- 投稿日:2024/05/01
- 更新日:2025/09/29

前提
私は予期しなかった帝王切開:緊急帝王切開で第一子を出産しました。
✅帝王切開での出産
✅地方
✅総合病院
✅入院期間は8泊9日
✅差額ベッド代なども含めた出産・入院に係る全費用
がこの記事の前提となります。
首都圏だったり、美味しいごはんが出るようなクリニックで出産される方はもっと多めの支払いになることは想定していただきたいと思いますが、利用できる制度は同様です。
なにか参考にしていただける点があれば幸いです。
緊急帝王切開での手出し金額は「ゼロ」円だった
早速結論をお伝えします。
緊急帝王切開で私が自己負担することになった金額は0円でした。
なぜ手出し金額がゼロで済んだのかというと、
✅高額療養費制度
✅出産育児一時金
という制度があるためです。
■高額療養費制度
・医療費が高額になった場合、ひと月あたりの医療費負担上限を超える分は負担しなくていいよ〜という制度です。
正常分娩で出産した場合は、基本的に公的医療保険制度が適用されず全額自己負担になりますが、帝王切開は手術なので保険適用となります。
請求額のすべてがこの制度の対象になるわけではないですが、公的医療保険適用となる医療費については上限が適用され、保険診療の自己負担額は約90,000円になりました。
■出産育児一時金
・出産費用一部負担しますね〜という制度です。
当時は42万円支給されました。(現在は50万円に増額されています)
健康保険や国民健康保険に加入している人、もしくはそれらに加入している人の配偶者や扶養家族であれば(ほぼみんなですね)出産についてこの補助を受けられます。
産院での請求額を一旦自分で立て替えて、あとからこの42万円を受け取る事もできますが、私は「直接支払制度」を利用したため、請求額自体がすでに42万円引かれた金額になっていました。
ちなみに、出産にかかった費用が42万円に満たなかった場合は、42万円との差額を後日振り込んでもらえるので損することはありません!
ご安心ください。(※私は数万円戻ってきたと思います)
■2つの制度の恩恵
さて、これらの2つの制度は私の出産費用請求額に対してどのように力を発揮したのでしょうか。
請求額 = 保険適用の医療費 + 保険適用外の医療費 + 差額ベッド代や食費等
ここに、高額療養費制度の限度額が適用されて下のようになりました。
請求額 = 9万円(高額療養費制度の上限)+保険適用外の医療+差額ベッド代や食費等 = 約40万円
この約40万円が本来の請求額になりますが、出産育児一時金があるため、
【出産育児一時金】42万円 >【請求額】約40万円
となり、手出しゼロという結果になりました。
※ちなみに2人目は計画帝王切開で出産しましたが、同じく手出しゼロでした。
帝王切開に備えて民間の医療保険は必要?
「ズバリ、不要でしょう🤓!」
シティの皆さんなら、記事を読む前からこの答えが出ていたのではないかと思います😆
私のように手出しゼロにならないとしても、普通の出産に備えた貯蓄があれば、帝王切開に備えての民間医療保険加入は不要と考えます。
また、切迫早産、切迫流産などでの入院も同様です。
今回紹介した制度がある限り、人生が破綻するような自己負担金額になる事はありません。
貯蓄で備えればOKです👍
付加給付や勤め先の出産祝い金などがある場合もありますので、併せて調べておくといいでしょう☺
お子さんが生まれたあとは、必要に応じて掛け捨ての生命保険に入りましょう♪
おまけ
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出産した年は10万円以上の医療費がかかってくると思うので、確定申告で医療費控除の申請をしましょう!
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病院都合での個室に入ってくださいね、は、差額ベッド代を支払わなくていいですよー👍