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  • 投稿日:2026/03/16
  • 更新日:2026/03/17
【第4回】グラフ作成― 集計・見える化・IF関数 ―|ハムすけのスプシ教室

【第4回】グラフ作成― 集計・見える化・IF関数 ―|ハムすけのスプシ教室

ハムすけ🐹業務改善のスペシャリスト

ハムすけ🐹業務改善のスペシャリスト

この記事は約13分で読めます
要約
関数やグラフが苦手でも大丈夫です。 カテゴリ別集計、円グラフ、予算との差額、IF関数の判定まで、順番に手を動かしながら学べます。 入力するだけの表を、使える表に育てたい方におすすめです。

この記事は👇️こちらの記事を学習済みであることを前提としています

【第3回】表を整える― 見やすく・探せて・ミスに気づける表作り ―|ハムすけのスプシ教室

はじめに

スプレッドシートに少し慣れてくると、

👤 「入力はできるけど、この表をどう活かせばいいの?」

👤 「集計やグラフって難しそう…」

👤 「予算オーバーしているか、ぱっと見でわかるようにしたい」

と、「入力の次の一歩」で止まりやすいです。


でも実は、ここでやることも少しずつ順番に進めれば大丈夫です。

カテゴリごとに集計する、グラフで見える化する、予算と比べる、条件で判定する。

この流れがつながるだけで、表は「記録するだけの表」から「判断できる表」に変わっていきます。

この記事では、スプレッドシート初心者の方向けに

・SUMIFでカテゴリ別に集計する
・円グラフで支出の割合を見える化する
・予算との差額を計算する
​IF関数で状態をわかりやすく表示する

という流れを、1つずつ手を動かしながら進めていきます。

「関数やグラフはまだ少し苦手…」という方でも大丈夫です。

今回は、家計管理表をもとに、表を少しずつ育てながら学べる内容に絞ってまとめました。


この記事を読むとできるようになること

IMG_0053.png配布資料は👈️こちら

STEP1|グラフ用の補助表を作る

🎯ねらい

 元データをカテゴリごとに集計して、グラフの元になる表を作る。

✏️やること

①H列にカテゴリ名を並べる
②I列にSUMIF関数を入れる
③数式を下までコピー(オートフィル)するときに、参照の動き方を学ぶ

・数式をコピーすると、参照先は自動で動く

参照とは?

今回は、H列のカテゴリ名を見ながら集計したいので、条件に使うセルは下にコピーしたときに

 H7 → H8 → H9 

と動いてほしいです。

一方で、元データのカテゴリ列や金額列は毎回同じ場所を見るので、固定して使います。この「動いてほしい」「固定したい」の違いが、参照の考え方です。


たとえば I7 に入れる式は、こういう形です

=SUMIF($C$3:$C,H7,$E$3:$E)

この式だと、

・$C$3:$C は固定
・H7 は下にコピーしたら H8 H9 に変わる
・$E$3:$E も固定

になります。

STEP2|円グラフを作る

🎯ねらい

STEP1で作った補助表をもとに、カテゴリごとの支出割合を見える化する。「何にどれくらいお金を使っているか」を、表だけでなくグラフでも把握できるようにする。

✏️やること

①STEP1で作った補助表(カテゴリ名と合計金額)を選択する
②挿入メニューからグラフを作成する
③グラフの種類は円グラフを選択する
④タイトルや表示を見やすく整える

まず伝えたいこと

・円グラフは、割合を見るのに向いている
・今回は「どのカテゴリにどれくらい使っているか」を見るため、円グラフと相性がよい
・元データから直接作るのではなく、補助表から作ると見やすい


進め方の流れ

① 補助表を選択する
② グラフを挿入する
メニュー → 挿入 → グラフ

③ 円グラフにする
④ 見やすく整える

・タイトルをつける → 例:3月の支出割合
・凡例の位置を必要に応じて調整する
・小さすぎて見づらい場合は、グラフのサイズや位置を整える


✅チェック

◻️補助表をもとに円グラフが作成できた
◻️カテゴリごとの支出割合が見える
◻️「何にお金を多く使っているか」が一目でわかる


STEP3|予算との差額を計算する

🎯ねらい

家計管理表を「記録するだけ」で終わらせず、予算と比べて判断できる表に進化させる。今回は、実績と予算を見比べるために、まずは引き算で「差額」を出していく。

※動画の中で、差額の出し方が間違っていますが、次の動画で訂正しています🙇

✏️やること

①予算を書き込む列を作る
②実績の横に予算を並べる
③引き算で差額を計算する

まず伝えたいこと

家計簿は、入力して終わりにするだけだともったいないです。「今いくら使ったか」だけでなく、「予算と比べてどうなのか」まで見えるようになると、表がぐっと実用的になります。

そのために今回は、

・実績
・予算
・差額

を並べて見られる形にしていきます。

ここで大事なのは、いきなり IF関数で判定するのではなく、まずは引き算で差額を出すことです。

進め方

① 予算を入力する列を作る
カテゴリ別集計表の右側に、「予算」の列を追加します。たとえば、次のような形です。

H列:カテゴリ
I列:実績
J列:予算
K列:差額

J列には、それぞれのカテゴリごとに予算を入力します。

たとえば、

食費:15000
交通費:5000
娯楽:3000

のように入れていけばOKです。

② 実績と予算を横に並べる

ここで見てほしいのは、「いくら使ったか」だけでなく、「いくらまで使ってよい予定だったか」も並んで見えることです。

③ 差額を引き算で出す

次に、K列に差額を出します。差額は、

=J3-I3

のように入力します。

これは、

予算 - 実績

という意味です。

たとえば、

・予算が15000円
・実績が18810円
→15000-18810=-3810

となるので、3810円オーバーしていることがわかります。

逆に、

・予算が15000円
・実績が12000円
→15000-12000=3000

となるので、まだ3000円余裕があるとわかります。


✅チェック

◻️予算の列を作成できた
◻️実績と予算が横に並んだ
◻️差額を引き算で表示できた


⚠️つまずきやすいところ

① 数字ではなく文字として入力してしまう予算欄に「15000円」と入れると、うまく計算できないことがあります。まずは数字だけを入力し、必要なら表示形式で円に整えましょう。


STEP4|IF関数で判定を表示する

🎯ねらい

STEP3で計算した差額をもとに、予算の状態をひと目でわかるようにする今回はIF関数を使って、「余裕あり」「注意」「予算オーバー」の3段階で表示していく

✏️やること

・差額を見て、どんな判定を出したいか決める
・IF関数で2段階の判定を試す
・IF関数の入れ子で3段階の判定にする


IF関数の基本

IF関数は、「もし◯◯なら、△△を表示する。そうでなければ✕✕を表示する」という考え方の関数です。

まずはシンプルに、2段階で考えてみます。

たとえば差額がマイナスなら予算オーバーなので、次のように書けます。

=IF(K3<0,"予算オーバー","OK")

※文字列はダブルクォーテーション(”)で囲みます


この式は、

K3が0より小さければ「予算オーバー」
→そうでなければ「OK」

という意味です。


でも今回は3段階で表示したい

今回は「OK」だけでまとめるのではなく、もう少し細かく分けてみます。

・差額が10000以上 → 余裕あり
・差額が0以上10000未満 → 注意
・差額が0未満 → 予算オーバー

このように、結果を3つに分けたいときは、IF関数を1つだけでは足りません。

そこで使うのが、IF関数の入れ子です。

入れ子とは、IF関数の中に、もう1つIF関数を入れることです。

つまり、最初の条件に当てはまらなかったときに、さらに次の条件を確認するイメージです。


進め方

① 判定列を作る

差額の右側に「判定」の列を追加します。
たとえば、L列を判定列にすると見やすいです。

K列:差額
L列:判定


② まずは2段階のIFを試す

まずは先ほどと同じような数式を入れてます

=IF(K3>=10000,"余裕あり",B)

※Bは後ほどIF関数に変換します


③ IF関数の入れ子で3段階にする

次に、Bをさらに2つに分けます。

B = IF(K3>=0,"注意","予算オーバー")
※中学の数学の授業の「代入」を思い出してください!笑

=IF(K3>=10000,"余裕あり",IF(K3>=0,"注意","予算オーバー"))


この式は、順番にこう判断しています。

①まず、差額が10000以上かを見る
②10000以上なら「余裕あり」
③そうでなければ、次に0以上かを見る
④0以上なら「注意」
⑤どちらでもなければ「予算オーバー」

つまり、上から順番に条件をチェックしている形です。


✅チェック

◻️判定列を作成できた
◻️IF関数で2段階の判定を試せた
◻️IF関数の入れ子で3段階の判定ができた
◻️「余裕あり」「注意」「予算オーバー」が自動で表示されるようになった


⚠️つまずきやすいところ

ダブルクォーテーションを忘れる

表示したい文字は、ダブルクォーテーションで囲みます。

たとえば、

 "余裕あり"
 "注意"
 "予算オーバー"

のように書きます。

かっこの閉じ忘れ

入れ子にすると、かっこが増えます。
入力したあとに、開きかっこと閉じかっこの数が合っているか確認しましょう。


プラスアルファ1|AVERAGE関数で平均を見る

🎯ねらい

合計だけではなく、平均という見方にも触れて、数字の読み取り方を1つ増やす。
今回は AVERAGE関数を使って、1回あたりの支出が平均でいくらなのかを見ていく。

✏️やること

・金額が入力されている範囲を確認する
・AVERAGE関数で平均支出を出す
・合計と平均の違いを見比べる


AVERAGE関数とは

AVERAGE関数は、選んだ範囲の平均値を出す関数です。

たとえば、金額が E列に入っているなら、次のように書きます。

=AVERAGE(E3:E)

この式は、
 E3から下までの数字の平均を出す という意味です。


✅チェック

◻️金額が入っている範囲を選べた
◻️AVERAGE関数を入力できた
◻️平均支出額を表示できた


プラスアルファ2|COUNT関数で件数を見る

🎯ねらい

合計金額だけでなく、「何件入力されているか」という見方もできるようにする。今回は COUNT関数を使って、数字が入っているセルの件数を数えてみます。


✏️やること

・数えたい範囲を確認する
・COUNT関数で件数を数える


COUNT関数とは

COUNT関数は、選んだ範囲の中にある数字の件数を数える関数です。
たとえば、金額が E列に入っているなら、次のように書きます。

=COUNT(E3:E)

この式は、
 E3からE22までの中で、数字が入っているセルを数える という意味です。


✅チェック

◻️数えたい範囲を確認できた
◻️COUNT関数を入力できた
◻️金額が入力されている件数を表示できた
◻️合計金額と件数を見比べられた


⚠️つまずきやすいところ

COUNTは数字だけを数える 
COUNT関数は、文字は数えません。 今回は金額欄を数えるので使いやすいですが、文字が入っている列では思った結果にならないことがあります。

見出しまで範囲に入れてしまう
 「金額」という見出しは数えなくてよいので、数字が入っている範囲だけを選びましょう。

空欄は数えられない 
空欄のセルは件数に入りません。 そのため、数字が入っているセルだけが対象になります。


プラスアルファ3|VLOOKUPで予算を自動取得する

🎯 ねらい

別シートに用意した予算表から、カテゴリごとの予算を自動で取り出せるようにする

✏️ やること

・別シートに「カテゴリ」と「予算」の表を作ります
・集計表の予算欄に VLOOKUP関数を入力します
・予算表の数字を変えて、差額や判定が連動して変わるか確認します


VLOOKUP関数とは

表の左端にある項目を手がかりにして、右側にある情報を取り出す関数です。

たとえば、別シートに
食費 15000
交通費 5000
娯楽 3000

のような予算表があるとします。

このとき、集計表で「食費」というカテゴリを見つけたら、
その右にある「15000」という予算を自動で持ってくることができます。

つまりVLOOKUP関数は、
別の表から、必要な情報を探して持ってくる関数
と考えるとわかりやすいです。


✏️ 手順

新規でシートを作成し、カテゴリと予算を作成
→もともとのシートでVLOOKUIP関数を入力する

=VLOOKUP(H8,リスト,2,FALSE)

※今回はテーブルに変換しているので、範囲がリストという表の名前になっています、本来はA2:B9mなどと指定します。


VLOOKUP関数はどんなときに使う🤔?

商品コードから商品名や価格を表示するとき

たとえば注文表に「商品コード」だけ入力して、
別の商品マスタ表から

・商品名
・単価
・在庫数

を自動で表示する使い方です。

例)

注文表に A001
商品マスタで A001 → ノート、120円、在庫50

このとき、商品コードを手がかりにして、商品名や価格を持ってきます。

社員番号から氏名や部署名を表示するとき

たとえば勤怠表や申請表で、社員番号を入力すると、
社員マスタから

・氏名
・部署
・役職

を自動表示する使い方です。

例)

入力:1023
社員マスタ:1023 → 田中さん、営業部

毎回名前を手入力しなくてよくなるので、入力ミス防止にも役立ちます。

顧客コードから顧客情報を表示するとき

営業管理や顧客管理では、顧客コードをもとに

・会社名
・担当者名
・住所
・電話番号

を別表から呼び出すことがあります。

✅ チェック

◻️ 別シートにカテゴリ別の予算表を作成できた
◻️ 集計表の予算欄に、カテゴリに対応した予算が自動表示された
◻️ 予算表の数字を変更すると、差額や判定も自動で変わった


🪄 小技

テーブルに変換してから範囲指定すると、データが増えても自動で反映✨


まとめ

ここまで進めたあなたは、スプレッドシートで「入力するだけ」から一歩進んで、集計して、見える化して、判断する土台ができています。

最初は少し難しく感じるかもしれませんが、表はこうして少しずつ育てていけば大丈夫です。

今回できるようになったことは、家計管理表だけでなく、

・売上管理
・在庫管理
・タスク管理
・予算管理


など、いろいろな表にもつながっていきます。

大切なのは、関数を丸暗記することではなく、

何を知りたいから、この表を作るのか」 を意識することです。

集計したい、比べたい、注意したい。

その目的に合わせて表を整えていくと、スプレッドシートはぐっと使いやすくなります。


今日できるようになったこと(振り返り)

✅️ SUMIF関数でカテゴリ別の集計表を作れるようになった
✅️ 補助表をもとに円グラフを作り、支出の割合を見える化できた
✅️ 予算と実績を並べて、差額を引き算で計算できた
✅️ IF関数で「余裕あり」「注意」「予算オーバー」を表示できた
✅️ AVERAGE関数で平均を見る考え方に触れられた
✅️ COUNT関数で件数を見ることができた
✅️ VLOOKUP関数で別表から予算を自動取得する考え方を知れた

ここまでできれば、第4回としてかなり良い積み上げです。

次は、「別の表から自動で持ってくる」「条件に応じて処理を分ける」といった考え方を、少しずつ他の場面でも使ってみてください。


おわりに

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最後まで読んでいただきありがとうございました♪

何かわからないことなどありましたらお気軽にコメントやDMください📥️✨️


🎬 第5回

まだ未定です🙇

関数について勉強したいやこういうシートを作りたいという要望がありましたら、コメントかDMでリクエストしてください🙌

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この記事のレビュー(4
  • 会員ID:POj84cHE
    会員ID:POj84cHE
    2026/03/21

    勉強会に参加させていただきましたが、晩ご飯準備中で途中から聞くだけに集中し、こちらの記事を参考に復習しました🙏 動画が付いてるので記憶も蘇りやすく✨ まだまだ関数がわかってない初心者でもちゃんと復習出来ました✨✨ 有益記事と勉強会をありがとうございました😊

    ハムすけ🐹業務改善のスペシャリスト

    投稿者

    2026/03/21

    勉強会に参加してくださったからこそ復習にとても良かったんですね☺️ありがとうございます♪ これからもがんばって続けていきます💪 🐹 レビューありがとうございました🙌✨

    ハムすけ🐹業務改善のスペシャリスト

    投稿者

  • 会員ID:LHXzeVVy
    会員ID:LHXzeVVy
    2026/03/18

    勉強会に参加させていただきました。 なぜでしょう。 STEP3で衝撃を受けて、それ以降の内容が頭に入らなくなっておりました。 予習って大事だな、とつくづく実感いたしました。 今後の勉強会は、図書館でしっかり予習させていただいてから、臨みたいと思います。 そして、いつでも復習できるのがまた、図書館のいいところ。 STEP3以降の内容を、落ち着いて学ばせていただこうと思います。 いつも、ありがとうございます♪

    ハムすけ🐹業務改善のスペシャリスト

    投稿者

    2026/03/19

    STEP3の衝撃とは…アイコンのことですかね?笑 画像使わせていただきました😆 ぜひ復習にご活用ください🐹♪

    ハムすけ🐹業務改善のスペシャリスト

    投稿者

  • 会員ID:HKOXmWu0
    会員ID:HKOXmWu0
    2026/03/17

    とても分かりやすい記事でした😊 補助表で集計して、グラフで見える化して、 さらに差額やIF関数で判断までつなげる流れが とても整理されていて学びやすかったです💡 初心者がつまずきやすいポイントも丁寧に触れられていて、 手を動かしながら理解しやすい内容だと感じました✨ 実務でもそのまま活かしやすい内容で、 とても勉強になりました。 すてきな記事をありがとうございます🙏

    ハムすけ🐹業務改善のスペシャリスト

    投稿者

    2026/03/19

    レビューありがとうございます😊 補助表は実務でも結構使いますよね😁✨ 勉強会にも参加していただきありがとうございました🐹♪

    ハムすけ🐹業務改善のスペシャリスト

    投稿者