- 投稿日:2026/04/17
- 更新日:2026/04/17
スマホだけでClaude Codeを操作する方法の続きです。単体でも読めます。
病院の待合室、電波が悪くて圏外ギリギリ💦
YouTube動画はオフライン再生必須。
電波1本あればマシ…。
スマホを開いて、Claudeに話しかけていました。
何日も続くラリー。
出発前も、お昼時間も、待合室でも、
ずっとつづく会話。
状況も、書きかけの記事も、わたしの好みも、ぜんぶ覚えてくれているクロコ。
ついに自分自身のことを"クロコ"と言い出した。
スマホだけ持って外出OK。
外ではパソコンも安定した電波もいらない。
いちから説明する手間もなくなる。
わたしの日常を分析し、
どうやったら記事を読んだ人が再現できるかを目標に、この記事を書きました。
ChatGPTから乗り換えて、一番苦労したのは「いつもの雰囲気」

・くせ毛で
・前髪が短すぎるとクルンと跳ねて目に入る、
・くくれるくらいの長さで切って欲しい——
行きつけの美容師さんなら、子どもが椅子に座るだけで、「バッサリで大丈夫です」と言っても、ほどよい長さに切ってくれる。
でも、行く間隔があきすぎたり、新しい美容師さんだと、一からくせ毛の説明をしないといけない。
ChatGPTからClaude(クロード)に移行したとき、最初の会話が「いつものやつ」じゃなくて、
モチベーションが下がりました。
でも今では、CLI(ターミナル)をスマホで遠隔操作して、何日も続く会話ができるようになっています。
雑談から困りごとに気づいて、クロコにリサーチを頼む。
サブエージェントたちにディスカッションしてもらう。
そうやって、タイマーアプリや防災シミュレーションゲームを作って、Webで公開できるようになりました。
コードが読めないわたしがよく使う、7つの仕組みの話
7つの仕組みで、「いつものやつ」が通じるようになりました。

公式のものが5つと、わたしが毎日使いながら育てたレシピが2つ。
この記事を書くために、クロコにまとめてもらいました。
こんなに使っているのねー、という感じです。
全部を一気にやろうとしなくて大丈夫です。
こまったらクロコに聞いて、この記事の内容をコピペしてみてください。
ヒントになれば嬉しいです。
🌱 毎日の仕組み(4つ)
ChatGPTで自然とできていた「いつもの雰囲気」を、Claudeでも再現するための仕組み。この4つが毎日の基盤です。

①CLAUDE.md──自己紹介カルテを置いておく(公式機能)
CLAUDE(クロード)はAIの名前そのまま。
CLAUDE.mdは、Claude Codeに読ませる自己紹介カードです。

美容師さんのカルテ、ありますよね。
初回に「くせ毛で、肩より上で」と書いておけば、次回からは何も言わなくていい。
CLAUDE.mdは、そのカルテです。
Claude Codeを起動すると、毎回自動で読み込まれます。何日後でも、別の会話でも。
わたしのカルテには、こんなことが書いてあります。
▼▼▼ここから▼▼
わたしについて
・子育て中で、コードが読めない
・子ども向けWebアプリを作っている
・難しい言葉は使わないでほしい
・作業が終わったら次のステップを教えて
▲▲ここまで▲▲
(最初に書いたCLAUDE.mdの全文はこちら)
日本語でOK。コードは一行も要りません。
これを書いてから、「えっとわたしは……」の説明が消えました。
Claude Codeを開いて、こう言ってください。
▼▼▼ここから▼▼
~/.claude/CLAUDE.md に自己紹介カルテを作りたい。
上の例を参考にして、わたし用に作って。
▲▲ここまで▲▲
クロコが「どんなことを書きますか?」と聞いてくれます。
※初回は、こちらの記事でひな形をコピペ。
チャットで自分用にアレンジ✨

↓
わたしのCLAUDE.mdは、今では92行まで育っています。
書き足していったのは、ChatGPTで自然と作れてた「いつもの雰囲気」を、Claudeでも再現するための工夫。
雰囲気の、明文化——
日々クロコとともに、自分の好みを発見していっています。
②session.md──今日どこまでやったかのメモ(運用レシピ)
session(セッション)は「作業のひとかたまり」という意味。
session.mdは、今日の作業メモを置くファイルです。
CLAUDE.mdが「変わらない自己紹介」なら、session.mdは「今日のチェックポイント」。
作業の途中や終わりに「session.mdを更新して」と頼むと、クロコが自動で書き換えてくれます。
▼▼▼ここから▼▼
▶次のアクション
ここに「次にやること」を1行で書く今日完了したこと
・やったこと1(完了)積み残し
・まだやっていないこと
▲▲ここまで▲▲
※session.mdは公式機能ではなく、わたしが決めたファイル名の運用パターンです。公式のメモリ機能はCLAUDE.mdとMEMORY.md(Auto Memory)の2系統なので、ファイル名は自由に決められます。
翌日「続き」と打つと、クロコが「次のアクション」欄を読んで即再開してくれる。
「昨日どこまでやったっけ?」が、ゼロ秒でなくなりました。
Claude Codeでこう言ってください。
▼▼▼ここから▼▼
session.mdを作りたい。上の形で、今の作業状況にあわせて作って。
▲▲ここまで▲▲
※session.mdは、わたしも気づいたら400行を超えていました💦
長いとAIが中間を見落としやすくなると知って、
完了ログや参考メモは ④memory/ に逃がすようにしました。
覚えて欲しい記憶の量や内容の分類を試行錯誤しています。
③claude -c──前回の続きを一言で再開(公式コマンド)
「-c」は「continue(続ける)」の短縮形。
「クロード、続きを」の合図です。

スマホから遠隔操作で作業していると、切れることがあります。
そのとき入力欄に:
claude -c
前回の会話の続きから、そのまま再開できます。

⚠️スペル注意
claude -c(claude と -c の間に半角スペース)
claude-c とハイフンでつなげても動かないので気をつけて💦
1PassWordにテキストを登録すると便利です。
④memory/──育つ記憶ファイル(公式Auto Memory+自分ルール)
memory(メモリー)は「記憶」の意味。
memory/ は、種類別の記憶を置くフォルダです。
CLAUDE.mdに何でも書いていると大きくなりすぎる。なので種類別のファイルに分けています。
つまり自己紹介が長すぎると、途中で言った好きな色とかを相手に覚えてもらえないイメージ。
場所:~/.claude/projects/(プロジェクト名)/memory/
ファイルを束ねたインデックスが MEMORY.md。
「どこに何が書いてあるか」の目次です。
・user_profile.md ── わたし自身のプロフィール・傾向
・feedback_*.md ── 「この返し方はやめて」の学習記録
・project_*.md ── 進行中の作業の背景や経緯
・reference_*.md ── よく参照する場所のURL・メモ
わたしのmemory/フォルダの中身。
こんな感じで、種類別のファイルが並んでます。
※ファイルの4カテゴリ分類(user/feedback/project/reference)は、クロコが運用しやすくするために決めた命名ルールです。公式はMEMORY.mdに任意のトピックファイルを並べる方式で、ファイル名は自由。自分の好きな分類で大丈夫。
Claude Codeでこう言ってください。
▼▼▼ここから▼▼
memoryフォルダを作りたい。user_profile.md, feedback.md, project.md, reference.md と、目次になるMEMORY.mdを作って。
▲▲ここまで▲▲
※memory/を育てると、クロコが自分好みの応答になっていきます。
ふとしたときに、クロコが家族のことを踏まえて話しかけてきたり、こちらが何も言わなくても"しれっとした変化"で懐柔されています。
Dispatchでもスマホからできるのでは?(2026.4.17時点)
わたしがディスパッチを使わないので、エージェント達と「(わたしがやっているTailscale方式と)何がちがうのか?」について、ディスカッションした結果をシェアします。
2026年2月、iPhoneのClaudeアプリにRemote Controlが来ました。
2026年3月17日、Dispatchも大きく拡張されました。
どちらもローカルのMacを遠隔で動かす仕組みなので、わたしのCLAUDE.mdもsession.mdもそのまま引き継がれます。
「Dispatchはステートレスだから育てられない」——
一時期そう言われていた時期があったみたいだけど、今は違います。
今のDispatchはローカルのClaude Desktopでセッションを作るので、自分が育てた記憶もちゃんと引き継がれます。
……となると、「Tailscaleと何が違うの?」って話になりますよね💦
(公式docsで確認:Claude keeps running locally the entire time, so nothing moves to the cloud)
参照:
・Claude Code Remote Control公式docs:https://code.claude.com/docs/en/remote-control
・Desktop Dispatch公式docs:https://code.claude.com/docs/en/desktop
※Tailscale方式との違い(1本目で紹介した方法)
まず、3つの言葉だけ説明させてください。
・IP(アイピー)── ネットの住所みたいなもの
・Tailscale(テイルスケール)── 家のMacにスマホから安全に繋ぐ仕組み(1本目で紹介)
・Anthropic(アンソロピック)── クロードを作ってる会社
(図解1:仕組みの違い)
Dispatch/Remote Control は iPhone から直接Anthropicのサーバーに繋がります。
1本目で紹介したTailscale方式は、iPhone → 家のMac → Anthropic の順に中継するので、発信IPが常に家のMacに固定されます。
(図解2:IPアドレスの見え方)
楽天Wi-Fi・公衆Wi-Fi・海外旅行でIPが変わりやすい人は、Tailscale方式のほうが安心かもしれません。
(どちらが良い悪いではなく、使う環境で選ぶ話です)
※注意:
Tailscale方式が効くのは、CLI(黒い画面)を経由するときだけ。
スマホのアプリやSafariで直接Claudeを使うときは、普通にそのIPで繋がります。
切れても戻ってこれる仕組み(3つ)
スマホから遠隔操作していると、どうしても断線や切れ目があります。
そんなときに役立つのが、この3つ。

⑤hooks──毎朝の儀式を自動化(公式機能)
hooks(フックス)は「引っかけて動かす仕掛け」。
決まったタイミングで、自動で動く設定のことです。
「続き」と打たなくても会話が続く理由がhooks✨
プロンプトを送るたびに、session.mdの中身が自動で添えられて届くようになっています。
設定場所:~/.claude/settings.json
やってみたい人はClaude Codeでこう言ってください。
▼▼▼ここから▼▼
hooksを設定したい。会話を始めるたびにsession.mdを自動で読み込むようにして。設定する前に、hooksが発火する条件と、意図しない挙動が起きたときの戻し方も教えて。
▲▲ここまで▲▲
わたしはUserPromptSubmitフックで「会話を始めるたびに自動でsession.mdを読み込む」設定をしています。
hooksを入れる前は、切れるたびに「続き」って打ってました。入れてからは、何も打たなくても session.md を踏まえた返事が返ってくるようになりました。
フックスがなくてもセッションは動きますが、自動にしてストレスフリーにするのが目的です。
※わたしは今、4つのフックを動かしています。
【会話が始まるとき】
・session.md を自動読み込み(上で紹介したやつ)
【返答が終わったとき】
・Mac通知で「返答しました」を鳴らす
・session.md を自動更新(手で頼まなくてもOK)
・自動でバックアップ(Macの人はiCloudに)
⑥/compact──会話が重くなったら(公式コマンド)
compact(コンパクト)は「小さくまとめる」の意味。
会話が長くなったら、要点だけに圧縮してくれる機能です。

Claude Codeは、会話の容量が95%を超えるとauto-compact(自動圧縮)が動きます。
だからわたしは、自分で /compact を打つことはほぼありません。
気づいたら勝手に圧縮・要約されていました。

もし自分で圧縮したいときは、会話の中で
/compact
と入れます。
⑦AIチーム体制──クロコとその仲間たち(運用レシピ)
わたしの場合、メインのエージェント達は次の4人(2026/04/17時点)。
※これもCLAUDE.mdの中に自分で書く「運用レシピ」です。公式が用意した機能ではないのですが、自分の使用スタイルに合わせて設計しました。
CLAUDE.mdの中に「誰に頼むか」を書いています。
・エミリー ── 迷ったとき・感情の整理・「今日やること」を決める
・カイ ── 戦略・収益・方向性・商品設計
・ソウ ── X投稿・YouTube説明文・SNS発信
・リー(エクスプローラー) ── リサーチ・競合調査・事実確認
わたしが「誰に頼む」を決めなくても、クロコ(管理職役)が状況を判断して自動で振ってくれます。
※はじめの頃、クロコは4人の仲間を使ってくれませんでした。
なので、こんな呼びかけをするようにしています。
「サブエージェント達と、〇〇について話して」「並列リサーチしてみて」「サブエージェントとディスカッションして、リーにリサーチさせて話の種を提供し、クロコがジャッジして」
何度か繰り返すと、自動的に4人が動いてくれるようになりました。
やってみたい人はClaude Codeでこう言ってください。
▼▼▼ここから▼▼
CLAUDE.mdにAIチーム体制を追加したい。4人分、担当を分けて書いて。
▲▲ここまで▲▲
まとめ
毎日、スマホ遠隔操作しているなかで
「なんとかならない?」と不便なことを一つずつつぶしていきました。
CLAUDE.mdを書くことからはじめました。
①CLAUDE.md(公式機能)── かなり重要!
②session.md(運用レシピ)── メモ帳
③claude -c(公式コマンド)── ブチっときれても安心
④memory/(公式+自分ルール)── クロコを自分好みに✨
⑤hooks(公式機能)── session.mdを自動で毎回読み込むスイッチ
⑥/compact(公式コマンド)── ようするにこういうこと?と会話を圧縮
⑦AIチーム体制(運用レシピ)── CLAUDE.mdで相棒を量産💪
育児も家事も、
全ての景色が変わります。
作成したデータは全部、自分のMacの中のテキストファイル。
お薬手帳みたいに薬局(AIのモデル)が変わっても
わたしだけのクロコが復活することができます。
💡この記事の活用法
この記事をまるごとコピーしてClaude Codeに貼り、最後にひとこと添えてください。
▼▼▼ここから▼▼
これの通りにセットアップしたい。わたしは______を作りたい(例:ブログ記事の下書き/子どもの学習記録/家計簿の自動化)。①から順番に進めて。各ステップ完了ごとに次のステップを提示して、わたしが『OK』と言うまで次に進まないで。
▲▲ここまで▲▲
空欄に自分のやりたいことを入れて送る。迷うなら「あとで決める」でもOK。
記事の中にファイルの形も、置く場所も、全部書いてあるので、クロコがそのまま読んで動いてくれます。
できてなくても大丈夫。
ここまで読んでくれたあなたのAIは、きっと、しれっと変わっていきます。
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