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  • 投稿日:2026/03/09
【医師解説】運動が「薬」になる理由 〜健康診断で異常を指摘された方へ〜

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要約
健康診断で異常を指摘された方へ。運動は血糖値・血圧・コレステロールを改善し、薬と同等の効果を持つことが研究で証明されています。運動が「薬」になるメカニズムと具体的な始め方を医師が解説。


◆ 「まずは運動を」と言われたけれど…
 
健康診断で「血糖値が高い」「血圧が高い」「中性脂肪が多い」と言われ、病院を受診すると
「まずは運動をしましょう」と言われることが多いと思います。確かに運動が健康にいいというのはよく聞きますが、「なぜ運動がいいのか」「どのくらい効果があるのか」までは、説明を受けたことがない方がほとんどではないでしょうか。
 
日本の医療制度では、外来診療時間が1人当たり数分〜10分程度と限られており、私自身も十分な説明ができないことがあります。
そこで今回は、通常の診療では説明しきれない、運動が心血管疾患(動脈硬化による病気)などをどれだけ予防するのかを、科学的なデータをもとにお伝えします。
AHA(American Heart Association)の“Exercise and Physical Activity in the Prevention and Treatment of Atherosclerotic Cardiovascular Disease A Statement From the Council on Clinical Cardiology (Subcommittee on Exercise, Rehabilitation, and Prevention) and the Council on Nutrition, Physical Activity, and Metabolism (Subcommittee on Physical Activity) “の内容を参照しながら紹介していきます(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/12821592/)。
 
◆ 運動がもたらす健康効果
 
ウォーキング、ランニング、水泳など、大筋群を活用する運動を定期的に行うことは、運動能力などを高める心血管適応を生み出すだけでなく、以下の慢性疾患のリスクを軽減するというエビデンスがあります。
• 2型糖尿病:血糖値が上昇した結果、重篤な疾患につながりうる(心筋梗塞や脳梗塞など)
• 骨粗鬆症:背骨や股関節の骨折で将来、寝たきりになるリスクがある
• 肥満:糖尿病や高血圧などのリスクを上昇させ、重篤な疾患へつながりうる
• うつ病:精神的な不調。様々なことを楽しめなくなる、やる気がなくなるなど
• 一部のがん(乳がん・結腸がん)

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