• 投稿日:2025/08/30
  • 更新日:2025/10/01
本田宗一郎 著『俺の考え』:信頼される人間になるには?

本田宗一郎 著『俺の考え』:信頼される人間になるには?

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シロマサル@本の要約:ほぼ土曜日週1投稿

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要約
『俺の考え』では、信用と誠実を軸に話が進んでいく。 働くことを人生の手段と捉え、失敗から学ぶことの重要性が語られる書籍。 彼の哲学は、挑戦する勇気と自律した思考こそが未来を拓くという、現代にも通じる普遍的な教えが詰まっている。 多くの成功した経営者の共通点は信用と誠実だ。

初めまして!シロマサルです。

知ることで、人生はもっと楽しくなる!

今回は本田宗一郎 著『俺の考え』1996年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。

著者:本田宗一郎

Asahigraph-1955-Shinshun-1.jpg出典:Wikipedia

静岡県生れ。浜松高等工業専門学校を卒業。1948年本田技研工業を設立。「マン島オートバイ・レース」「F1グランプリ」等の国際レースへの進出を通じ、日本のエンジンを世界的技術にまで高める。1966年には国際二輪レースにおいて五種目完全制覇。1973年社長退任。1989年には日本人として初めて米国自動車殿堂に入る。享年84。


「どうすれば信頼される人間になれるのか?」

「挑戦し続けるには、何を心がけるべきか?」

そんな疑問に対して、破天荒でありながら誠実を貫いた本田宗一郎が、自らの人生哲学で応えてくれる。

彼の考えは、時代を越えて心に刺さるヒントばかりだ。

本記事では、『俺の考え』から人生と仕事に活かせる”考え”を紹介する。

真理というものは同じかもしれないけれども、私はそんなに即効的にきいてくるとは思わない。

本田宗一郎 著『俺の考え』


00000.png✅ 信用はお金よりも強い資本である。

✅ 人生の99%は失敗だが、それでいい。

✅ 考え抜くことが人間らしさだ。


本田宗一郎『俺の考え』

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考えというものは実にいろいろな複雑な行程を経なければ自分のものになっていかないはずなのである。われわれの知恵は見たり聞いたりためしたりの3つの知恵で大体できている。

本田宗一郎 著『俺の考え』

信用は最大の財産である

われわれは信用とカネと両方ほしい。
つまり、人間はちょうど信用とカネを天びん棒で前とうしろに背負っているようなものなのである。

本田宗一郎 著『俺の考え』

⇒ 信用は誠実から生まれる。

目先の利益に走らず、時間をかけて信用を築く姿勢が、結果的に長く信頼される人間をつくる。

カネより信用を先にすることは損なようだけれども、長い目で見れば絶対に得である。

信用は何かといえば、一番大事なことは約束を守ること、信用というものは、正直さがあくまでも土台になっている。

カネも信用も使い方によってはなくなるが、長期になればなるほど、ついて回る価値の大きさは明らかに「信用」の方が大きくなるのだ。

つまり、約束を守ることが信用の源である。


架空の信用を築くな

えらぶっているんじゃ信用はできない。

本田宗一郎 著『俺の考え』

⇒ 実績と行動で信頼されろ。

見せかけの信用ではなく実質的な信頼を重視しなければならない。

見せかけや虚勢はすぐに剥がれる。

誠実な振る舞いが真の信用を育てる。

結局は積み重ねるしかない。


信用とカネを両方高めるためには、自分がよく勉強して実力を養う以外に方法はない。

著者はそれこそが”原則”だと語っている。


0000000.png332.pngレイチェル・ボッツマン著『TRUST(トラスト)世界最先端の企業はいかに〈信頼〉を攻略したか』

信頼とは 未知のものとの確たる関係

レイチェル・ボッツマン著『TRUST(トラスト)世界最先端の企業はいかに〈信頼〉を攻略したか』


仕事は人生の「手段」に過ぎない

Image_fx (9).jpg仕事は人生を彩る手段であって目的ではない。

働くということは決して遮二無二動くということではない。個人の働きというものは知れている、人をしてその最高の性能を発揮させることが大切な時代なのである。

本田宗一郎 著『俺の考え』

⇒ 楽しむために働け。

⇒ 生活が主、仕事は従。

⇒ 働き手は機械ではない。

⇒ 従業員を「人」として見る。

自分の生活や家族の幸せを第一に考えるべきだ。

企業の歯車ではなく、豊かな人生を目指す一人の人間として接する姿勢が組織の力を引き出す。

従業員を大切にし、希望ある仕事を与えることができれば、仕事を前進させるアイデアは湧き出してくるという。

成功はやることをやったら、待つしかない。

遊ぶ時間のない人生なんてばかばかしい。働くに働けなくなっちゃう。

本田宗一郎 著『俺の考え』


創意工夫を止めるな

Image_fx (10).jpg失敗は「当たり前」の一部であり、成功はわずか1%

『人べん』をとった人間の能力は20分の1馬力に過ぎないが、『人べん』がつけばその能力は無限大の可能性をもってひろがるにちがいないのである。

本田宗一郎 著『俺の考え』

「人間である以上、頭を使って働け」という考えは、単なる肉体労働ではなく、人間らしい創意や発想を求めている。

この言葉の背景には、人間の肉体的な労働力は扇風機のモーター(約40W)の出力程度に過ぎない点から来ている。

しかも1日最低9時間の休養が必要だし、多くの要求や欲求を持っている。

機械ならまさにポンコツだ。

だからこそ、目の前の仕事をこなすだけでなく、自ら問題を発見・解決し、新しい価値を生み出すことを説いている。

実際のりんごよりも、絵にかいたりんごの方が高いのは、「アート」であり「誰かに大きく刺さる価値」を持っているからだ。


⇒ 失敗しても正常運転。

⇒ 挑戦をやめない人が残る。

⇒ 勝つまでやる、それが挑戦。

⇒ 「頭を使って働け」

⇒ 指示待ちでは損をする。

⇒ 自律的な人間が強い。


こんな箇条書きは人生で何度も言われたことだろう。

「そういうのが聞きたいんじゃない。ラクに勝ちたいんだと。」

しかし、これらこそが人生の意義につながることをユーモアを交えながらも、”その方法しかないんだぞ”とダイレクトに伝えてくる。

与えられた枠に収まらず、自ら発見し創造する姿勢が、本田の求めた人間像である。


0000000.pngリベシティ用サムネ__28_.png松下幸之助 著『道をひらく』

額に汗して働く姿は尊い。 だがいつまでも額に汗して働くのは知恵のない話である。

松下幸之助 著『道をひらく』


まとめ

リベシティ用サムネ.png✅ 信用はお金よりも強い資本である。

✅ 人生の99%は失敗だが、それでいい。

✅ 考え抜くことが人間らしさだ。


Image_fx (8).jpg⇒ 信用と挑戦と誠実、それが本田宗一郎の核である。

自分をよくみつめること以外に何ものもないと思う。それが事業を発展させる基本である。

本田宗一郎 著『俺の考え』


知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。

是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!

見ていただきありがとうございました!😆

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