- 投稿日:2024/11/21
- 更新日:2025/10/01

初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
今回はアダム・グラントほか 著「ORIGINALS 誰もが『人と違うこと』ができる時代」2016年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。
おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
著者:アダム・グラント出典:Wikipedia
ペンシルベニア大学ウォートン校教授。組織心理学者。1981年生まれ。同大学史上最年少の終身教授。『フォーチュン』誌の「世界でもっとも優秀な40歳以下の教授40人」、世界でもっとも重要なビジネス思想家50人(「THINKERS50」)のうち一人に選ばれるなど、受賞歴多数。
著者:シェリル・サンドバーグ出典:Wikipedia 2013年4月、ロンドンにて
アメリカのIT業界の経営者、活動家、作家。
フェイスブック(メタ) 元最高執行責任者“COO”
COO(シーオーオー)とは、Chief Operating Officerの略。
22年に、メタと社名を変えていた同社のCOOを退任。
本書において、オリジナリティを発揮する際、特別な才能もリスクを冒すことも必要ないとしている。🤔
成功者は、ある部分で大きなリスクを冒しつつ、他の部分では慎重になることでリスクを分散している。
傑作を生み出す秘訣は、多くのバリエーションを試して、正しいものに突き当たる確率を高めることと説いています。
要は、「大怪我しない程度に色々やりなさい。」
副業に活かす!3つの鍵
①急がずに「先延ばし」しろ
創造的なアイデアは時間をかけることでより高められる。
アイデアに煮詰まったら、意図的に時間を置くことで思いがけない発見が生まれることがある。
本書では、頭の片隅に課題を置いてゲームをすることで、意外な可能性まで考えが及び、おもしろいアイデアが生まれた事例を挙げている。
外山滋比古著 思考の整理学における。
「見つめる鍋は煮えない」といったところか。
外国に、”見つめる鍋は煮えない”ということわざがある。早く煮えないか、早く煮えないか、とたえずナベのフタをとっていては、いつまでたっても煮えない。あまり注意しすぎては、かえって、結果がよろしくない。しばらくは放っておく時間が必要だということを教えたものである。
『思考の整理学』(外山滋比古/ちくま文庫)38ページ
⇒ 急がば回れ、創造力を育む第一歩。
先発企業と後発企業で、失敗率の違いを比較した研究がある。
失敗率は先発企業が47%、後発企業は8%。
生き残った場合の市場占有率は、先発企業が平均10%、後発企業が平均28%。
先発企業は後発企業よりも失敗率が6倍高く、生き残ってもシェアは3分の1に留まる。
起業で必要なのは、いちばん乗りになることではない。
市場の準備が整うのを待つこととしている。
参考:外部サイトなので注意。
②不安に向き合い、リスクは分散せよ
起業家は自信満々に見えるが、実は多くの場合、そう見えるだけ。
内心は不安と疑問でビビりまくっている。としている。
不安は2種類としている。
「本当に私なんかに起業ができるんだろうか」という自分への不安。
「こんなアイデアで起業できるんだろうか」というアイデアへの不安。
大切なのは、アイデアの不安に向き合うこと。
アイデアが不安なら、アイデアを突き詰めればいい。と話している。
参考:つまらないアイデアと酷評された!だが、熱意が成功を呼ぶ:Airbnb誕生の物語
「Airbnb Story 大胆なアイデアを生み、困難を乗り越え、超人気サービスをつくる方法」
リー・ギャラガー著 2017年発行
グラントによると、ここで役立つのが「ブ・ジャ・デ」。
補足
「ブ・ジャ・デ」はアダム・グラントの造語
初めて見たのに以前も見たかのように錯覚する「デ・ジャ・ブ」と真逆の状態としている。
「ブ・ジャ・デ」は既存のものに疑問を持ち、より良い選択肢を探すこと。
参考:レッドブルの成功に学ぶ、マーケティング戦略
「エナジードリンク」は「喉の渇きを癒やす」ではなく、「力をさずける」というイメージを売ることにした。
・『レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか 爆発的な成長を遂げた驚異の逆張り戦略』
ヴォルフガング・ヒュアヴェーガー 著 2013年発行
エナジードリンクは明らかに他の飲み物と比較して高価。でも買われる。
「ブ・ジャ・デ」、見慣れた「当たり前」をまったく新しい視点で見直してみる。
起業家は常にリスクを取るわけではなく、戦略的にリスクを避けている。
アイデアの実現には不安を受け入れ、慎重な対策を講じることが鍵となる。
1994〜2008年に起業した5000人以上の米国人を追跡調査した。
本業をもちながら起業した人は、起業に専念した人よりも起業の失敗確率が33%低かった。
リスクを避けて本業を続けつつ、「先延ばしして」アイデアの疑問を追い続ける人のほうが、存続する可能性が高い。
⇒ 不安はバネとなり得る。副業はリスク分散のお手本。
③アイデアは「量」で勝負する
数多くの作品を生み出すことで傑作にたどり着ける。
ピカソのような偉人たちも試行錯誤を重ねて成功に至った。
アイデアを生む最良の方法は、質ではなく量を追求すること。
なんと、モーツァルトは600曲、ベートベンは650曲、バッハは1000曲以上作曲した。
ピカソは絵画1800点、彫刻1200点、陶芸2800点、デッサン1万2000点を制作し、シェイクスピアは20年間で37の戯曲と154の短編詩を書いた。
これらの膨大な作品の中で、傑作はごく一部である。🤔
なぜそうなるのか?🤔
それは天才でも自分で作品を正しく評価できないとしている。
自分で「これは傑作」と自信があっても、世間が「駄作」と評価することは多い。
制作する本人は自作品の長所ばかりが目につき、欠点を過小評価してしまう。
これを確証バイアスという。
ちなみに、文章にも同じことが言える。
・『読みたいことを、書けばいい。』
③だれに書くのか
田中泰延 著 2019年発行
経験として、適当に書いた方が読まれる記事も多い。
やはり、"読者に求められている記事"が読まれる。
それが全てだ。
「とにかく思いついたことを書かないと、思考は深まらない」
確証バイアスから逃れる方法が多作である。
⇒ アイデアは数を重ねて輝く。
いいアイデアを生む唯一の方法は大量生産。これに尽きる。
まとめ
⇒ 創造の道は試行錯誤と時間がもたらすもの。
オリジナリティの最大の障害は、アイデアの「創出」ではなく、「選定」である。
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆