- 投稿日:2025/01/02
- 更新日:2025/10/01
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初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
今回は読書猿著『独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法』2020年発行をつまみ食いします。
まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
著者:読書猿
ブログ「読書猿 Classic: between/beyond readers」主宰。
「読書猿」を名乗っているが、幼い頃から読書が大の苦手で、本を読んでも集中が切れるまでに20分かからず、1冊を読み終えるのに5年くらいかかっていた。
独学者とは、学ぶ機会も条件も与えられないうちに、自ら学びの中に飛び込む人である
読書猿著『独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法』
788ページの超分厚い本。
本は現物派だけれど、電子書籍の方が持ち運びしやすい。
その重量感から鈍器本なんて呼ばれたりする。(公式の名称)
持ち歩きたいなら電子書籍を。
自分一人で読み通せないと感じるならオーディオブックを。
繰り返し引くように使いたいなら紙の本を。
本書はギリシャ時代の古典から最新の論文まで、先人たちが残したあらゆる独学に使える「知」をまとめた百科事典。
その分厚さから、公式から副読本が出ている。
副読本はAmazon Kindle Unlimitedで読めるぞ。
質問:800ページもある本を読めそうにありません。
この本は事典です。
必要なときに必要な部分を開いて役立たせるのが本来の使い方です。
全部を読む必要はないです。
そのために、この本でも必要な部分を探しやすいように、いろんな工夫や仕掛けを用意しています。
辞典や事典を買うのに「私には読破できそうもない」とあきらめる人はいません。
いたとしても、それは辞典の使い方を知らない人だと思います。
『独学大全』公式副読本 ――「鈍器本」の使い方がこの1冊で全部わかる
この著者の別の本
読書猿 著「アイデア大全 創造力とブレイクスルーを生み出す42のツール」
こちらはアイデアに関する百科事典。
アイデアを出すのにもアイデアがいるのだ。
別の著者の「独学」本
齋藤孝著『頭のいい人の独学術』
こちらは独学の習慣化や効率化のコツを書いている。
複数の本を読むと「古典」に対する考え方の違いがわかったりする。
・齋藤孝著『頭のいい人の独学術』では、
「時代を超えて読み継がれる本(古典)には、人間の本質が詰まっている。」
つまり、古典や名作の目的は「視野を広げ、情報の取捨選択能力を磨こう」
・読書猿の場合は、それでは足りないとしている。
「古典とは、歴史を経て多くの注釈書が書かれてきた書物のこと」であり、古典が書かれた分野を学ぶのであれば、「その古典だけを読む」のではない。
「その後に生まれた多くの研究(そして修正や間違い)も含めて、知る必要がある」と語る。
つまり、経緯も重視する。
(これを一冊の本という「木」を見ずに「森」を見ることと表現。)
「あなたのために書かれた一冊は存在しない」
あなたの問題に答える書物は、いたるところに断片として散らばってる。
それらを探し出し、結びつける仕事はあなた(独学)がやる必要がある。
そこに「古典」の意味や目的があるとしている。
「なぜ学ぶのか?」と問われたら、「自由になるため」と答えよう。
『独学大全』公式副読本 ――「鈍器本」の使い方がこの1冊で全部わかる
つまり、「独学」に対して…。
齋藤孝著『頭のいい人の独学術』は初心者向けの考え方。
読書猿著『独学大全』は上級者向けの考え方をしている。
✅ 「書物は待ってくれる」
✅ 独学に使える「知」をまとめた百科事典
✅ 読書、独学は刑罰じゃないし、テストでもない。
読書は刑罰じゃないしテストでもない。
好きなものを好きなだけ読み散らかせばいい。
最後のページから読もうと、その中のたった一行のためだけに読もうと、その結果は、他ならぬ読み手自身が担うんだからな。
つまり独学と同じだ。
何をどんな風に学ぶか独学者が自分で決めるように、どんな書物であれ、読み手は自分のニーズと制約に応じて、その時々に様々な読み方で読む。
というか、そうするしかない。
『独学大全』公式副読本 ――「鈍器本」の使い方がこの1冊で全部わかる
勉強が苦手なのは、義務感ややらされている感があるから。
あなたが好きなものを調べるのも「独学」と言える。
「学ぶ」ことを嫌いな人は、意外と少ないのだ。
そんな、55個ある独学のテクニックの中から、簡単で始めやすい2つをご紹介。
重い腰を上げる独学テクニックその1
❶目標達成の壁を乗り越える「1/100プランニング」
漠然とした夢を数値目標に変えることで、現実味を持たせることが可能になる。
◆手順
①「実現したいこと」を数値目標に変換する
・量を考えることができるものなら仮の数値を決めてみる。
・「実現したいこと」が抽象的なものなら特定の書物と結びつける。
例えば、読みたい本があれば、そのページ数を目標とする。
他にも総ボリュームがわかる教材であればそれでもOK。
②実現したい数値目標の1/100を小目標として立て、今すぐ実行する。
「過去問1000題を解く」が目標だとしたら、今から10題を解く。
1週間を5日間+予備日1日+休養日1日とすると、
1000題÷10(題/日)÷5(日/週)=20週=5カ月間。
このペースで続けたとして、目標達成には最低限5カ月が必要となることがわかる。
③これでも大変なら目の前の一つだけやる。
⇒ 具体的な計画が立てられる。
小さく始めてみる
大きな目標を1/100に分割し、まずはその小さな単位に取り組む手法。
これにより、ハードルが下がり着手が容易になる。
例えば「物理学ができるようになる」という野望は、そのままだとどんな行動にも結びつかない。 何をどれだけ実行すればいいか、皆目見当がつかないからだ。
(中略)
重要なのは1/100や100倍という倍率ではない。 これまで可能か不可能のいずれかでしかなかった夢は、こうすることで計画可能な特定の重さを持った存在となる。
読書猿著『独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法』
もし1/100がまだ大きいと感じたら、さらに1/1000に分割する。
重要なのは、無理なく実行できるサイズにすることです。
⇒ 一歩を踏み出す勇気が湧く。
⇒ 継続が可能になる。
重い腰を上げる独学テクニックその2
❷重い腰を蹴っ飛ばす「2ミニッツ・スターター」
タイマーを2分間に設定し、その時間だけ作業を開始する。
この短さが心理的な抵抗を減らせる。
◆手順
① タイマーを2分にセット
② タイマーをスタートさせ、すかさず作業を開始する
③ タイマーが鳴ったと同時に途中でも作業をストップする
⇒ 最初の一歩が驚くほど簡単。
途中で判断する
ストップしたら、次のいずれかを2秒で決めて行う。
・そのまま制限時間なしで同じ作業を続けるか
・それともまた2分間で違う作業にとりかかるか
・それとも作業をやめて休憩に入るか
このシンプルな仕組みが、自然な流れで作業を進める力を生む。
⇒ 作業が進みやすくなる。
未開始よりも未完了
一旦始めると、放り出すのは難しい いずれにせよ対処法は、課題をやることに決めたら、ちょっとだけでもやる/すぐやることだ。 少しだけでも手につけることで、我々が感じ取れるものは少なくない。 正確な所要時間の見積もりも、(着手するまで気付かなかった)その課題をやる意味さえも見えてくる。 無理めに見えた課題も、取り付いてみれば、どのように分割すればいいかもわかる。
読書猿著『独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法』
未完成で中断した作業をやりたくなってしまう効果を、発見者にちなんでオヴシアンキーナー効果(Ovsiankina effect)と呼ぶ。
⇒ 一度触ったものは触りやすくなる。
まとめ
✅ 独学に使える「知」をまとめた百科事典
✅ 読書は刑罰じゃないしテストでもない。
✅ 「書物は待ってくれる」
⇒ 小さな行動が、大きな成果を生むと教えてくれる。
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆