- 投稿日:2024/12/20
- 更新日:2025/10/01

初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
今回は、鈴木裕介著『我慢して生きるほど人生は長くない』(2021年発行)をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
著者:鈴木裕介
内科医・心療内科医 2008年高知大学卒。内科医として高知県内の病院に勤務後、一般社団法人高知医療再生機構にて医療広報や若手医療職のメンタルヘルス支援などに従事。
本書は仕事、職場での我慢、リラックスできない環境、疲れる人間関係に対して、自分らしいルールで生きていく方法を、心療内科医が伝授する内容。🍀
心療内科医:心理的・精神的要因によって起こる身体的疾患や症状の治療にあたる医師のこと。
この本では、みなさんに、「他人の価値観やルール」「他人の感情」「他人に奪われる時間」を手放し、「自分の価値観やルール」「自分の感情」「自分の時間」を発見し取り戻すための方法をお伝えしたいと思います。 それはつまり、他人によって必要以上に我慢をさせられることなく、真に自分らしく生きていくための方法であるともいえます。
鈴木裕介著『我慢して生きるほど人生は長くない』
自己啓発書の元祖:『自助論』において…。「天は自ら助くる者を助く」とある。
つまり「自分を助けるのは自分」🍀
165年も前からこの考え方はあった。
が…不思議なことに社会がより豊かになると、人は「生きる意味」を見失う。
真偽はともかく、成功している人間を簡単に見つけられてしまう。
普通に生活をしているように見えていても、心の奥に深刻な生きづらさを抱え込みやすいのだ。
仮に、行きたかった大学、行きたかった会社に行けても、今度は振り落とされないように必死でしがみついている。
努力の結果、目標を達成したものの、「安心」は一瞬で終わる。
その後も必死に現状を維持しようと奮闘している。
先の見えない苦しさに、人は苛まれる。
自分を肯定できずに苦しんでいる人にはぜひ読んでもらいたい。
この時代に幸せになることの難しさに立ち向かおう。
この記事で言いたいことはただ一つ。
「自分を助けるのは自分」それを忘れるな。
でも、気楽に読もう。
生きづらさは「我慢」と「罪悪感」から生まれる。
「我慢」と「罪悪感」の正体
「我慢は美徳」本当に?
まず、社会で刷り込まれた価値観を見直すことが大切である。
自分自身をどんどん「つらい環境」に押し込んではいけないとしている。
実際、老若男女を問わず、「今やっている仕事は、自分にとって全然つらくないのに、お金をもらうのが申し訳ない」といった言葉を口にする人は少なくありません。
彼らはたいてい、自分自身をどんどん「つらい環境」に押し込めようとしますし、少しでも時間があくと、すかさず仕事ややるべきことを入れようとします。
最初は大変だった仕事に少しずつ慣れ、余裕が生まれると、そこに新たに大変なこと、苦しいことを入れてしまいます。
鈴木裕介著『我慢して生きるほど人生は長くない』
⇒ 他人の都合で作られたルールを無条件に信じない。
⇒ 余裕が出来たからと、なんでも詰め込むな。
個人的に、これは「エッセンシャル思考」である。
参考になる思考:エッセンシャル思考「エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする」
グレッグ・マキューン 著
この世はノイズが多すぎる。時間も24時間しかない。迷うのなら、絶対やるな。それぐらいの気持ちだ!
「お金は、『苦労』や『我慢』の代償として支払われるものである」という思考は捨てよう!
⇒ 私たちは別に、"お金"と"我慢"をトレードしているわけではない。
「罪悪感」は自分勝手?
本書では、「罪悪感とは、実は自己中心的な感情である」とする。🤔
罪悪感という感情には「関係を修復する役割がある」といわれていますが、その感情にとらわれすぎていると、相手の関係がうまくいかなくなる傾向にあります。
つまり、きわめて厄介な感情なのです。
鈴木裕介著『我慢して生きるほど人生は長くない』
見方を変えれば、罪悪感はエゴイズム(利己主義)であるとしている。
「断ること」より、その関係性を穏便に済ませたい結果から生まれる。
もちろん、横暴な振る舞いは別次元の話。
「我慢」と「罪悪感」が生む悪影響
「我慢」と「罪悪感」は心身の不調や自己肯定感の低下につながることが多い。
そして厄介なことに「理不尽な状況を変える、逃げ出す」というのが、健康的な解決方法になる。
しかし、実行には大きなエネルギーを必要とする。
怒りや悲しみ、つらさなどの感情を自分で抑えようとしたり、人に伝えずに我慢したりしているうちに、自分の欲求や気持ちがだんだんつかめなくなっていくのです。
でも、これらはただ、心に蓋をしているだけにすぎません。
なかったことにされた「本来の感情」は、蓋の下でたまり続け、徐々に圧力を増していき、いつか必ず爆発します。
鈴木裕介著『我慢して生きるほど人生は長くない』
我慢が進み続けると自分では解決できなくなり、悪循環に陥る。
体に出るサインの例
・突然涙が出る
・疲れやすくなる
・食欲不振や過食・拒食
・眠れない
・じんましん
・胃痛、下痢、肩こり
・うつ状態
⇒ 無理を続けると、最終的には大きな代償を払う。
自分の価値観を取り戻せ!
本書では自分の感情に正直になるための手法を紹介している。
■我慢する選択をする前に
❶我慢することで、自分に得られるもの(メリット)があるかどうか。
❷そのメリットを自分が欲しいと思っているかどうか。
❸そのメリットが、自分の支払うコスト
(お金、時間、エネルギー、ストレスなど)に見合っているかどうか。
■価値観を決めるために
①我慢しなければならない期間が決まっているかどうか。
②支払うコストに見合うメリットがない
③期間が決まっていない、長すぎる。
④不公平なトレードはしない。(②,③に該当すること)
不公平なトレードや一方的なルールを押しつけてくる人間関係にNOを言うと同時に、あなたにぜひ心がけてほしいことがあります。
それは、「職場や社会で『良い』とされているものを目指しすぎない」「人生何事も、ほどほどにポンコツでいい」ということです。
鈴木裕介著『我慢して生きるほど人生は長くない』
まとめ
⇒ 「我慢の代償は大きい」と気づくことが第一歩。
⇒ 「罪悪感は自分勝手。関係改善に役に立ちにくい感情である」ということを知るべし。
⇒ あなたが自己嫌悪に陥る必要なんて何一つない。
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆