- 投稿日:2026/04/30
初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
毎日トラブル対応に追われている。
同じ問題が何度も繰り返される。
忙しいのに、前に進んでいる実感がない。
その状態は、あなたの能力不足ではない。
問題が起きてから対処する構造そのものが原因である。
今回はダン・ヒース著『上流思考──「問題が起こる前」に解決する新しい問題解決の思考法』2021年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
著者:ダン・ヒース
テキサス大学オースティン校を卒業後、Thinkwell社を共同創設、ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得。現在はデューク大学ビジネススクール社会起業アドバンスメントセンター(CASE)でシニアフェローを務めている。兄チップとの共著に『アイデアのちから』(日経BP)、『スイッチ!』『決定力!』(ともに早川書房)、『瞬間のちから』(ダイレクト出版)がある。著書は世界300万部以上を売り上げ、33言語に翻訳されている。米国ノースカロライナ州ダーラム在住。
✅ 問題対応が忙しさを生む原因である。
✅ 予防は個人の努力ではなく仕組みで行う。
✅ 上流に目を向けた人から自由になる。
「一つの予防は百の治療に勝る」と言われるが、実際にはそれと正反対の行動を取る人が多い。
ダン・ヒース著『上流思考──「問題が起こる前」に解決する新しい問題解決の思考法』
今回は、ダン・ヒースの『上流思考』をもとに、なぜ人は事後対応から抜け出せないのか。
どうすれば問題が起きる前に手を打てるのかを解説する。
『上流思考──「問題が起こる前」に解決する新しい問題解決の思考法』
魚が流れ出るなら、上流からせき止めればよい。悪化する場合もあるが。
後手に回るより、先手を打とう。いま世界に必要なのは、救命がもはや必要ではなくなる世界をめざして果敢に戦う、静かな英雄たちだ。
ダン・ヒース著『上流思考──「問題が起こる前」に解決する新しい問題解決の思考法』
反応の罠が、時間とエネルギーを奪い続ける
真の意味で、われわれにマルチタスクはできない。
悪い結果はあたりまえ、または避けられない、自分にはどうすることもできない、という思い込みである。
ダン・ヒース著『上流思考──「問題が起こる前」に解決する新しい問題解決の思考法』
⇒ 問題対応に追われる限り、同じ場所を回り続ける。
多くの仕事は、問題が起きてからの対応によって評価されやすい。
緊急性が高く、成果が数字や行動として可視化されやすいためである。
トラブルを収束させた人は称賛され、場を収めたこと自体が成果として扱われる。
(保守部は問題が起こる前に対処しているのに、何もしていないように見られるのだから皮肉なものである。問題ないことが続くことが成果なのに。)
話を戻すと、同じ種類の問題が何度も起きているなら、それは前進ではない。
原因に触れないまま症状だけを処理し続けている状態である。
この状況が続くと、仕事は常に「今すぐやるべきこと」で埋まり、考える余白が消える。
結果として、忙しさは増すが、状況は何も変わらない。
反応の罠とは、問題に素早く対応できるほど、そこから抜け出せなくなる構造である。
行動を起こすなら、まず過去3か月の対応業務を一覧にする。
その中で、二度以上発生している問題に印を付ける。
次に、その問題が起きた背景を一行で書き出す。
対応内容ではなく、発生条件に言葉を向けることが重要である。
それだけで、仕事の焦点は自然と上流へ移動する。
上流思考を阻む三つの壁
他者の考え方よりも、自分の考え方を変えるほうが楽だが、簡単ではない。
人はたくさんの問題で右往左往しているとき、すべてを解決することをあきらめる。視野が狭まってしまう。長期的な計画を立てることも、戦略的に問題を優先順位づけすることもしなくなる。
ダン・ヒース著『上流思考──「問題が起こる前」に解決する新しい問題解決の思考法』
⇒ 問題は見えず、持たれず、考えられなくなる。
上流に進めない理由は、個人の意識や能力では説明できない。
多くの場合、構造そのものが思考を止めている。
一つ目の壁は、問題盲目である。
長期間続く不具合や非効率は、いつの間にか日常に溶け込む。
誰も疑問を持たなくなった時点で、問題は見えなくなる。
二つ目の壁は、当事者意識の欠如である。
担当が曖昧な問題は、優先順位が付かず、後回しにされ続ける。
結果として、誰も手を付けないまま時間だけが過ぎていく。
三つ目の壁は、トンネリングである。
忙しさは視野を狭め、目の前の処理だけに集中させる。
考える余裕がなくなると、問いを立てる力も失われる。
行動として有効なのは、定例業務の中に短い振り返りを組み込むことである。
「この問題は本来、発生しなくてもよかったか」を毎回自問する。
答えが曖昧なままでも構わない。
問いを繰り返すことで、思考の向きは確実に変わる。
人は困難な問題にぶつかると、その代わりに簡単な問題に答える。そしてたいてい、問題を置き換えたことに気づきもしないのだ
ダン・ヒース著『上流思考──「問題が起こる前」に解決する新しい問題解決の思考法』
システムを変える七つの問い
落石を無くすためには、実行可能な作戦を試すしかない。
しかるべき人たちで問題を包囲せよ。
彼らに問題を早く知らせよ。
具体的な事件を防止するために力を合わせよ。
ダン・ヒース著『上流思考──「問題が起こる前」に解決する新しい問題解決の思考法』
⇒ 個人を消耗させず、仕組みを前に進める。
上流思考は、考え方の姿勢ではなく、実行可能な問いの集合である。
❶誰を巻き込めば、流れが変わるのか。
(「しかるべき人たち」をまとめるには?)
❷どこに手を入れると、影響が広がるのか。
(「システム」を変えるには?)
❸異常を早く察知する仕組みは存在しているか。
(問題の「早期警報」を得るには?)
❹成果は、本当に望む状態を測れているか。
(「成否」を正しく測るには?)
❺対策による副作用は見落とされていないか。
(「害」を及ぼさないためには?)
❻予防のための時間やコストは、誰が引き受けるのか。
(誰が「起こっていないこと」のためにお金を払うか?)
❼そもそもなぜ、その手段を取ることにしたのか?
(「テコの視点」はどこにある?)
これらの問いは、人を責めるための質問であってはいけない。
仕組みの改善点を浮かび上がらせるための道具である。
行動としては、まず一つの業務を選ぶ。
毎週必ず発生している作業が適している。
次に、その作業が不要になる状況を具体的に想像する。
完全でなくてよい。
一部が減るだけでも構造は変わる。
小さな改善を積み重ねることで、問題は起きにくい形へと移行していく。
それが上流思考の実践である。
上流介入に関する最も不可欠かつ最も有害な考えは、「予防のための取り組みは節約にならなければ行う意味がない」という決めつけだ。
ダン・ヒース著『上流思考──「問題が起こる前」に解決する新しい問題解決の思考法』
仮説思考に関する書籍。
「答え」を出すのが早い人は自分なりの「仮説」を立てている。
仮説思考は、答えを最初に仮定し、それを検証する思考法である。
仮説とは、「まだ証明されていないが、最も答えに近いと思われる答え」
私たちが普段から行っていることをビジネスに応用するのが、仮説思考。
課題を解決する近道となる。
仕事の早い人は限られた情報をベースに、人よりも早くかつ正確に問題点を発見でき、かつ解決策につなげることのできる思考法を身に着けているのである。
内田和成著「仮説思考―BCG流問題発見・解決の発想法」
馬田隆明著『仮説行動 マップ・ループ・リープで学びを最大化し、大胆な未来を実現する』
仮説とは、その時点で手に入る情報をもとに置かれる暫定的な答えである。
安全な仮説は失敗しにくいが、得られる成果も限定的になりやすい。
「この課題には、この解決策がベストだ」という答えを出して行動し、日々、課題解決を試みています。このときに作られる解決策は、仮説とも呼ばれます。仮説とは、その名の通り仮の説であり、仮の答えです。その時点で真偽が分かっていない説や意見、とも言えます。
馬田隆明著『仮説行動 マップ・ループ・リープで学びを最大化し、大胆な未来を実現する』
まとめ
✅ 問題対応が忙しさを生む原因である。
✅ 予防は個人の努力ではなく仕組みで行う。
✅ 上流に目を向けた人から自由になる。
私たちの生活や社会には、「解決できる」ことを忘れているというだけの理由ではびこっている問題がどれだけあるだろう?
ダン・ヒース著『上流思考──「問題が起こる前」に解決する新しい問題解決の思考法』
⇒ 問題を消すのではなく、起こさせない選択が未来を変える。
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆


