらが長く続けられるのだろうか?
われわれはとかく完成品に目が行きがちだが、素材や部品の技術の高さにこそ目を向けるべきである。多くの場合、製品の付加価値は、完成品ではなく、素材や部品から生まれる。
稲盛和夫著『燃える闘魂』
⇒ 高付加価値は心の姿勢から生まれる。
稲盛和夫は、ものづくりを単なる作業とは考えなかった。
機械の声を聞け。
手の切れるような製品をつくれ。
これらは精神論ではない。
対象に深く向き合い、細部まで責任を持てという教えである。
効率やスピードだけを追えば、仕事は平均化される。
誰でもできる水準に落ち着く。
そこに競争力は生まれない。
日本が世界で評価されてきたのは、質への執着である。
見えない部分まで手を抜かない姿勢である。
魂を込めた仕事だけが、代替不可能な価値を持つ。
行動例として、今日の仕事を一つ選ぶ。
その完成度を一段階引き上げる。
誰も見ていない工程に時間をかける。
自分が納得できる水準まで仕上げる。

本田宗一郎 著『俺の考え』
本田技研工業を設立した、ものづくりへの熱意を感じさせる書籍。
「どうすれば信頼される人間になれるのか?」
「挑戦し続けるには、何を心がけるべきか?」
そんな疑問に対して、破天荒でありながら誠実を貫いた本田宗一郎が、自らの人生哲学で応えてくれる。
考えというものは実にいろいろな複雑な行程を経なければ自分のものになっていかないはずなのである。われわれの知恵は見たり聞いたりためしたりの3つの知恵で大体できている。
本田宗一郎 著『俺の考え』
クリス・アンダーソン著「MAKERS 21世紀の産業革命が始まる」
⇒ 「誰もがアイデアを形にし、共有できる時代」
⇒ つまり誰もが“メイカー”になれる
ロボットが製造できる製品なら、人件費の安い場所に移動するメリットはしだいに失われていくし、そうした製品はますます増えている。
クリス・アンダーソン「MAKERS 21世紀の産業革命が始まる」
まとめ
✅ 結果を決めるのは環境ではなく心である。
✅ 不屈不撓の意志が、人生と組織を立て直す。
✅ 仕事は精神性によって価値が決まる。
ものづくりにおいて単に合理性や効率性を追求するのではない。物質と精神を不可分の存在として、ものづくりにおいても「心の働き」を大切にする。ひと言でいえば、つくるものそのものになりきる、あるいは、つくるための道具そのものになりきる。
稲盛和夫著『燃える闘魂』
⇒ 人生と仕事を立て直す鍵は、燃える闘魂にある。
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆
