- 投稿日:2026/04/04
はじめに
「こんなアプリがあったらいいのに」
そう思っても、多くの場合はそこで止まります。
・作り方がわからない
・プログラミングは難しそう
・外注するほどの話でもない
・でも、あると絶対に便利
こうして、日常のちょっとした不便は、そのまま放置されがちです。
さて今回は前回の筋トレ用アプリに引き続き、自分のピアノ練習のためにClaudeにこんな命令文を入れてみました。
これだけです。
するとClaudeは、こちらの意図を汲み取って、アプリ作成を始めてくれました。↓
↑ Claudeは、こちらの意図をかなり汲み取って、実際に使えそうな形のアプリを作ってくれました。
↑ タイマー、履歴、集計の機能があるタイマーがわずか数分でできました。
↑ タイマーはこんな感じです。
↑コメント記録はこんな感じです。
強く感じたのは、AIはもう「質問に答える道具」だけではないな!ということです。
欲しいものを言葉にすると、たたき台を作ってくれる。
しかも、そこからさらに話し合って改善していける。
AIは、完成品をポンと出して終わる存在というより、一緒に道具を育てていく相棒に近づいていると感じました。
結論
今回いちばん大きかった気づきは、AIは最初から完璧なものを出してくれる魔法の箱ではないということです。
でも、そこが逆に面白いところでもあります。
最初の一歩として、かなり使えるたたき台を出してくれる。
そこから、
・ここを直したい
・この機能を足したい
・もう少し見やすくしたい
・自分向けに寄せたい
と相談しながら、少しずつ磨いていける。
この「最初から100点を求めなくていい」という感覚は、AI活用ではとても大事だと思います。
昔なら、何かを作るには最初からかなり完成形を考えないと前に進みませんでした。
でも今は違います。
60点でもまず形にしてみる。
そこからAIと一緒に80点、90点に近づけていく。
この進め方ができるだけでも、常識がかなり変わります。
なぜAIがすごいのか
長い仕様書がなくても、かなり意図を汲んでくれる
今回の命令文は、細かい設計書ではありません。
それでもClaudeは、
・曲名を選ぶ
・スタート、終了ボタン
・5分単位のタイマー
・本日の練習終了で一覧表示
・曲ごとの積算時間表示
・コメント記録と見返し
という流れを理解して、ちゃんと形にしてくれました。
今までなら、アプリを作る前に「何を、どの順番で、どう見せるか」を細かく整理する必要がありました。
でもAIは、整理まで引き受けてくれます。
だから、非エンジニアでも入口に立ちやすくなっています。
自分にちょうどいい道具を作る発想が持てる
世の中には便利なアプリがたくさんあります。
でも、自分にぴったり合うものは意外と少ないです。
たとえばピアノ練習でも、
・時間だけ測れればいい人
・曲ごとに記録したい人
・コメントも残したい人
・積算時間を見てやる気を出したい人
欲しいものが少しずつ違います。
既製品だと、その違いは飲み込むしかありません。
でもAIなら、「自分にはこういう形がちょうどいい」を目指せます。
アイデアの価値が上がる
これからは、すごい技術を持つ人だけでなく、日常の不便を見つけられる人が強くなると思います。
・これ、毎回ちょっと面倒だな
・ここだけ自分向けにしたいな
・手でやっているけど、もっとラクにしたいな
そんな小さな違和感です。
今回作ったアプリはみんながお金を出して欲しがるようなものではありません。
でも、自分にとっては十分価値がある。
これからはこれがかなり強いと思います。
実際に使ってみて感じた良い点と惜しい点
良い点
良かったのは、ざっくりした依頼でも、まず使えそうな形まで持っていってくれたことです。
もしこれを人に頼むなら、
・画面はどうするか
・ボタンはどこに置くか
・集計はどう見せるか
・コメントはどの単位で保存するか
など、最初からかなり細かく説明が必要だったはずです。
でも今回は、そこまで詰めなくても、まず形が出てきました。
この「まず試作品がすぐできる」というのは、本当に大きいです。
惜しい点
一方で、最初から完璧ではありませんでした。
たとえば今回、使ってみて私は「アラーム音が欲しかった」と感じました。
タイマーなので、時間が来たら音で知らせてくれるともっと便利です。
ただ、ここで大事なのは「惜しい、ダメだった」で終わらないことだと思います。
むしろここからが本番です。
・アラーム音を追加したい
・スマホでも押しやすい配置にしたい
・コメントをあとで検索しやすくしたい
・今日の合計時間も見たい
こうした改善をAIに伝えてさらに磨いていく。
この流れこそが、AI活用の本質に近い気がします。
最初から完璧でなくていい
ここは、今回いちばん伝えたいところです。
AIというと、つい「一発で完璧なものを作ってくれるのでは」と期待しがちです。
でも実際に触ってみると、そこは少し違います。
もちろん、かなりすごいところまで作ってくれます。
でも、本当に使いやすいものにするには、あと一歩、あと半歩の調整が必要です。
そして、その調整こそが側の役割です。
・どこが使いづらいのか
・何が足りないのか
・逆に何がいらないのか
・どうなったら自分にとって使いやすいのか
これを言葉にして伝える。
すると、AIがまた直してくれる。
つまり、AI活用では最初の完成度を競うより、改善の会話を続けられることのほうが大事なのかもしれません。
最初から完璧な命令文を書けなくてもいい。
最初から100点の設計を考えられなくてもいい。
まず作ってみる。
使ってみる。
気づいたことを言う。
また直す。
この繰り返しで十分前に進めます。
この体験から見えてきたこと
AIは検索の代わりでは終わらない
AIというと、
・質問に答えてもらう
・要約してもらう
・文章を整えてもらう
という使い方が有名です。
でも今回の体験は、その一歩先でした。
答えをもらうのではなく、仕組みそのものを作ってもらう。
ここが大きな違いです。
「考えてから動く」より「作ってから考える」がしやすくなる
今までは、アイデアがあっても着手コストが高すぎました。
・ちゃんと考えてから
・設計してから
・勉強してから
・失敗しないようにしてから
と考えているうちに、面倒になって止まりがちでした。
でもAIがあると、まずカンタンにすばやく試作できます。
すると、
・本当に必要な機能は何か
・どこが足りないか
・どこを変えたいか
が、使ってみることで見えてきます。
考え込むより、まずたたき台を作る。
この進め方が、これから強くなると思います。
応用しやすい活用例
学習アプリ
・勉強時間を記録する
・科目ごとの学習時間を積み上げる
・今日の反省や気づきをメモする
・テスト前に見返せるようにする
読書記録アプリ
・読んだ本のタイトルを記録する
・何ページ読んだか残す
・印象に残った一文をメモする
・後から感想を振り返る
ほかにも広がる例
・筋トレ記録
・家計のふり返りメモ
・ウォーキング記録
・ブログやSNSのネタ帳
こんな人ほど試してみる価値がある
・趣味に活かしたい人
・勉強を習慣化したい人
・既存アプリに少しモヤモヤしている人
・「こんなのあったら便利」がよく浮かぶ人
やること
□ 自分が「地味に面倒」と感じていることを3つ書き出す
□ その中で、記録・集計・メモで解決できそうなものを1つ選ぶ
□ AIに「こういうアプリを作ってください」と頼んでみる
□ 最初から完璧を求めず、使って気づいた点を1つ追加で伝えてみる
まとめ
Claudeで「ピアノ練習の時間計測アプリ」を作ってみて感じたのは、AIはもう、ただ答えを返すだけの存在ではないということです。
欲しい機能を言葉で伝えると、まずはたたき台を作ってくれる。
しかも、それで終わりではなく、「ここを直したい」「これも足したい」と話しながら、少しずつ磨いていける。
ここがとても面白いところでした。
今回も、最初から完璧ではありませんでした。
アラーム音が欲しいと感じましたし、まだ改善の余地があります。
でも、だからこそ価値があります。
最初から完璧でなくていい。
まず形にして、そこから育てる。
この考え方が持てるだけでも、AIとの付き合い方はかなり変わると思います。
AIは、完成品を受け取るための箱ではなく、アイデアを一緒に育てる相棒になり始めている。
今回の体験で、そう強く感じました。