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  • 投稿日:2026/01/16
  • 更新日:2026/01/19
なぜ高齢者はブレーキを踏み間違えるのか? ― 現役包括職員が見ている本当の理由 ―

なぜ高齢者はブレーキを踏み間違えるのか? ― 現役包括職員が見ている本当の理由 ―

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ナルホド@福祉相談員→HP制作者目指す!

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要約
高齢者の運転相談では「なぜブレーキとアクセルを踏み間違えるのか?」という疑問をよく耳にします。踏み間違いは注意不足だけで起きるものではなく、認知機能や筋力、姿勢など複数の要因が重なって生じることがあります。現役地域包括支援センター職員の視点から、その背景と考え方を整理します。

はじめに|よく聞く本人の声

AIDrawing_260116_524d86f4-ac39-4b79-8212-3238eb445949_0_MiriCanvas (1) 1.pngノウハウ図書館にて現役の地域包括支援センター職員が伝えたい『高齢者の免許返納』が揉める本当の理由という記事を投稿しました!投稿後も、私が勤めている地域包括支援センターに免許返納に関する相談があり、「ブレーキとアクセルを踏み間違えるのは、なぜ起きるのか?」という疑問について、改めて整理する必要があると感じました。

本人からは、
「自分は頭はしっかりしている」
「気をつけて運転しているから大丈夫」
「なんであんな事故が起きるのか想像が出来ない」
という声を聞くことも少なくありません。

今回は、こうした声を踏まえ、地域包括支援センター職員の視点から、踏み間違いが起きる背景と、その考え方について整理していきます。この内容を知っておくことで、「なぜ起きるのか分からない不安」を生活や身体の変化として整理できるようになります。

踏み間違いは「気をつければ防げる」問題なのか

「気をつけていれば大丈夫」
「慣れている道だから平気」
「踏み間違えるはずがない!」

そう思われる方も多いかもしれません。ですが、踏み間違いは意識や注意力だけの問題ではない場合もあります。現場で感じるのは、いくつかの要因が重なったときに起こりやすい、という点です。

要因① 認知機能の変化だけが原因ではない

踏み間違いというと「認知症」や「判断力の低下」だけが原因だと思われがちです。

確かに、判断や切り替えに時間がかかるようになると、とっさの操作でミスが起こりやすくなることはあります。

ただ、認知機能だけでは説明できないケースも多いというのが、現場での実感です。

要因② 筋力の低下と、足の動かしにくさ

年齢を重ねると、知らないうちに下肢の筋力や柔軟性は低下していきます。

・足を持ち上げる力が弱くなる

・関節の動きが小さくなる

・反応が少し遅れる

こうした変化があると、ペダルの踏み替え動作がスムーズにいかなくなることがあります。本人に自覚がないまま、操作の正確さだけが少しずつ変わっている場合もあります。

要因③ 車に乗ったときの「姿勢」の影響

見落とされがちですが、運転時の姿勢も大きな要因の一つです。

・シート位置が合っていない
・背中が丸くなり視線が下がっている
・ペダルとの距離が適切でない

この状態では、足の位置感覚がずれやすくなり、踏み替え動作に影響が出ることがあります。

踏み間違いは「一つの原因」で起きていない

包括支援センターの立場でお伝えしたいのは、
踏み間違いは次のような要因が重なったときに起きやすいという点です。

・認知機能の変化
・筋力や身体の使い方
・姿勢や環境
・とっさの判断が求められる場面

「自分はまだ大丈夫」という感覚と、
実際の身体の変化が、少しずつずれてきている場合もあります。

この話を「怖がらせたい」わけではありません

この記事は、「もう運転は危ない」と伝えたいものではありません。大切なのは、正しい理解を持ったうえで、選択肢を考えることです。

・運転環境を見直す
・車の使い方を変える
・運転以外の移動手段を少しずつ試す

こうした準備が、結果的に事故を防ぎ、本人の生活を守ることにつながる場合もあります。

おわりに|「なぜ起きるのか」を知ることから始める

ブレーキとアクセルの踏み間違いは、誰かの注意不足や性格の問題だけで起きるものではありません。身体や認知の変化は、自分では気づきにくい形で進んでいきます。

だからこそ、「なぜ起きるのか」を知り、そのうえでどう付き合っていくかを考えることが大切です。

地域包括支援センターは、免許返納を迫る場所ではなく、こうした不安や疑問を整理し、一緒に考えるための相談先です。地域包括支援センターの相談方法も記事に掲載していますので、ぜひこちらも読んでいただけると嬉しいです。

運転について「これは気になっている」「自分はどうなんだろう」と感じたことがあれば、
差し支えない範囲でコメントに残していただければと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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